Decisioning API または Edge Decisioning API のいずれかを使用してオファーを配信できます。また、Batch Decisioning API を使用すると、特定のセグメント内のすべてのプロファイルに対して、1 回の呼び出しでオファーを配信できます。セグメント内の各プロファイルに対するオファーコンテンツは、Adobe Experience Platform データセットに配置され、カスタムバッチワークフローで使用できます。
このページでは、Decisioning API と Edge Decisioning API で利用できる特定の機能について説明します。どちらでも顧客にオファーを配信することができますが、インバウンドのユースケースにはできるだけ Edge Decisioning API を使用し、プラットフォームでの待ち時間とスループットを改善することをお勧めします。
1 秒あたりのリクエスト数 | 待ち時間 | |
---|---|---|
Decisioning API | 2,000 | <500 ms |
Edge Decisioning API | 5,000 | <250 ms |
API の使用方法について詳しくは、次の節を参照してください。
エクスペリエンスイベントと決定リクエストについての一意のリクエスト
Edge Decisioning API を使用すると、エクスペリエンスイベント自体と決定リクエストを、2 つの異なるリクエストではなく、まとめて 1 つのリクエストで送信できます。
例えば、顧客が web サイトを訪問した場合、リクエストにはエクスペリエンスイベント(顧客のページへの訪問)が含まれ、訪問したページに入力するためのオファーが返されます。
Adobe Experience Platform へのコンテキストデータの格納
コンテキストデータは、オファーを返す際にしか分からないデータを指します。例えば、購入した商品の色、購入時の天気などです。
Edge Decisioning API リクエストでコンテキストデータを渡す場合、データは Adobe Experience Platform プロファイルに保存され、後で再利用できるようになります。
コンテキストデータを保存するには、専用の XDM スキーマを設定する必要があります。
以下に示す機能は、Decisioning API でのみ使用できます。要件を満たすためにこれらのいずれかを利用する必要がある場合は、Decisioning API を使用します。それ以外の場合は、Edge Decisioning API を使用することをお勧めします。