Analytics ID の操作の順序

訪問者 ID サービスをデプロイすると、以下の 5 つの方法で、Analytics で訪問者を識別できます。

ほとんどのシナリオでは 1 回の呼び出しに 2 ~ 3 種類の ID が存在しますが、Analytics では、最も優先度の高い ID が正式な Experience Cloud ID として使用されます。例えば、vid クエリパラメーターに格納されるカスタム訪問者 ID を設定している場合は、この ID が、同じヒットで存在する他の ID よりも優先して使用されます。Analytics ID と Experience Cloud ID の設定を参照してください。

使用順序 クエリパラメーター(収集方法) 以下の場合に表示される

1

vid(s.visitorID)

s.visitorID が設定されている

2

aid(s_vi Cookie)

Experience Cloud ID サービスをデプロイする前に、訪問者に既存の s_vi Cookie がある場合、または猶予期間を設定している場合。

3

Experience Cloud ID(MID)

訪問者のブラウザーがファーストパーティ Cookie を受け入れる場合。これは、AMCV Cookie で設定されます。

4

fid(H.25.3 以降の代替の Cookie、または JavaScript 版 AppMeasurement)

ブラウザーがサードパーティ Cookie を受け入れず、Analytics トラッキングサーバーがサードパーティトラッキングサーバーとして設定されている場合

注意:fid は、従来の識別子で、サイトに ID サービスを実装している場合、使用されません。この場合、ファーストパーティである AMCV cookie がもう使用していないので、 fid は必要ありません。fid は、レガシーコードをサポートするために、および歴史的な理由により、保持されています。

5

IP アドレス、ユーザーエージェント、ゲートウェイ IP アドレス

訪問者のブラウザーが Cookie を受け入れない場合。

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