Destination SDKで構築されたストリーミング宛先のレート制限および再試行ポリシー

概要

パートナーが構築した宛先は、様々なエラーを返し、異なるレート制限ポリシーを持つ場合があります。 このページでは、Experience Platformがストリーミング先から返された様々なタイプのエラーを処理する方法について説明します。

宛先を設定する際に、Destination SDKを使用して 2 つの集計タイプから選択できます。 ベストエフォート集計 および 設定可能な集計. 選択した集計の種類に応じて、次に示すように、Experience Platformがエラーとレートの制限を処理する方法を示します。

ベストエフォート集計

宛先に対する HTTP 呼び出しが失敗した場合、Experience Platformは、最初の呼び出しの直後に、もう一度呼び出しをおこなおうとします。 2 回目の試行でも呼び出しが失敗する場合、Experience Platformは呼び出しを破棄し、3 回目の再試行はおこないません。

構成可能な集計

設定可能な集計を使用して設定された宛先プラットフォームの場合、Experience Platformは、プラットフォームから返されるエラータイプを区別します。

  • Experience Platformがプラットフォームへのデータの送信を再試行するエラー:
    • HTTP 応答コード 420 および 429
    • 500 を超える HTTP 応答コード
  • Experience Platform 次の値と等しくない データをプラットフォームに送信し直します。プラットフォームから返されるその他すべてのもの

再試行方法の説明

設定可能な集計のExperience Platformアプローチを以下に示します。 この例では、Experience Platformが 1 分あたり 50,000 件を超えるリクエストを受信した場合、429 エラーコードを返し始める宛先プラットフォームにデータを送信すると仮定します。

  • 分 1:Experience Platformは、40,000 個のバッチをプロファイルと共に集計して、宛先プラットフォームに送信します。 Experience Platformが 40,000 個の HTTP リクエストをおこない、すべてが成功しました。
  • 分 2:Experience Platformは、70,000 個のバッチをプロファイルと共に集計して、宛先プラットフォームに送信します。 Experience Platformが 70,000 個の HTTP リクエストを実行し、50,000 個が成功しました。 残りの 20k は、エンドポイントからレート制限エラーを受け取り、30 分後に再試行されます。
  • 分 3:Experience Platformは、30,000 個のバッチをプロファイルと共に集計して、宛先プラットフォームに送信します。 Experience Platformが 30,000 個の HTTP リクエストを実行し、すべてが成功しました。
  • 分 32:Experience Platformは、2 分目に失敗した 20,000 個のバッチの送信を再試行します。 すべての呼び出しが成功しました。

次の手順

これで、Experience Platformが宛先プラットフォームでエラーとレート制限を処理する方法がわかりました。これは、ストリーミング宛先の設定時に選択した集計ポリシーに応じて異なります。 次に、次のドキュメントを確認できます。

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