アドビでは、事業部門のユーザーやクリエイティブプロフェッショナルの生産性を向上させるために、ソリューション間をつなぐコネクテッドワークフローを提供しています。Adobe Experience Manager デスクトップアプリケーションは、リポジトリーとアドビ製およびサードパーティ製のデスクトップアプリケーションとを接続することで、リソースへのすばやいアクセスとワークフローの効率化を実現します。これにより、作業にかかる時間や工数が減るので、デスクトップワークフローで Adobe Experience Manager のアセットを使用するユーザーの作業効率が向上します。
デスクトップアプリケーションを使用すると、Experience Manager Assets 内のアセットにローカルデスクトップから手軽にアクセスし、任意のデスクトップアプリケーションで利用できるようになります。任意のデスクトップアプリケーションでアセットを開いて編集できます。ローカル編集は、変更内容をアップロードする場合にのみ、アセットの新しいバージョンとして Experience Manager で公開されます。これにより、デスクトップ上で作業中のアセットの編集を効率的に処理できます。アプリケーションでは、アセットおよびネストしたフォルダーの Experience Manager へのアップロードをサポートしているので、リポジトリーへの新しいコンテンツの追加を簡単におこなえます。
このような統合により、組織内の様々な役割のユーザーがアセットを Experience Manager Assets で一元管理できます。マーケティング担当者やビジネスユーザーは、ブランディングやライセンスなどの様々な標準に確実に準拠できます。また、Adobe Photoshop、Illustrator、InDesign でアセットを操作するための専用の Adobe Asset Link ツールを利用できるクリエイティブユーザーは、Creative Cloud アプリケーションなどのネイティブアプリケーションのデスクトップ上でアセットにアクセスすることもできます。
デスクトップアプリケーションは Adobe Experience Manager 6.1 リリースで導入され、以前は Adobe Experience Manager Assets Companion App と呼ばれていました。アプリケーションのバージョン 1.x について詳しくは、左側のサイドバーの目次を参照してください。アドビでは、最新バージョンへのアップグレードをお勧めします。
デスクトップアプリケーションのドキュメントには、次の役割と使用例に対応する情報が含まれています。
必要な情報 | ヘルプの目次 |
---|---|
最新バージョンの新機能と機能強化の概要 | デスクトップアプリケーションの新機能 |
前提条件と技術仕様。ダウンロードリンク | リリースノート |
デスクトップアプリケーションの既存ユーザーの場合は、アップグレードと移行をスムーズに進める方法 | 以前のバージョンからのアップグレード |
導入方法。デフォルトの環境設定を調整する方法 | デスクトップアプリケーションのインストールと設定 |
アセットの参照、検出、編集、アップロード、競合の解決、一括操作などをおこなう方法 | Experience Manager デスクトップアプリケーションの使用 |
問題が発生した場合のトラブルシューティングに役立つ情報 | Experience Manager デスクトップアプリケーションのトラブルシューティング |
以前のバージョンに対する数々の改善を提供するために、デスクトップアプリケーション v2.0 が新規に作成されました。この新しいバージョンは、より使いやすく、新しいアプリケーション UI を備えた専用のデスクトップエクスペリエンスを提供します。Experience Manager インターフェイスを使用しなくても、検索や参照による検出、開く、編集、変更内容のアップロード、新規アセットのアップロードなど、アセットに対する操作をおこなうことができます。このバージョンでは、Experience Manager インターフェイスからファイルを開くこともできます。
この新しいデスクトップアプリケーションでは、以前と同じ使用例に対応しながら、ユーザーエクスペリエンスを大幅に改善しました。主要な改善点を以下に示します。
新しいデスクトップアプリケーションの主な使用例と機能強化は、次の図に示すカスタマージャーニーに対応しています。
デスクトップアプリケーションを使用すると、上記のすべての使用例をデスクトップアプリケーション内から直接実行できます。必要に応じて、Web インターフェイスでアセットの検出をおこなった後、デスクトップアプリケーションに制御を渡し、アセットを開いて編集することもできます。