デジタルエクスペリエンス向けにコンテンツを作成するには、多くの場合、公開前にディスカッションとフィードバックが必要です。このフィードバックプロセスを支援するために、AEM ではコンテンツに注釈を追加できます。
注釈では、単純なスケッチやメモ(付箋のようなものです)がページに配置されます。注釈を使用すると、他の作成者やレビュー担当者に対してコメントや質問を残すことができます。
ページでフィードバックを提供するために、コメントも使用できます。
注釈の作成と表示には、特別なモードが使用されます。
必要に応じて、注釈が追加、更新、削除されたときに通知を送信するワークフローを開発することもできます。
注釈は編集モードでは表示されませんが、ツールバーの右上にあるバッジに、現在のページに存在する注釈の数が示されます。このバッジは、デフォルトの注釈アイコンに代わるものですが、注釈モードと切り替えるクイックリンクとしても動作します。
注釈は、注釈モードでのみ表示されます。
注釈モードは、ページの編集中にツールバー(右上)のアイコンを使用して開始できます。
既存の注釈を表示できるようになりました。
注釈をクリックまたはタップして注釈ダイアログを開き、詳細を表示します。
注釈モードを終了し、使用していたモードに戻るには、上部のツールバーの右側にある「x」ボタンをタップまたはクリックします。
注釈モードでは、注釈の表示に加えて、コンテンツに対する注釈の作成、編集、移動、削除をおこなうことができます
ページで注釈モードを開始します。
注釈の追加を開始するには、注釈を追加アイコン(ツールバーの左側にあるプラス記号)をクリックまたはタップします。
注釈を追加するために必要なコンポーネント(注釈を追加できるコンポーネントは青いボーダーで強調表示されます)をクリックまたはタップして、ダイアログを開きます。
このダイアログで適切なフィールドやアイコンを使用し、次の操作を実行できます。
注釈テキストを入力します。
スケッチ(線と図形)を作成して、コンポーネントの特定の領域を強調表示します。
スケッチの作成中は、カーソルが十字型に変わります。複数の異なる線を描くことができます。スケッチ線は注釈と同じ色で、矢印、円、楕円のいずれかにすることができます。
色を選択または変更します。
ダイアログの外側をクリックまたはタップして、注釈ダイアログを閉じることができます。注釈の一部の表示とスケッチが一緒に表示されます。
特定の注釈の編集が完了した後は、次の操作を実行できます。
別のユーザーによってロックされているページには、注釈を追加できません。
個々のコンポーネントの種類の定義によって、そのコンポーネントのインスタンスに注釈を追加できるかどうかが決まります。
注釈と関連するスケッチは削除できます。
ページで注釈モードを開始します。
テキストマーカーをクリックまたはタップして注釈を開きます。
削除アイコンをクリックまたはタップします。
注釈と関連するスケッチがすべて削除されます。
コンポーネントを削除すると、そのリソースに添付されていた注釈およびスケッチが、ページ全体での位置に関係なく、すべて削除されます。
関連付けられたスケッチを含む注釈全体ではなく、特定のスケッチのみを削除できます。
ページで注釈モードを開始します。
スケッチをクリックまたはタップします。スケッチが紺色のボックスでハイライトされます。
キーボードの Delete キーを押します。
スケッチは削除されますが、注釈は残ります。
コンポーネント以外にも、様々なリソースに注釈を付けることができます。