AEM as a Cloud Service の SDK は、次のアーティファクトで構成されます。
さらに、これまでに AEM 6.5 以前のバージョンでデプロイした場合は、以下のアーティファクトを使用することになります。ローカルコンパイルがクイックスタート JAR で機能せず、AEM as a Cloud Service から削除されたインターフェイスがその原因であると疑われる場合は、カスタマーサポートに連絡して、アクセスが必要かどうかを判断してください。これには、バックエンドの変更が必要になります。
AEM as a Cloud Service SDK は、カスタムコードのビルドとデプロイに使用されます。詳しくは、AEM プロジェクトアーキタイプに関するドキュメントを参照してください。実行する手順の概要は次のとおりです。
クラウド環境へのデプロイ時と同じ手順が Cloud Manager により実行されます。ビルドをローカルで実行すると、ローカルの開発とテストが可能になるので、ソース管理にコミットして時間のかかる Cloud Manager によるデプロイメントがトリガーされる前に、開発者はコードや構造上の問題を効率的に検出できます。
<dependency>
<groupId>com.adobe.aem</groupId>
<artifactId>aem-sdk-api</artifactId>
<version>2019.11.3006.20191108T223635Z-191201</version>
<scope>provided</scope>
</dependency>
SDK のバージョンエントリは、AEM as a Cloud Service のバージョンと一致する必要があります。AEM にログインし、画面の右上隅にある疑問符アイコンに移動して、「Adobe Experience Manager について」を選択すると、使用しているバージョンを確認できます。
新しい SDK でローカルプロジェクトを更新するとよいのはいつでしょうか。
少なくとも毎月のメンテナンスリリースの後に更新することをお勧めします。
毎日のメンテナンスリリースの後に更新するオプションもあります。実稼動インスタンスが新しい AEM バージョンに正常にアップグレードされると、お客様にその通知が届きます。毎日のメンテナンスリリースについては、新しい SDK に仮に変更があったとしても大幅な変更があるとは思われません。それでも、ローカルの AEM 開発環境を最新の SDK で時々更新し、カスタムアプリケーションを再ビルドしてテストすることをお勧めします。通常、毎月のメンテナンスリリースには、より影響の大きい変更が含まれるので、開発者は直ちに更新、再ビルド、テストを行う必要があります。
ローカル環境を更新するお勧めの手順を以下に示します。
crx-quickstart
フォルダーを安全に保管するために別のフォルダーに移動します。-r
を使用して実行モードを渡します)。
新しい AEM クイックスタートバージョンごとにインストールが必要なコンテンツがある場合は、それをコンテンツパッケージに含めると共にプロジェクトのソース管理下に置きます。その後、毎回そのコンテンツをインストールします。
SDK を頻繁に(例えば、隔週など)更新し、完全なローカル状態を毎日破棄して、アプリケーション内のステートフルデータに誤って依存しないようにすることをお勧めします。
(AEM の Cloud Services または SMTP メールサービスの認証情報を設定するか、アプリケーションで CryptoSupport API を使用して)CryptoSupport に基づいている場合、暗号化されるプロパティは、AEM 環境の初回起動時に自動生成されるキーで暗号化されます。クラウド設定では環境固有の暗号鍵の自動的な再利用に対応できますが、ローカル開発環境に暗号鍵を組み込む必要があります。
デフォルトでは、AEM はデータフォルダー内に鍵データを保存するように設定されていますが、開発時に再利用しやすいように、「-Dcom.adobe.granite.crypto.file.disable=true
」を使用して AEM プロセスを初回起動時に初期化できます。これにより、「/etc/key
」に暗号化データが生成されます。
暗号化された値を含んだコンテンツパッケージを再利用できるようにするには、次の手順に従う必要があります。
-Dcom.adobe.granite.crypto.file.disable=true
」というパラメーターを必ず追加します。常に追加することをお勧めしますが、あくまでオプションです。/etc/key
」のフィルターを含んだパッケージを作成します。ここには、対象となるすべての環境で再利用される秘密鍵が格納されます。/crx/de
から参照して、すべてのインストールで再利用されるパッケージに追加します。