一般的な AEM 環境は、オーサーサービス、パブリッシュサービスおよびオプションのプレビューサービスで構成されます。
オーサーサービスでは、内部ユーザーがコンテンツの作成、管理、プレビューを行います。
パブリッシュサービスは「ライブ」環境と考えられ、通常はエンドユーザーがやり取りする相手になります。コンテンツは、オーサーサービスで編集および承認された後、パブリッシュサービスに配信されます。AEM ヘッドレスアプリケーションで最も一般的なデプロイメントパターンは、実稼動版のアプリケーションを AEM パブリッシュサービスに接続させることです。
プレビューサービスは、機能的にはパブリッシュサービスと同じです。ただし、内部ユーザーのみが使用できます。この結果、エンドユーザーに公開される前に承認者が次回のコンテンツ変更を確認するのに最適なシステムとなります。
ディスパッチャーは、AEM Dispatcher モジュールで拡張された静的 Web サーバーです。キャッシュ機能と別のセキュリティレイヤーを提供します。Dispatcherは、パブリッシュサービスとプレビューサービスの前面に配置されています。
AEM as a Cloud Service プログラム内に、複数の環境つまり、開発、ステージングおよび実稼動環境を持つことができます。環境ごとに固有のオーサーサービス、パブリッシュサービスおよびプレビューサービスが用意されることになります。環境の管理について詳しくは、こちらを参照してください。
AEM ヘッドレスアプリケーションで最も一般的なデプロイメントパターンは、実稼動版のアプリケーションを AEM パブリッシュサービスに接続させることです。
上の図は、この一般的なデプロイメントパターンを示しています。
ヘッドレスデプロイメントのもう 1 つのオプションは、AEM プレビューサービスを取り入れることです。このアプローチでは、コンテンツをまずプレビューサービスに公開し、ヘッドレスアプリケーションのプレビューバージョンがこのサービスに接続することがきます。このアプローチの利点は、プレビューサービスを、パブリッシュサービスと同じ認証要件および権限でセットアップできるので、実稼動時のエクスペリエンスのシミュレーションが容易になることです。