Experience Manager Forms データ統合では、フォームを Azure ストレージサービスと統合するための Azure ストレージ設定を提供します。フォームデータモデルを使用して、Azure サーバーと連携するアダプティブフォームを作成することにより、ビジネスワークフローを使用できるようになります。次に例を示します。
これらの手順を実行する前に、Azure ストレージアカウントと、Azure ストレージアカウントへのアクセスを許可するためのアクセスキーがあることを確認してください。
Azure ストレージ設定を作成したら、フォームデータモデルを作成できます。フォームデータモデルの作成時に、Azure 設定を含んだフォルダーを「データソース設定」フィールドで指定します。これにより、指定したフォルダーに存在する設定のリストから設定を選択できるようになります。
フォームデータモデルとデータモデルオブジェクトを作成したら、Azure サービスをフォームデータモデルに追加できます。
Azure サービスを追加するには:
編集モードで、左側のウィンドウの「サービス」セクションからサービスを選択し、「選択」をタップします。選択したサービスが、フォームデータモデルの「サービス」タブに表示されます。
「サービス」タブで、サービスを選択してプロパティを編集します。サービスに基づいて、サービスの入力または出力モデルオブジェクトを定義します。
「保存」をタップして、フォームデータモデルを保存します。
使用可能な Azure サービスを次の表に示します。
サービス名 | 説明 |
---|---|
Azure から BLOB を取得 | ID または名前を使用して、Azure ストレージに BLOB として保存されているデータを取得します |
Azure から BLOB とバイナリ URL を取得 | ID または名前を使用して、Azure ストレージに BLOB として保存されているデータとバイナリの URL を取得します |
Azure に BLOB を保存 | BLOB ID を使用して Azure ストレージにデータを保存します |
Azure 内の BLOB を更新 | BLOB ID を使用して Azure ストレージ内のデータを更新します |
Azure から BLOB ID のリストを取得 | 入力リクエストで定義された番号に基づいて、Azure から BLOB ID のリストを取得します |
Azure から BLOB の SAS URL を取得 | 入力リクエストの BLOB ID に基づいて、Azure から BLOB の SAS URL を取得します |
Azure から BLOB を削除 | BLOB ID を使用して Azure ストレージからデータを削除します |
データモデルオブジェクトプロパティを検索キーとして定義するには:
データモデルオブジェクトのプロパティを検索キーとして定義した後、ハッシュ値は Azure インデックスタグに格納され、Base64 でエンコードされた値は Azure メタデータに格納されます。
Azure では BLOB ごとに 10 個のタグしか許可されておらず、検索キーとしてマークされたプロパティ値はハッシュ後に Azure インデックスタグに格納されるため、Azure エンティティごとに許可される検索キーは 10 個のみです。