Azure ストレージの設定

最終更新日: 2023-11-18

データ統合

Experience Manager Forms データ統合では、フォームを Azure ストレージサービスと統合するための Azure ストレージ設定を提供します。フォームデータモデルを使用して、Azure サーバーと連携するアダプティブフォームを作成することにより、ビジネスワークフローを使用できるようになります。次に例を示します。

  • アダプティブフォームの送信時に、データを Azure に書き込む。
  • データを書き込む Azure フォームデータモデルで定義されたカスタムエンティティを使用し、逆に。
  • Azure サーバーに対してデータに関するクエリを実行し、アダプティブフォームに事前入力する。
  • Azure サーバーからデータを読み取る。

Azure ストレージ設定の作成

これらの手順を実行する前に、Azure ストレージアカウントと、Azure ストレージアカウントへのアクセスを許可するためのアクセスキーがあることを確認してください。

  1. ツールクラウドサービスAzure ストレージ​に移動します。
  2. 設定を作成するフォルダーを選択して、「作成」をタップします。
  3. タイトル」フィールドで設定のタイトルを指定します。
  4. Azure ストレージアカウント」フィールドで Azure ストレージアカウントの名前を指定します。
  5. Azure ストレージアカウントにアクセスするためのキーを「Azure アクセスキー」フィールドで指定し、「保存」をタップします。

フォームデータモデルの作成

Azure ストレージ設定を作成したら、フォームデータモデルを作成できます。フォームデータモデルの作成時に、Azure 設定を含んだフォルダーを「データソース設定」フィールドで指定します。これにより、指定したフォルダーに存在する設定のリストから設定を選択できるようになります。

フォームデータモデルへの Azure サービスの追加

フォームデータモデルとデータモデルオブジェクトを作成したら、Azure サービスをフォームデータモデルに追加できます。

Azure サービスを追加するには:

  1. 編集モードで、左側のウィンドウの「サービス」セクションからサービスを選択し、「選択」をタップします。選択したサービスが、フォームデータモデルの「サービス」タブに表示されます。

    選択したサービスの追加

  2. サービス」タブで、サービスを選択して​プロパティを編集​します。サービスに基づいて、サービスの入力または出力モデルオブジェクトを定義します。

  3. 保存」をタップして、フォームデータモデルを保存します。

    使用可能な Azure サービスを次の表に示します。

    サービス名 説明
    Azure から BLOB を取得 ID または名前を使用して、Azure ストレージに BLOB として保存されているデータを取得します
    Azure から BLOB とバイナリ URL を取得 ID または名前を使用して、Azure ストレージに BLOB として保存されているデータとバイナリの URL を取得します
    Azure に BLOB を保存 BLOB ID を使用して Azure ストレージにデータを保存します
    Azure 内の BLOB を更新 BLOB ID を使用して Azure ストレージ内のデータを更新します
    Azure から BLOB ID のリストを取得 入力リクエストで定義された番号に基づいて、Azure から BLOB ID のリストを取得します
    Azure から BLOB の SAS URL を取得 入力リクエストの BLOB ID に基づいて、Azure から BLOB の SAS URL を取得します
    Azure から BLOB を削除 BLOB ID を使用して Azure ストレージからデータを削除します

データモデルオブジェクトプロパティを検索キーとして定義

データモデルオブジェクトプロパティを検索キーとして定義するには:

  1. モデル」タブで、データモデルオブジェクトプロパティを選択して「プロパティを編集」をタップします。
  2. 検索キー」切り替えオプションをオン状態に切り替えます。このオプションは、プライマリデータ型にのみ使用できます。
  3. 完了」をタップしてから「保存」をタップして、フォームデータモデルを保存します。

データモデルオブジェクトのプロパティを検索キーとして定義した後、ハッシュ値は Azure インデックスタグに格納され、Base64 でエンコードされた値は Azure メタデータに格納されます。

メモ

Azure では BLOB ごとに 10 個のタグしか許可されておらず、検索キーとしてマークされたプロパティ値はハッシュ後に Azure インデックスタグに格納されるため、Azure エンティティごとに許可される検索キーは 10 個のみです。

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