アクティビティフォームでは、あらかじめ用意されたいくつかの送信アクションが使用でき、フォームデータを複数のエンドポイントに送信できます。
例えば、電子メールを送信アクションは、アクティビティフォームの送信に成功したときに、電子メールを送信します。これは、フォームデータと PDF を電子メールで送信するように設定することもできます。
この記事では、アダプティブフォームで電子メールアクションを有効にする手順や、さまざまな設定について詳しく説明します。
「電子メールで PDF を送信」オプションを使用すると、完了したフォームを PDF 添付ファイルとして電子メールで送信することもできます。このアクションで使用できる設定オプションは、電子メールを送信アクションで使用できるオプションと同じです。PDF のメール送信アクションは、XFA ベースのアダプティブフォームに対してのみ使用できます。
電子メールを送信アクションを使用すると、作成者は、アダプティブフォームの送信に成功したときに、1 人または複数の受信者に自動的に電子メールを送信できます。
電子メールアクションを使用するには、電子メールサービスの設定で説明されているように AEM メールサービスを設定する必要があります。
アダプティブフォームを編集モードで開きます。
「コンテンツ」タブで、フォームコンテナをタップし、をタップして、アダプティブフォームのプロパティを表示します。
「送信」セクションで、送信アクションドロップダウンリストから「電子メールを送信」を選択します。
宛先、CC および BCC フィールドに有効な電子メール ID を指定します。
件名および電子メールテンプレートフィールドに、それぞれ件名と電子メール本文を指定します。
フィールドに変数プレースホルダーを指定することもできます。この場合、フィールドの値は、フォームがエンドユーザーによって正しく送信されたときに処理されます。詳細については、「アダプティブフォームのフィールド名を使用した電子メールコンテンツの動的作成」を参照してください。
フォームに添付ファイルがあり、それを電子メールに添付する場合は、添付ファイルを含めるを選択してください。
「電子メールで PDF を送信」オプションを選択した場合は、「添付ファイルを含める」オプションを選択する必要があります。
「」をクリックして、変更を保存します。
アダプティブフォームのフィールド名はプレースホルダーと呼ばれ、ユーザーがフォームを送信した後にそのフィールドの値によって置き換えられます。
電子メールを送信アクションでは、アクションを実行する際に処理されるプレースホルダーを使用できます。これは、ユーザーがフォームを送信する際に、電子メールのヘッダー(宛先、CC、BCC、件名など)が生成されることを意味します。
プレースホルダーを定義するには、送信アクションとして「電子メールを送信」を選択してから、フィールドに ${<field name>}
を指定します。
例えば、フォームに email_addr
という名前の「電子メールアドレス」フィールドが含まれる場合、ユーザーの電子メール ID を取得するために、「宛先」、「CC」または「BCC」フィールドに以下を指定できます。
${email_addr}
ユーザーがフォームを送信すると、フォームの email_addr
フィールドに入力された電子メール ID に電子メールが送信されます。
フィールドの編集ダイアログにフィールドの名前があります。
また、変数プレースホルダーは、「件名」および「電子メールテンプレート」フィールドにも使用できます。
次に例を示します。
Hi ${first_name} ${last_name},
Your form has been received by our department. It usually takes ten business days to process the request.
Regards
Administrator
繰り返し可能なパネル内のフィールドは、変数プレースホルダーとして使用することはできません。