フォームと、関連するアセット、テーマ、データ辞書、ドキュメントフラグメントおよびレターを異なる AEM Forms インスタンス間で移動できます。そうした移動が必要になるのは、システムを移行する場合か、ステージサーバーから実稼働サーバーへ AEM Form を移動する場合です。AEM Forms UI を介したアップロードおよび読み込みがサポートされるアセットの場合、書き出しや読み込みに Forms UI を使用することをお勧めします。このようなアセットの書き出しや読み込みに AEM パッケージマネージャーを使用するのは、お勧めしません。
AEM Forms ユーザーインターフェイスを使用すると、アセットを AEM CRX パッケージまたはバイナリファイルとしてダウンロードして、AEM インスタンスからアセットを書き出すことができます。その後、ダウンロードした AEM CRX パッケージまたはバイナリファイルを別の AEM インスタンスに読み込むことができます。
AEM Forms ユーザーインターフェイスを介した書き出しと読み込みは、アダプティブフォームテンプレートおよびアダプティブフォームコンテンツポリシーを除くすべてのアセットでサポートされます。したがって、AEM Forms UI からのアダプティブフォームの書き出し時に、関連するアダプティブフォームテンプレートおよびコンテンツポリシーは、他の関連するアセットのように自動的に書き出されません。
これらのアセットタイプの場合、AEM パッケージマネージャーを使用して、ソースの AEM サーバー上で CRX パッケージを作成し、出力先のサーバーにパッケージをインストールする必要があります。パッケージの作成とインストールについて詳しくは、「パッケージの操作」を参照してください。
フォームとドキュメントアセットをダウンロードするには、以下の手順を実行します。
AEM Forms インスタンスにログインします。
Experience Manager アイコン/ナビゲーション
アイコン/フォーム/フォームとドキュメントをタップします。
フォームアセットを選択し、「ダウンロード」アイコンをタップします。
「アセットをダウンロード」で、以下のいずれかのオプションを選択し、「ダウンロード」をタップします。
「CRX パッケージとしてダウンロード」:このオプションを使用して、選択したすべてのアセットおよび関連する依存関係を AEM Forms インスタンスからダウンロードして、別のインスタンスに移動します。すべてのアセットおよびフォルダーを CRX パッケージとしてダウンロードします。AEM で作成されたフォーム(アダプティブフォーム、インタラクティブ通信、アダプティブフォームフラグメント)、フォームセット、フォームテンプレート、PDF ドキュメント、各種リソース(XSD、XFS、画像)など、すべてのフォームアセットを AEM Forms の UI からパッケージとしてダウンロードすることができます。アセットをパッケージとしてダウンロードすることのメリットは、ダウンロード用に選択されたアセットで使用されてきたアセットもダウンロードできることです。例えば、フォームテンプレート、XSD、1 枚の画像を使用するアダプティブフォームがあるとします。このアダプティブフオームを選択してパッケージとしてダウンロードする場合、ダウンロードされるパッケージにはフォームテンプレート、XSD、画像が含まれています。そのアセットに関連付けられているすべてのメタデータプロパティ(カスタムプロパティを含む)も同様にダウンロードされます。
「アセットをバイナリファイルとしてダウンロード」:このオプションを使用して、フォームテンプレート(XDP)、PDF forms(PDF)、ドキュメント(PDF)、リソース(画像、スキーマ、スタイルシート)のみをダウンロードします。これらのアセットは、外部アプリケーションで編集できます。バイナリ(XSD、XDP、画像、PDF など)を持つフォームアセットを .zip ファイルとしてダウンロードします。
「アセットをバイナリファイルとしてダウンロード」オプションを使用して、アダプティブフォーム、インタラクティブ通信、アダプティブフォームフラグメント、テーマ、フォームセットをダウンロードすることはできません。これらのアセットをダウンロードするには、「CRX パッケージとしてダウンロード」オプションを使用する必要があります。
選択したアセットはアーカイブ(.zip ファイル)としてダウンロードされます。
AEM パッケージとバイナリファイルはどちらもアーカイブ(.zip ファイル)としてダウンロードされます。アセットと一緒にアセット用のテンプレートがダウンロードされることはありません。アセット用のテンプレートは、個別に書き出す必要があります。
フォームとドキュメントアセットをアップロードするには、以下の手順を実行します。
AEM Forms インスタンスにログインします。
Experience Manager アイコン/ナビゲーション
アイコン/フォーム/フォームとドキュメントをタップします。
作成/ファイルのアップロードをタップします。フォームまたはパッケージのアップロードダイアログが表示されます。
ダイアログボックスで、読み込むパッケージまたはアーカイブを参照し、選択します。PDF ドキュメント、XSD、画像、スタイルシートおよび XDP フォームを選択することもできます。「開く」をタップします。選択するフォルダーまたはファイル名に特殊文字を含めないでください。
ダイアログボックスで、アップロードするアセットの詳細を確認し、「アップロード」をタップします。
既存のフォームアセットをアップロードすると、そのアセットが更新されます。
パッケージのアップロードによって既存のフォルダー階層が置換されることはありません。例えば、あるサーバーの /content/dam/formsanddocuments という URL 上に「Training」という名前のアダプティブフォームがあるとします。ユーザーがそのアダプティブフォームをダウンロードし、他のサーバーにアップロードします。このアップロード先のサーバーにも、同じ /content/dam/formsanddocuments に「Training」という名前のフォルダーがありました。アップロードは失敗します。
AEM Forms では、テーマを作成、ダウンロード、アップロードできます。テーマは、フォーム、ドキュメント、レターなどの他のアセットと同様に作成できます。テーマを作成、ダウンロードし、別のインスタンスにアップロードして再利用できます。テーマについて詳しくは、「AEM Forms のテーマ」を参照してください。
他のプロジェクトやインスタンスで使用する AEM Forms のテーマを書き出すことができます。AEM では、テーマを zip ファイルとしてダウンロードし、それをインスタンスにアップロードできます。
テーマをダウンロードするには、以下の手順を実行します。
プロジェクトにスタイル設定がプリセットされた作成済みのテーマを使用できます。他の人が作成したテーマのパッケージをプロジェクトにアップロードしてインポートできます。
テーマをアップロードするには、以下の手順を実行します。
Experience Manager で、フォーム/テーマに移動します。
テーマページで、作成/ファイルのアップロードをクリックします。
ファイルのアップロードプロンプトで、コンピューター上のテーマパッケージを参照して選択し、「アップロード」をクリックします。アップロードされたテーマは、テーマページで使用することができます。
AEM Forms インスタンスにログインします。
Experience Manager アイコン/ナビゲーション
アイコン/フォーム/テーマをタップします。
作成/ファイルのアップロードをクリックします。ファイルのアップロードプロンプトで、コンピューター上のテーマパッケージを参照して選択し、「アップロード」をクリックします。テーマがアップロードされます。
データ辞書、レター、ドキュメントフラグメントなどのアセットを 2 つの異なる Correspondence Management の実装間で共有するには、.cmp ファイルを作成して共有します。.cmp ファイルには、1 つ以上のデータ辞書、レター、ドキュメントフラグメント、フォームを含めることができます。
レター、ドキュメントフラグメントまたはデータ辞書のページの中で、単一のパッケージとして書き出すアセットをタップして選択し、次に「ダウンロードのキュー」をタップします。書き出し用のアセットが一覧表示されます。
必要に応じて上記の手順を繰り返し、レター、ドキュメントフラグメント、データ辞書を追加します。
「ダウンロード」をタップします。
Correspondence Management に「アセットをダウンロード」ダイアログが表示され、エクスポートリストにアセットが一覧表示されます。
書き出された依存関係を表示するには、「解決」をタップします。または、スキップして次の手順に進みます。依存関係は「解決」をタップしなくても書き出されます。
.cmp ファイルをダウンロードするには「OK」をタップします。
Correspondence Management によって .cmp ファイルがお使いのコンピューターにダウンロードされます。
.cmp ファイル には書き出されたアセットが含まれています。他のユーザーと .cmp ファイルを共有することができます。他のユーザーは、異なるサーバーに .cmp ファイルを読み込んで、新しいサーバーですべてのアセットを取得することができます。
このオプションを使用して、すべての Correspondence Management アセットおよび関連する依存関係を、AEM Forms インスタンスからパッケージとしてダウンロードします。
例えば、Correspondence Management に画像とテキストを使用しているレターが含まれている場合、ダウンロードしたパッケージにもレターに関連する画像とテキストが含まれます。そのアセットに関連付けられているすべてのメタデータプロパティ(カスタムプロパティを含む)も同様にダウンロードされます。パッケージ(.cmp)をダウンロードすると、パッケージを別の AEM Forms インスタンスに読み込むことができます。
すべての Correspondence Management アセットおよび関連する依存関係をパッケージとしてダウンロードするには、次の手順を実行します。
AEM Forms サーバーに Forms ユーザーとしてログインします。
グローバルナビゲーションバーで「Adobe Experience Manager」をタップします。
「」をタップし、「Forms」をタップします。
「Correspondence Management アセットをエクスポート」をタップします。
「すべての Correspondence Management アセットをエクスポート」ページが表示され、前回試行されたエクスポート処理の情報と、前回正常にエクスポートされたパッケージをダウンロードするためのリンクが表示されます。
「エクスポート」をタップし、確認メッセージが表示されたら「OK」をタップします。
バッチ処理が完了すると、前回の実行詳細とパッケージをダウンロードするためのリンクが更新されます。これには管理者ログインや、バッチの実行が成功したか失敗したかなどの情報が含まれます。アセットがパッケージに書き出されて、「書き出したパッケージをダウンロード」リンクが表示されます。
「すべてのアセットを書き出し」処理は、開始してからキャンセルすることはできません。また、すべてのアセットを書き出している間は、アセットを作成、削除、変更、発行したり、「すべてのアセットを発行」処理を開始したりしないでください。
「書き出したパッケージをダウンロード」リンクをタップして、パッケージファイルをダウンロードします。
パッケージ内のアセットを Correspondence Management の別のインスタンスに追加するには、パッケージを AEM Forms インスタンスにインポートします。
.cmp ファイルに書き出されたアセットを読み込むことができます。.cmp ファイルには、1 つ以上のレター、データ辞書、ドキュメントフラグメント、依存アセットが含まれています。
移行したい古い Correspondence Management アセットを読み込んでいる間、管理者アカウントを使用してログインします。古い Correspondence Management アセットの移行について詳しくは、AEM 6.1 Forms への Correspondence Management アセットの移行を参照してください。
データ辞書、レター、ドキュメントフラグメントのページ上で、作成/ファイルのアップロードをタップし、.cmp ファイルを選択します。
Correspondence Management にアセットの読み込みダイアログが表示され、読み込まれるアセットが一覧表示されます。「インポート」をタップします。
アセットが読み込まれると、次のアセットのプロパティが更新されます(その他のプロパティは変更されません)。
XDP を cmp ファイルの一部として、または別の方法でアップロードできるようにするには、ユーザーは forms-power-users グループに含まれている必要があります。アクセス権については、管理者に連絡してください。
AEM パッケージマネージャーを使用して、ワークフローアプリケーションを書き出すことができます。手順を以下に示します。
AEM Forms パッケージマネージャーを開きます。パッケージマネージャーの URL は、https://<server>:<port>/crx/packmgr です。
「パッケージを作成」をクリックします。新規パッケージダイアログボックスが表示されます。
パッケージの名前、バージョン、グループを指定します。「OK」をクリックします。
「編集」をクリックし、「フィルター」タブを開きます。「フィルターを追加」をクリックします。ワークフローアプリケーションのパスを指定します。例えば、/etc/fd/dashboard/startpoints/homemortgage などです。「ルールを追加」をクリックします。
「詳細」タブを開きます。ACL Handling フィールドで、「結合」または「上書き」を選択します。「保存」をクリックします。
「ビルド」をクリックし、パッケージを作成します。
パッケージが作成されたら、パッケージをダウンロードして別のサーバーに読み込むことができます。パッケージがアップロードされるサーバーにワークフローアプリケーションが表示されます。
ワークフローアプリケーションを正しく動作させるために、作業アプリケーションを使用して対応するアダプティブフォームとワークフローモデルも書き出します。
AEM Forms のユーザーインターフェイスは、フォルダーを利用してアセットを整理します。これらのフォルダーは、AEM Forms ユーザーインターフェイスで作成されたアセットの整理に使用されます。これらのフォルダーでは、名前の変更やサブフォルダーの作成、アセットおよびドキュメントの保存を行うことができます。フォルダー内でドキュメントおよびアセットを整理すると、ファイルをグループ化して容易に管理できます。フォルダーを選択し、ダウンロードするか削除するかを選択します。
フォルダーを作成するには、以下の手順を実行します。
https://<server>:<port>/aem/forms.html
で、AEM Forms ユーザーインターフェイスにログインします。
フォルダーを作成する場所に移動します。
作成/フォルダーをタップします。
以下の詳細を入力します。
デフォルトでは、名前フィールドの値がタイトルから自動入力されます。名前には、英数字、ハイフン(-)、下線(_)のみを含めることができます。タイトルにその他の特殊文字を入力すると、それらは自動的にハイフンに置換され、この新しい名前を確認するよう指示されます。提示された名前をそのまま使用するか、またはそれを編集できます。
定義したタイトルを持つ新しいフォルダーは、アセットリスト内の現在の場所に表示されます。
指定した名前を持つフォルダーが既に存在する場合は、送信はエラーになり失敗します。名前フィールドの横に表示されるエラー アイコンの上にマウスポインターを置くと、エラーメッセージを見ることができます。
新しく作成されたフォルダーをタップしてフォルダー内に移動し、フォルダー内でアセットまたはフォルダーを作成できます。さらに、フォルダーを選択し、ダウンロード、削除、名前の編集用にそのフォルダーをキューに入れることができます。
既存のアセットまたはレターを使用して、同じプロパティのアセットまたはレター、コンテンツ、継承されたアセットをすばやく作成できます。データ辞書、ドキュメントフラグメントおよびレターをコピー & ペーストできます。
次の手順を実行して、アセットまたはレターのコピーを作成します。
関連するアセットまたはレターのページで、1 つ以上のアセットまたはレターを選択します。UI に「コピー」アイコンが表示されます。
「コピー」をタップします。UI に「貼り付け」アイコンが表示されます。また、貼り付ける前にフォルダー内を移動 / ナビゲートすることもできます。複数のフォルダーに同じ名前のアセットを保管することができます。フォルダーについて詳しくは、フォルダーとアセットの整理を参照してください。
「貼り付け」をタップします。貼り付けダイアログが表示されます。アセットまたはレターの新しいコピーに自動的に名前とタイトルが生成されて割り当てられますが、これらのタイトルと名前は編集できます。
同じ場所にアセットまたはレターをコピーアンドペーストすると、アセットまたはレターの既存の名前の最後に「-CopyXX」が追加されます。コピーしたアセットまたはレターにタイトルが付いていない場合は、自動生成されたタイトルフィールドは空のままです。
必要に応じて、コピーを保存するアセットまたはレターのタイトルと名前を編集します。
「貼り付け」をタップします。コピーしたアセットの新しいコピーが作成されます。
AEM Forms の UI を使用して、コンテンツを検索することができます。上部バーで検索 [A] をタップすると、アセットやドキュメントなどのリソースをコンテンツから検索することができます。
アセットを検索する場合、AEM Forms にサイドパネルが表示されます。/フィルター [B] をタップして、サイドパネルを呼び出すこともできます。サイドパネルに表示される各種フィルターを使用して、検索範囲を絞り込むことができます。サイドパネルを使用して、検索を保存することもできます。
A. 検索 B. フィルター
サイドパネル - フィルター
サイドパネルで、次のフィルターを使用して検索範囲を絞り込むことができます。
サイドパネルを使用して、選択した名前を使用して検索設定を保存することもできます。
検索、フィルター、保存した検索、サイドパネルとそれらの使用について詳しくは、「検索」を参照してください。