どのページにも、ユーザーが表示および編集できる一連のプロパティがあります。ページ作成時に使用されるプロパティもあれば(作成ビュー)、後の段階で表示および編集できるプロパティもあります(編集ビュー)。これらのページプロパティは、適切なページコンポーネントのダイアログ(cq:dialog
)で定義し、使用できるようにします。
ページプロパティのビューは、クラシック UI ではカスタマイズできません。
各ページプロパティのデフォルト状態は次のとおりです。
作成ビューでは非表示(例:ページを作成ウィザード)
編集ビューでは表示(例:プロパティを表示)
変更が必要な場合は、フィールドを明確に設定する必要があります。それには適切なノードプロパティを使用します。
作成ビューで利用できるページプロパティ(例:ページを作成ウィザード):
cq:showOnCreate
Boolean
編集ビューで利用できるページプロパティ(例:表示/編集)プロパティオプション):
cq:hideOnEdit
Boolean
例として、基盤となるページコンポーネントの「基本」タブの「その他のタイトルと説明」の下にグループ化されたフィールドの設定を参照してください。cq:showOnCreate
が true
に設定されているので、これらのフィールドはページを作成ウィザードに表示されます。
/libs/foundation/components/page/cq:dialog/content/items/tabs/items/basic/items/column/items/moretitles
ページプロパティのカスタマイズ方法については、「ページプロパティの拡張チュートリアルl 」を参照してください。
ページコンポーネントのダイアログを設定し、適切なノードプロパティを適用することによって、表示するフィールドを設定することもできます。
例えば、デフォルトでは、ページを作成ウィザードには「その他のタイトルと説明」の下にグループ化されたフィールドが表示されます。これらのフィールドを非表示にするには、次のように設定します。
/apps
の下にページコンポーネントを作成します。
ページコンポーネントのbasic
セクションにオーバーライドを作成します(Sling リソースマネージャー が提供する ダイアログの差分 を使用)。例を以下に示します。
<your-page-component>/cq:dialog/content/items/tabs/items/basic
リファレンスとして、以下を参照してください。
/libs/wcm/foundation/components/basicpage/v1/basicpage/cq:dialog
ただし、/libs
パス内の設定は一切変更しないでください。
/libs
コンテンツは、インスタンスを次回アップグレードするとき(場合によってはホットフィックスまたは機能パックを適用したとき)に上書きされるからです。
設定およびその他の変更に推奨される方法は次のとおりです。
/libs
内に存在)を、/apps
の下で再作成します。/apps
内で変更作業をおこないます。basic
の path
プロパティに、基本タブのオーバーライドを指すように設定します(次の手順も参照してください)。次に例を示します。
/apps/demos/components/page/tabs/basic
対応するパスに「basic
- moretitles
」セクションのオーバーライドを作成します。例:
/apps/demos/components/page/tabs/basic/items/column/items/moretitles
適切なノードプロパティを適用します。
cq:showOnCreate
Boolean
false
ページを作成ウィザードに「その他のタイトルと説明」セクションが表示されなくなります。
ライブコピーと一緒に使用するページプロパティを設定する場合、詳しくは、ページプロパティに対する MSM ロックの設定を参照してください。
この例では、Sling Resource Merger のダイアログ差分比較の手法を示しており、sling:orderBefore
が使用されています。cq:showOnCreate
と cq:hideOnEdit
の両方を使用することも説明されています。
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