Adobe Dynamic Media Classic は、リッチメディアアセットを管理および拡張したり、web、モバイル、電子メール、インターネットに接続されたディスプレイやプリンターにリッチメディアアセットを公開および提供したりするためのホスト型ソリューションです。
Dynamic Media Classic で公開された Experience Manager アセットは、様々なビューアで表示できます。
デジタルアセットを Experience Manager から Dynamic Media Classic に直接公開したり、Dynamic Media Classic から Experience Manager に公開したりできます。
このドキュメントでは、デジタルアセットを Experience Manager から Dynamic Media Classic に公開する方法と、その逆の方法について説明します。また、ビューアについても詳しく説明します。Dynamic Media Classic 用の Experience Manager の設定について詳しくは、 Dynamic Media Classic と Experience Manager を統合を参照してください。
画像マップを追加も参照してください。
Experience Manager でのビデオコンポーネントの使用について詳しくは、ビデオを参照してください。
Dynamic Media Classic のアセットが適切に表示されない場合は、Dynamic Media が無効になっていることを確認してからページを更新してください。
デジタルアセットは、次の手順で Dynamic Media Classic に公開できます。
Experience Manager は Dynamic Media Classic に非同期で公開します。公開を選択した後、アセットが Dynamic Media Classic に公開されるまでに数秒かかります。
次の Dynamic Media Classic コンポーネントを Experience Manager で使用できます。
これらのコンポーネントはデフォルトでは使用できません。使用する前に デザイン モードで選択しておく必要があります。
デザインモードで使用できるようになったら、他の Experience Manager コンポーネントと同様に、コンポーネントをページに追加できます。同期済みフォルダー内、ページ上、または Dynamic Media Classic クラウド設定を使用している場合、まだ Dynamic Media Classic に公開されていないアセットは Dynamic Media Classic に公開されます。
カスタムビューアを作成および開発する場合や、コンテンツファインダーを使用する場合は、allowfullscreen
パラメーターを明示的に追加する必要があります。
2017年1月31日(PT)をもって、Adobe Dynamic Media Classic は Flash ビューアプラットフォームのサポートを終了しました。
ページに Dynamic Media Classic(Scene7)コンポーネントを追加する手順は、任意のページにコンポーネントを追加する手順と同様です。Dynamic Media Classic コンポーネントについて、以降の節で詳しく説明します。
ページに Dynamic Media Classic(Scene7)コンポーネントを追加するには:
Dynamic Media Classic(Scene7)コンポーネントを追加するページを Experience Manager で開きます。
使用できる Dynamic Media Classic コンポーネントがない場合は、デザインモードで、青い境界線の付いた任意のコンポーネントを選択し、親アイコン、 設定アイコンの順に選択します。「ParSys(デザイン)」で、Dynamic Media Classic コンポーネントをすべて選択して使用可能にし、「OK」を選択します。
「編集」を選択すると、編集モードに戻ります。
コンポーネントをサイドキックの Dynamic Media Classic グループから目的の場所のページにドラッグします。
「設定」アイコンを選択して、コンポーネントを開きます。
必要に応じてコンポーネントを編集し、「OK」を選択して変更内容を保存します。
コンテンツブラウザーから画像やビデオを、ページに追加した Dynamic Media Classic コンポーネントにドラッグします。
タッチ UI に限り、画像やビデオを、ページに配置した Dynamic Media Classic コンポーネントにドラッグ&ドロップする必要があります。Dynamic Media Classic コンポーネントを選択して編集した後にアセットを選択する操作はサポートされていません。
アセットのレスポンシブデザインとは、表示先に合わせてアセットが調整されることを意味します。レスポンシブデザインを使用すると、同じアセットを複数のデバイスで効果的に表示できます。
Web ページのレスポンシブデザインも参照してください。
レスポンシブサイトにインタラクティブな表示エクスペリエンスを追加するには:
Experience Manager にログインし、Adobe Dynamic Media Classic Cloud Services を設定済みであることと、Dynamic Media Classic コンポーネントが使用可能であることを確認します。
Dynamic Media Classic コンポーネントが使用可能になっていない場合は、デザインモードで有効にしてください。
Dynamic Media Classic コンポーネントが有効になっている web サイトで、画像コンポーネントをページにドラッグします。
コンポーネントを選択し、設定アイコンを選択します。
「Dynamic Media Classic の設定」タブで、ブレークポイントを調整します。
ビューアがレスポンシブにサイズ変更され、すべてのインタラクションがデスクトップ、タブレットおよびモバイル用に最適化されていることを確認します。
様々な設定オプションがありますが、次のオプションはすべての Dynamic Media Classic コンポーネントに共通です。
これらの設定オプションは、Dynamic Media Classic コンポーネントを開く(ダブルクリックする)ことで設定できます。例えば、ズームコンポーネントを開いた場合は、次のようになります。
HTML5 ズームコンポーネントでは、「+」ボタンをクリックすると画像のサイズが拡大されます。
アセットの下部にはズームツールが用意されています。拡大する場合は「+」を選択し、縮小する場合は「-」を選択します。「x」またはズームのリセット矢印をタップすると、画像が元の(読み込み時の)サイズに戻ります。斜めの矢印を選択すると、フルスクリーンモードになります。「編集」を選択すると、コンポーネントを設定できます。このコンポーネントを使用すると、Dynamic Media Classic のすべてのコンポーネントに共通の設定を指定できます。
HTML5 フライアウトコンポーネントでは、アセットが分割画面として表示されます。左側にはアセットが指定されたサイズで表示され、右側にはズーム部分が表示されます。「編集」を選択して、コンポーネントを設定します。このコンポーネントを使用すると、Dynamic Media Classic のすべてのコンポーネントに共通の設定を指定できます。
フライアウトコンポーネントでカスタムサイズを使用している場合は、そのカスタムサイズが使用され、コンポーネントのレスポンシブ設定は無効になります。
フライアウトコンポーネントでデフォルトサイズ(デザインビューで設定されたもの)を使用している場合は、そのデフォルトサイズが使用され、コンポーネントのレスポンシブ設定を有効にしていれば、ページレイアウトサイズに合わせてコンポーネントが拡大されます。コンポーネントのレスポンシブ設定には制限があります。レスポンシブ設定とフライアウトコンポーネントを使用する場合は、全ページ拡大で使用しないでください。そうしないと、フライアウトがページの右端からはみ出してしまう可能性があります。
Dynamic Media Classic の画像コンポーネントを使用すると、Dynamic Media Classic の修飾子、画像またはビューアのプリセット、シャープニングなどといった Dynamic Media Classic 機能を画像に追加できます。Dynamic Media Classic の画像コンポーネントは、Experience Manager の他の画像コンポーネントと似ていますが、Dynamic Media Classic 専用の機能も備えています。この例では、画像に Dynamic Media Classic の URL 修飾子である &op_invert=1
が適用されています。
タイトル、代替テキスト - 「詳細」タブでは画像にタイトルを追加し、グラフィックの表示をオフにしているユーザー向けに代替テキストを追加します。
URL、次のウィンドウで開く - アセットを設定してリンクを開くことができます。「URL」と「次のウィンドウで開く」で、同じウィンドウで開くか新しいウィンドウで開くかを指定します。
ビューアプリセット - ドロップダウンメニューから既存のビューアプリセットを選択します。探しているビューアプリセットが表示されない場合は、表示できるように設定する必要があります。詳しくは、ビューアプリセットの管理を参照してください。画像プリセットを使用している場合は、ビューアプリセットを選択できません。逆の場合も同様です。
Dynamic Media Classic Configuration - SPS からアクティブな画像プリセットを取得するために使用する Dynamic Media Classic 設定を選択します。
画像プリセット - ドロップダウンメニューから既存の画像プリセットを選択します。探している画像プリセットが表示されない場合は、表示できるように設定する必要があります。画像プリセットの管理を参照してください。画像プリセットを使用している場合は、ビューアプリセットを選択できません。逆の場合も同様です。
出力形式 - 画像の出力形式(例:jpeg)を選択します。選択する出力形式によっては、追加の設定オプションがあります。画像プリセットのベストプラクティスを参照してください。
シャープニング - 画像にシャープニングを適用する方法を選択します。シャープニングについて詳しくは、画像プリセットのベストプラクティスおよびシャープニングのベストプラクティスを参照してください。
URL 修飾子 — 追加の Dynamic Media Classic 画像コマンドを指定して、画像エフェクトを変更できます。これらのコマンドは画像プリセットおよびコマンドリファレンスで説明されています。
ブレークポイント - レスポンシブ web サイトでは、ブレークポイントの調整が必要な場合があります。ブレークポイントはコンマ(,)で区切る必要があります。
Dynamic Media Classic 画像テンプレート は、Dynamic Media Classic にインポートされたレイヤー化された Photoshop コンテンツで、可変性を考慮してコンテンツとプロパティがパラメーター化されています。画像テンプレートコンポーネントを使用すると、Experience Manager で画像をインポートしてテキストを動的に変更できます。また、ClientContext の値を使用するように画像テンプレートコンポーネントを設定できます。これにより、各ユーザーが個別に画像を活用できます。
コンポーネントを設定する場合は「編集」を選択します。すべての Dynamic Media Classic コンポーネントに共通の設定およびこの節で説明するその他の設定を指定できます。
ファイル参照、幅、高さ - すべての ScDynamic Media Classicene7 コンポーネントに共通の設定を参照してください。
Dynamic Media Classic の URL コマンドおよびパラメーターを「ファイル参照」の URL に直接追加することはできません。これらは、パラメーターパネルのコンポーネントの UI でのみ定義できます。
タイトル、代替テキスト - 「Dynamic Media Classic 画像テンプレート」タブでは、グラフィックの表示をオフにしているユーザー向けの画像と代替テキストにタイトルを追加します。
URL、次のウィンドウで開く - リンクを開くようにアセットを設定できます。「URL」と「次のウィンドウで開く」で、同じウィンドウで開くか新しいウィンドウで開くかを指定します。
パラメーターパネル - 画像をインポートすると、その画像の情報がパラメーターに設定されます。動的に変更できるコンテンツがない場合、このウィンドウは空になります。
テキストを動的に変更するには、フィールドに新しいテキストを入力して、「OK」をクリックします。この例では、「価格」が 50 ドルで、送料が 99 セントです。
画像内のテキストが変更されます。フィールドの横にある「リセット」をタップすると、テキストを元の値に戻すことができます。
フィールドをクライアントコンテキストの値にリンクするには、「選択」をクリックしてクライアントコンテキストのメニューを開き、クライアントコンテキストを選択して「OK」をクリックします。この例では、「名前」フィールドとプロファイル内の書式設定された名前とのリンクに基づいて名前が変わります。
現在ログインしているユーザーの名前がテキストに反映されます。フィールドの横にある「リセット」をクリックすると、テキストを元の値に戻すことができます。
Dynamic Media Classic 画像テンプレートコンポーネントを含むページ上で、編集を選択します。
「URL」フィールドに、ユーザーが画像をタップしたときに表示される URL を入力します。「次のウィンドウで開く」フィールドで、ターゲットを新しいウィンドウと同じウィンドウのどちらで開くかを選択します。
「OK」を選択します。
Dynamic Media Classic ビデオコンポーネント(サイドキックの「Dynamic Media Classic」セクションから使用可能)では、デバイスと帯域幅の検出を使用して、適切なビデオをそれぞれの画面に提供します。このコンポーネントは HTML5 ビデオプレーヤー(チャネルを超えて使用可能な単一のビューア)です。
このコンポーネントはアダプティブビデオセット(単一の MP4 ビデオまたは単一の F4V ビデオ)で使用できます。
ビデオが Dynamic Media Classic 統合でどのように機能するかに関する詳細は、ビデオを参照してください。また、 Dynamic Media Classicビデオコンポーネントと基盤ビデオコンポーネントの比較も参照してください。
Adobe DAM および WCM が、プライマリソースビデオがアップロードされたかどうかを示します。次に示すプロキシアセットは表示されません。
Dynamic Media Classic ビデオコンポーネントでアダプティブビデオセットを使用する場合、ビデオのサイズに合わせてコンポーネントのサイズを変更する必要があります。
Dynamic Media Classic のコンテンツブラウザーを使用すると、Dynamic Media Classic のコンテンツを直接 Experience Manager で表示できます。コンテンツブラウザーにアクセスするには、コンテンツファインダーで、タッチ操作向けユーザーインターフェイスの「Dynamic Media Classic」またはクラシックインターフェイスのS7アイコンを選択します。どちらのユーザーインターフェイスを使用しても、機能は同じです。
設定が複数ある場合、Experience Manager ではデフォルトでデフォルト設定が表示されます。Dynamic Media Classic コンテンツブラウザーのドロップダウンメニューで、別の設定を直接選択できます。
オンデマンドフォルダー内のアセットは、Dynamic Media Classic コンテンツブラウザーに表示されません。
セキュアプレビューが有効に設定されている場合、Dynamic Media Classic 上の公開済みアセットと未公開アセットの両方が Dynamic Media Classic コンテンツブラウザーに表示されます。
コンテンツブラウザーにDynamic Media Classic または S7アイコンがオプションとして表示されない場合は、 Dynamic Media Classic が Experience Manager と連携するように設定しなければなりません。
ビデオの場合、Dynamic Media Classic コンテンツブラウザーは次の項目をサポートしています。
タッチ対応 UI またはクラシック UI を使用してコンテンツブラウザーにアクセスできます。現時点では、タッチ対応 UI には次の制限事項があります。
3 番目のドロップダウンメニューから「Dynamic Media Classic」を選択して、Dynamic Media Classic アセットを参照します。Dynamic Media Classic/Experience Manager の統合を設定していない場合、Dynamic Media Classic はリストに表示されません。
また、ブラウザー内でアセットの上にマウスポインターを置くと、解像度の情報、サイズ、変更後の日数およびファイル名を参照できます。
Dynamic Media Classic でのアセットの検索は、Experience Manager Assets でのアセットの検索と類似しています。ただし、検索時に、Experience Manager にアセットを直接インポートするのではなく、実際には Dynamic Media Classic システム内のアセットのリモートビューが表示されます。
クラシック UI またはタッチ操作向け UI を使用して、アセットを表示および検索できます。インターフェイスによって検索方法は多少異なります。
どちらの UI で検索する場合でも、次の基準でフィルターを適用できます(ここでは、タッチ操作向け UI を示しています)。
キーワードを入力 - アセットを名前で検索できます。検索時には、入力したキーワードで始まるファイル名が検索されます。例えば、「swimming」という単語を入力すると、入力した順序どおりの文字列で始まるアセットファイルの名前が検索されます。アセットを検索するには、語句を入力した後に Enter キーを押してください。
フォルダー/パス - 表示されるフォルダーの名前は、選択した設定に基づいています。下位にドリルダウンするには、フォルダーアイコンをタップしてサブフォルダーを選択し、チェックマークをタップして選択します。
キーワードを入力してフォルダーを選択すると、Experience Manager でそのフォルダーとすべてのサブフォルダーが検索されます。ただし、検索時にキーワードを入力しない場合は、フォルダーを選択してもそのフォルダー内のアセットしか表示されず、サブフォルダーは含まれません。
デフォルトでは、Experience Manager は選択されたフォルダーとすべてのサブフォルダーを検索します。
アセットのタイプ - Dynamic Media Classic を選択して、Dynamic Media Classic のコンテンツを参照します。このオプションは、Dynamic Media Classic が設定されている場合にのみ使用できます。
設定 - Dynamic Media Classic の設定がクラウドサービスで複数定義されている場合は、ここで選択できます。その結果、選択した設定に応じてフォルダーが変わります。
アセットタイプ - Dynamic Media Classic ブラウザー内では、結果にフィルターを適用して、画像、テンプレート、ビデオ、アダプティブビデオセットのいずれかを抽出することができます。アセットタイプを選択しない場合、Experience Manager ではデフォルトですべてのアセットタイプが検索されます。
クラシック UI では、Flash と FXG も検索できます。タッチ操作向け UI では、これらのタイプのフィルタリングはサポートされていません。
ビデオを検索するときは、単一のレンディションが検索されています。結果には、元のレンディション(*.mp4 のみ)と、エンコードされたレンディションが返されます。
アダプティブビデオセットを検索する場合は、フォルダーとすべてのサブフォルダーが検索されます(検索にキーワードを追加した場合のみ)。キーワードを追加しないと、Experience Manager ではサブフォルダーが検索されません。
公開ステータス - 公開ステータス(非公開または公開済み)に基づいてアセットをフィルタリングできます。公開ステータスを選択しない場合、Experience Manager ではデフォルトですべての公開ステータスが検索されます。