一部のコンテンツフラグメント機能には、 AEM 6.4 Service Pack 2(6.4.2.0) 以降.
Adobe Experience Manager(AEM) コンテンツフラグメントを使用すると、 ページに依存しないコンテンツを公開. 複数の場所、複数のチャネル上で使用可能なコンテンツを用意できるようになります。
コンテンツフラグメントは、AEM コアコンポーネントの Sling Model(JSON)書き出し機能を使用して、JSON 形式で配信することもできます。この形式の配信では次のことが可能です。
以降のページでは、次のような、コンテンツフラグメントを作成、構成、管理するためのタスクについて説明します。
コンテンツフラグメントの管理 - コンテンツフラグメントを作成し、編集、公開、参照します。
コンテンツフラグメントモデル - モデルを有効化、作成および定義します。
バリエーション - フラグメントコンテンツのオーサリング - フラグメントコンテンツをオーサリングし、マスターのバリエーションを作成します。
Markdown - フラグメントに Markdown 構文を使用します。
関連コンテンツの使用 - 関連コンテンツを追加します。
メタデータ - フラグメントのプロパティ - フラグメントのプロパティを表示および編集します。
以降のページは、コンテンツフラグメントを使用したページのオーサリングと合わせてお読みください。
通信チャネルの数は年々増加しています。通常、チャネルとは配信メカニズムのことであり、次のどちらも指します。
しかしながら、すべてのチャネルでのまったく同じコンテンツの使用はお勧めしません。特定のチャネルに合わせてコンテンツを最適化する必要があります。
コンテンツフラグメントを使用すると、次のことが可能になります。
さらにこうしたコンテンツフラグメントを集めて組み立てることで、多様なチャネルにエクスペリエンスを提供できます。
AEM コンテンツサービスは、Web ページだけに焦点を置かずに AEM のコンテンツの記述と配信を一般化するように設計されています。
AEM コンテンツサービスにより、あらゆるクライアントで使用できる標準化された方法で、従来の AEM Web ページとは異なるチャネルにコンテンツを配信できます。そうしたチャネルの例を次に示します。
配信は JSON 形式でおこなわれます。
AEM コンテンツフラグメントを使用して構造化コンテンツを記述し、管理できます。構造化コンテンツは、テキスト、数値データ、ブール値、日付と時刻など、様々なコンテンツタイプを含めることができるモデルを使用して定義します。
AEM コアコンポーネントの JSON 書き出し機能と共にこの構造化コンテンツを使用して、AEM コンテンツを AEM ページ以外のチャネルに配信できます。
コンテンツフラグメントと**エクスペリエンスフラグメント**は、AEM 内の異なる機能です。
エクスペリエンスフラグメントには、コンテンツフラグメントの形式でコンテンツを含めることができますが、その逆はできません。
詳細については、🔗AEM のコンテンツフラグメントおよびエクスペリエンスフラグメントについても参照してください。
コンテンツフラグメントは、クラシック UI では利用できません。
コンテンツフラグメントコンポーネントは、クラシック UI のサイドキックに表示されますが、機能を使用することはできません。
AEM はフラグメントコンテンツの翻訳もサポートしています。詳しくは、 コンテンツフラグメントの翻訳プロジェクトの作成 を参照してください。
コンテンツフラグメントは次のどちらかになります。
単純なフラグメント
構造化コンテンツが含まれるフラグメント
コンテンツフラグメントとは、次のようなものです。
Assets として格納されます。
コンテンツフラグメントコンポーネント(参照コンポーネント)を介してページエディター内で使用されます。
コンテンツフラグメントは、次のようなコンテンツ構造です。
レイアウトやデザインを伴いません(リッチテキストモードでは多少のテキストの書式設定が可能です)。
1 つ以上の構成要素を含みます。
画像を含めたり、関連付けたりすることができます。
ページで参照される場合、中間コンテンツを使用できます。
配信メカニズム(ページやチャネル)に依存しません。
作成者がより柔軟にコンテンツをコントロールできるように、画像をコンテンツフラグメントに追加したり、コンテンツフラグメントと統合したりできます。
アセットとコンテンツフラグメントの組み合わせには、様々な使用法があります。どの方法にもそれぞれの利点があります。
フラグメントにアセットを挿入(混在メディアフラグメント)
コンテンツフラグメント自体に挿入したビジュアルアセットは、前の段落に添付されます。このコンテンツフラグメントをページに追加した場合、ビジュアルアセットは、中間コンテンツが追加されたタイミングで前の段落との関連で移動します。
関連コンテンツ
ページエディターの Assets ブラウザーで利用できるアセット
コンテンツフラグメントアセットは、(直接的または間接的に)次の構成要素からなります。
フラグメントの要素
要素は、コンテンツを含むデータフィールドと相関関係にあります。
構造化コンテンツを含むフラグメントの場合、コンテンツモデルを使用してコンテンツフラグメントを作成できます。モデルで指定された要素(フィールド)は、フラグメントの構造を定義します。このような要素(フィールド)には様々なデータタイプがあります。
単純なフラグメントの場合:
フラグメントの段落
フラグメントに挿入したアセット(混在メディアフラグメント)
プレーンテキスト形式に切り替えることで、(誤って)フラグメントから削除するおそれがあります。
ページでフラグメントを使用する場合は、アセットを追加の(中間)コンテンツとして追加することもできます。その場合は、関連コンテンツ、または Assets ブラウザー内のアセットを使用します。
関連コンテンツ
これはフラグメント外部のコンテンツですが、編集に関連します。通常は、画像、ビデオ、または他のフラグメントです。
コレクション内の個々のアセットは、ページエディターでページにフラグメントを追加するときに、フラグメントと共に使用できます。つまり、コレクション内の個々のアセットは任意であり、特定のチャネルの要件に応じて使用します。
アセットは、コレクションを介してフラグメントに関連付けます。関連付けられたコレクションを使用することで、作成者は、ページ作成時に使用するアセットを決定できます。
オプションで、追跡しやすいように、コレクションにフラグメント自体を追加することもできます。
フラグメントのメタデータ
アセットメタデータスキーマを使用します。
タグは、次のことを行うときに作成できます。
フラグメントを作成してオーサリングするとき
または、その後、次の方法でも作成できます。
メタデータ処理プロファイルは、コンテンツフラグメントには適用されません。
マスター
フラグメントの不可欠な構成要素。
マスターには、フラグメントエディターの「バリエーション」の下でアクセスできます。
マスター自体はバリエーションではありませんが、すべてのバリエーションの基礎となります。
バリエーション
中間コンテンツの特徴は次のとおりです。
中間コンテンツは、ページコンテンツです。中間コンテンツはコンテンツフラグメントに保存されません。
コンテンツフラグメントを作成、編集、使用するためには、次のものが必要です。
コンテンツモデル
フラグメントのテンプレート
コンテンツフラグメントコンポーネント
フラグメントと、その要素およびバリエーションを一緒に使用して、複数のチャネルに対応した一貫性のあるコンテンツを作成できます。フラグメントを設計するときは、何をどこで使用するかを考慮する必要があります。
フラグメントのサンプルを次の場所で確認できます。
http://localhost:4502/assets.html/content/dam/we-retail/jp/experiences/arctic-surfing-in-lofoten