Experience Cloud で属性ルールを使用して、オーディエンスの作成や複合オーディエンスの定義をおこなう方法について説明します。
この記事では、以下の方法について説明します。
次の図は、複合オーディエンスの 2 つのルールを表しています。
それぞれの円が、オーディエンスのメンバーシップを定義するルールを表します。重なっている両方のオーディエンスルールのメンバーと認定される訪問者が、複合オーディエンスとして定義されます。
オーディエンスが完全に定義されるのは、指定されたデータ収集期間の終了後です。
次に、複合オーディエンスのルールを作成する方法の例を示します。このオーディエンスは、次のもので構成されます。
ページデータまたは Analytics の生データから得られる Home & Garden セクション。
Experience Cloud に公開された Adobe Analytics セグメントから得られる Chrome ユーザーと Safari ユーザー。
オーディエンスを作成するには、以下を実行します。
Experience Cloud の Experience Platform で、People/オーディエンスライブラリを選択します。
オーディエンスページで、「新規」()を選択します。
新しいオーディエンスを作成ページで、タイトルと説明を指定します。
「ルール」で、属性のソースを選択します。
キャッシュの影響により、Analytics で削除したレポートスイートが Experience Cloud に反映されるまで 12 時間かかります。
オーディエンスルールを定義したあと、「保存」を選択します。
オーディエンスルールを定義する場合は、実装変数について理解している必要があります。
「ルール」で、Home & Garden
属性の選択肢を定義します。
Chrome および Safari の訪問者は、Analytics から共有されたオーディエンスセグメントです。
比較のために、OR ルールを追加して、「Patio & Furniture」のようなサイトセクションへのすべての訪問者を確認することもできます。
このルールの結果として得られるのは、Home & Garden を訪問した Chrome および Safari ユーザーで構成される、定義されたオーディエンスです。「Patio & Furniture」セグメントにより、このサイトセクションに訪問するすべての訪問者に対する追加のインサイトが得られます。
特定期間のデータ収集が終了すると、円は結合されて、定義されたオーディエンスを表示します。
オーディエンスを保存した後は、他のソリューションでも使用できるようになります。例えば、Adobe Target のアクティビティに共有オーディエンスを含めることができます。