トランザクションメッセージのコンテキストでは、イベントは外部の情報システムによって生成され、PushEvent および PushEvents メソッドを介して Adobe Campaign に送信されます(イベントの説明を参照)。
このイベントには、タイプ(注文確認、web サイトでのアカウント作成など)、メールアドレスや携帯電話番号、配信前にトランザクションメッセージをエンリッチメントおよびパーソナライズする情報(顧客連絡先情報、メッセージの言語、メールフォーマット)など、イベントにリンクしたデータが含まれています。
イベントデータの例:
トランザクションメッセージのイベントを処理するには、次の手順を実行インスタンスに適用します。
上記のすべての手順が実行インスタンスを通じて実行されると、ターゲットの各受信者にパーソナライズされたメッセージが届きます。
トランザクションメッセージのインスタンスについて詳しくは、トランザクションメッセージのアーキテクチャを参照してください。
情報システムが生成したイベントは、次の 2 つのモードを使用して収集できます。
SOAP メソッドの呼び出しでは、Adobe Campaign 内でイベントをプッシュできます。PushEvent メソッドを使用するとイベントを 1 つずつ送信し、PushEvents メソッドを使用すると複数のイベントを一度に送信します。詳しくは、イベントの説明を参照してください。
ワークフローの作成では、ファイルのインポートまたは SQL ゲートウェイ経由(「Federated Data Access」オプションを使用)でイベントを回復することができます。
収集したイベントは、テクニカルワークフローによって実行インスタンスのリアルタイムキューとバッチキューに分別され、メッセージテンプレートにリンクされるのを待つことになります。
実行インスタンス上では、リアルタイムイベントフォルダーまたはバッチイベントフォルダーをビューとして設定しないでください。アクセス権の問題が発生するおそれがあるからです。 フォルダーをビューとして設定する方法について詳しくは、この節を参照してください。
メッセージテンプレートが実行インスタンスにパブリッシュされると、2 つのテンプレートが自動的に生成されます。1 つはリアルタイムイベントにリンクし、もう 1 つはバッチイベントにリンクします。
ルーティングの手順では、以下に基づいてイベントを適切なメッセージテンプレートにリンクします。
イベント自体のプロパティで指定されたイベントタイプ。
メッセージテンプレートのプロパティで指定されたイベントタイプ。
デフォルトでは、ルーティングは次の情報に基づいておこなわれます。
イベント履歴(Message Center/イベント履歴)は、処理されたすべてのイベントを 1 つのビューにまとめます。イベントは、イベントタイプまたはステータスごとに分類することができます。イベントのステータスは以下のとおりです。
保留中:イベントは次のいずれかになります。
配信待ち:イベントは処理され、配信テンプレートがリンクされています。メールは配信待ちとなり、標準的な配信処理が適用されます。詳細を確認するには、該当する配信を開きます。
送信済み、無視、配信エラー:これらの配信ステータスは、updateEventsStatus ワークフローで回復します。詳細を確認するには、該当する配信を開きます。
対象外のイベント:トランザクションメッセージのルーティングフェーズで失敗しました。たとえば、Adobe Campaign がこのイベントのテンプレートとなるメールを見つけられなかった場合などです。
期限切れのイベント:送信試行の最大数に達しました。このイベントは空とみなされます。
特定のチャネルでのメッセージ配信に失敗した場合、Adobe Campaign は別のチャネルでメッセージを再送信することができます。例えば、SMS チャネルでの配信に失敗した場合、E メールチャネルを利用してメッセージを再送信します。
これには、ステータスが Delivery error であるすべてのイベントを再度作成し、異なるチャネルを割り当てるワークフローを設定する必要があります。
この手順の実行は、ワークフローを使用する必要があるので、エキスパートユーザー向けの操作となります。詳しくは、アドビのアカウント担当者にお問い合わせください。