Adobe Campaign では、圧縮されたファイルや暗号化されたファイルをエクスポートできます。「データ抽出(ファイル)」アクティビティを通じてエクスポートを定義する際にファイルを圧縮または暗号化する後処理を定義できます。
手順は以下のとおりです。
Campaign コントロールパネルを使用して、インスタンスに GPG キーペアをインストールします。
Campaign コントロールパネルは管理者ユーザーに制限され、特定の Campaign バージョンでのみ使用できます。 詳細情報
インストールした Adobe Campaign がアドビでホストされている場合は、必要なユーティリティをサーバーにインストールするようアドビカスタマーケアに依頼します。
Adobe Campaign のインストールがオンプレミスの場合:使用するユーティリティ(例:GPG、GZIP)およびアプリケーションサーバー上の必要なキー(暗号化キー)をインストールします。
その後、アクティビティの「スクリプト」タブまたは「JavaScript コード」アクティビティでコマンドまたはコードを使用できます。例として、次のユースケースを示します。
関連トピック:
このユースケースでは、Campaign コントロールパネルにインストールされたキーを使用してデータを暗号化およびエクスポートするためのワークフローを作成します。
このユースケースを実行する手順は次のとおりです。
GPG ユーティリティを使用して GPG キーペア(公開鍵/秘密鍵)を生成し、公開キーを Campaign コントロールパネルにインストールします。詳細な手順については、Campaign コントロールパネルのドキュメントを参照してください。
Campaign Classic で、データをエクスポートするワークフローを作成し、Campaign コントロールパネル経由でインストールされた秘密鍵を使用してデータを暗号化します。これをおこなうには、次のようにワークフローを作成します。
クエリアクティビティを設定して、目的のデータをデータベースから選択します。詳しくは、この節を参照してください。
データ抽出(ファイル)アクティビティを開き、必要に応じて設定します。アクティビティの設定方法に関するグローバルな概念については、こちらを参照してください。
JavaScript コードアクティビティを開き、次のコマンドをコピー&ペーストして、抽出するデータを暗号化します。
コマンドのフィンガープリントの値を、Campaign コントロールパネルにインストールされた公開鍵のフィンガープリントに置き換えてください。
var cmd='gpg ';
cmd += ' --trust-model always';
cmd += ' --batch --yes';
cmd += ' --recipient fingerprint';
cmd += ' --encrypt --output ' + vars.filename + '.gpg ' + vars.filename;
execCommand(cmd,true);
vars.filename=vars.filename + '.gpg'
ファイル転送アクティビティを開き、ファイルの送信先の SFTP サーバーを指定します。アクティビティの設定方法に関するグローバルな概念については、こちらを参照してください。
これで、ワークフローを開始できます。ワークフローを実行すると、クエリで選択された対象データが、暗号化された .gpg ファイルにエクスポートされ、SFTP サーバーに転送されます。
このビデオでは、GPG キーを使用してデータを暗号化する方法について説明します。
Campaign Classic に関するその他のハウツービデオはこちらで参照できます。