メディアデータを Audience Manager に送信する方法の 1 つとして、広告サーバーのマクロを使用してキャンペーン属性を Audience Manager に送信できます。
この方法は「クリエイティブのピクセリング」とも呼ばれています。これらのデータポイントは、サードパーティの広告サーバーマクロにより動的に Audience Manager ピクセルコードに挿入されます。これらのマクロは、キャンペーンの主要なレポート属性に基づいてすべてのインプレッションとクリックのマッピングとレポートに使用されます。データの集計により、キャンペーンのパフォーマンスを一元的に把握し、カスタムコンバージョンパスを特定することができます。また、顧客はコンバージョンにつながる広告サーバーイベントの順序を改善することができます。
テキストスタイル(monospaced text
、斜体、括弧 [ ]
( )
、その他)コード要素とオプションを示します。詳しくは、コードおよびテキスト要素のスタイル規則を参照してください。
イベント呼び出しはインプレッションデータとコンバージョンデータを収集し、Audience Manager データ収集サーバー(DCS)に送信します。この処理では、呼び出しをクリエイティブに配置するサードパーティの広告サーバーを使用して、コードに挿入される内容が制御されます。このサードパーティの広告サーバー(DFA など)は、このコードを各広告インプレッション内に配置できます。さらに、広告呼び出しでは、広告タブの外部にある公開者データへのアクセスに、JavaScript やフレームバスティング技法は使用していません。
イベント呼び出しは、次の構文を使用するキーと値のペアで構成されています。
https://clientname.demdex.net/event?d_event=imp&d_src=datasource_id&d_site=siteID&d_creative=<i>creative_id</i>&d_adgroup=<i>adgroup_id</i>&d_placement=<i>placement_id</i>&d_campaign=<i>campaign_id</i>[&d_cid=(GAID|IDFA)%01 DPUUID]&d_bust=cache buster value
このキーと値のペアでは、値変数は広告サーバーにより挿入された ID またはマクロです。広告タグが読み込まれると、%macro%
は対応する必須の値に置き換えられます。この呼び出しでは、応答は返されません。
インプレッションイベント呼び出しでは、キーと値のペアとして構成されているデータを受け付けます。次の表は、これらの変数を格納するキーの一覧と説明です。これらのうち多くは、Audience Optimization レポートでデータのキャプチャと分析をおこなう場合に必要になります。
キー | 説明 |
---|---|
d_adgroup |
広告サーバーから割り当てられた広告グループ ID(数値)。 オプションです。 |
d_adsrc |
広告主のデータソース ID または統合コード。 Audience Optimization レポートの場合は必須。 オプションです。 |
d_bu |
ビジネスユニットのデータソース ID または統合コード。 Audience Optimization レポートの場合は必須。 |
|
キャッシュバスティング値。Audience Manager は、大部分のブラウザーとプロキシで受け入れられるキャッシュ制御ヘッダーを自動的に送信します。キャッシュバスティングを追加で実行する場合は、このパラメーターをイベント呼び出しに入れ、その後にランダムな文字列を追加します。 オプションです。 |
d_campaign |
広告サーバーから割り当てられたキャンペーン ID(数値)。 Audience Optimization レポートの場合は必須。 |
d_cid |
このコンテキストでは、
オプションです。 |
d_creative |
広告サーバーから割り当てられたクリエイティブ ID(数値)。 Audience Optimization レポートの場合は必須。 |
d_event=imp |
イベント呼び出しをインプレッションイベントとして識別します。 必須。 |
d_placement |
広告サーバーから割り当てられたプレースメント ID(数値)。 オプションです。 |
d_site |
広告サーバーから割り当てられたサイト ID(数値)。 Audience Optimization レポートの場合は必須。 |
d_src |
メタデータの提供元となるプラットフォームのデータソース ID または統合コード(DFA、Atlas、GBM、Media Math など)。 Audience Optimization レポートの場合は必須。 |
gdpr |
IAB TCF 用の Audience Manager プラグインに関連しています。
デフォルト値は 0 です。 オプションです。
|
gdpr_consent |
IAB TCF 用の Audience Manager プラグインに関連しています。 デフォルト値は 0 です。 オプションです。 |
クライアントドメイン専用の正確な URL については、Adobe Audience Manager コンサルタントまたはアカウントリードにお問い合わせください。
ピクセル呼び出しを使用して、Audience Optimization レポートを強化できます。ピクセルを使用してレポートに出力する場合は、メタデータファイルの概要とマッピングを参照してください。