Audience Manager において、destinationとは、データを共有する任意のサードパーティシステム(広告サーバー、DSP、広告ネットワークなど)になります。Destination Builder は、cookie、URL、またはserver-to-server destinationsの作成と管理に使用するツールです。
DestinationsおよびDestination Builderを使用すると、destinations宛を作成し、セグメント化されたユーザーに関する情報をデータパートナーに送信できます。これは以下に役立ちます。
データ配信は、データパートナーがdestination情報をどのように受信したいか、または受信できるかによって異なります。技術上またはエンジニアリング上の制約によって、destination が URL、cookie、またはserver-to-serverのプロセス経由でデータを受信できない場合があります。サードパーティパートナーと協力して、使用できる方法を決定します。
配信方法を複数のものから 1 つ選択するためのビジネス上の決定は、destinationとなるパートナーの技術的能力と絞り込まれたユーザーに関する情報の用途によって異なります。例えば、destinationが特定の配信方法でデータを受信できない場合は、技術的な制約で選択肢が制限されるおそれがあります。ただし、技術的な問題がなければ、データにどう対処するかに応じて情報を送信できます。例:
次の表に示す例は、特定のdestinationの使用に適した状況とそれぞれのタイプの違いを理解するのに役に立ちます。
Destinationのタイプ | 使用に適した状況 | 例 | 注意点 |
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Adobe Experience Cloud Destinations | 他の Adobe Experience Cloud ソリューションにデータを送信する必要があります。 | Adobe Analytics にデータを送信します。 | |
People-Based Destinations | Facebook のように、ユーザーベースの環境にオーディエンスセグメントを送信する必要があります。 | 購入履歴に基づき、既存の顧客に対してパーソナライズされたオファーを提供する | オーディエンスのターゲティングは、ハッシュ化された識別子を使用しておこなわれます。詳しくは、ユーザーベースの宛先を参照してください。 |
Device-Based Destinations(サーバー間) |
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後日実施する予定のキャンペーンで使用するデータを徐々に(数時間または数日間で)収集する。 |
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Custom Destinations(URL または Cookie) | 絞り込まれたユーザーに宛先が直ちに対応できるように、データをすぐに転送する必要がある場合。 | チケット購入サイトからのデータの送信。URL または cookie destinationを使用してユーザーを絞り込み、直ちにリターゲティングする。 |
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