「コンバージョン」とは、組織の主要指標に直結する、サイト上における訪問者の行動です。コンバージョンレポートでは、訪問者のコンバージョンに関する詳細を確認できます。
このページでは、ユーザーが Analysis Workspace の使用に関する基本的な知識を持っていることを前提としています。Adobe Analytics のツールを初めて使用する場合は、Google Analytics ユーザー向け:Analysis Workspace での基本レポートの作成方法を参照してください。
目標は、Google Analytics ユーザーが Web サイトのコンバージョンを定義する手段の 1 つです。また、ファネル、逆行動フロー、マルチチャネルファネル、アトリビューションを作成するデフォルトの方法です。Google Analytics の目標は遡及されず、管理ページでのみ設定できます。また、ページ、イベント、滞在時間または平均ページ数のみに基づいて設定されます。
Adobe Analytics では、指標はどのようなコンテキストでも適用できるので、目標の概念は必要ありません。追跡するイベントに対応できれば、任意のコンバージョンレポートを調整して履歴データの結果をすぐに取得できます。
ファネルビジュアライゼーションレポートを使用すれば、コンバージョンに必要な一連の手順を重点的に分析できます。例えば、e コマースサイトの訪問者は、購入前に買い物かご、請求と配送ページ、支払いページ、注文の確認ページにアクセスする必要があります。
Analysis Workspace では、これらのデータはフォールアウトビジュアライゼーションを使用して表示できます。
フォールアウトビジュアライゼーションは、ページディメンション以外にも使用できます。任意のディメンション、指標またはセグメントを使用して、組織のニーズに合わせてフォールアウトレポートを調整できます。
e コマースレポートは通常、製品やサービスを販売するサイトにおける品目の注文数と売上高を測定するために使用されます。Adobe Analytics では、製品レポートと呼ばれています。
Google Analytics の e コマースレポートと Adobe Analytics の製品レポートでは、実装をカスタマイズする必要があります。詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「製品ディメンション」を参照してください。
マルチチャネルファネルレポートでは、獲得レポートのデータだけでなく、追加のマーケティングチャネルデータも確認できます。これらのレポートは、訪問者がサイトに到達した経路ではなく、訪問者がどのようにコンバージョンするかに焦点を当てます。
Adobe Analytics でマルチチャネルレポートを使用するには、製品変数と購入イベントに対応するために、マーケティングチャネルの設定とカスタム実装が必要です。お使いのレポートスイートに対してこれらの機能がまだ設定されていない場合は、導入コンサルタントに相談することをお勧めします。
アシストコンバージョンは、各チャネルがコンバージョンに貢献した回数を示します。Analysis Workspace では、注文への貢献度指標を使用できます。
上位コンバージョンパスレポートでは、コンバージョンの前にユーザーが通る上位のチャネルパスを確認できます。Analysis Workspace は、フローレポートを使用して上位のコンバージョンパスを視覚化します。
このフロービジュアライゼーションはインタラクティブです。各チャネルをクリックして、いずれかの方向にフローを展開します。
タイムラグレポートは、訪問者がサイト上でコンバージョンするのにかかった時間を日単位で表示します。Analysis Workspace では、このデータは初回購入までの日数ディメンションからアクセスできます。また、正しく実装された購入イベントでのみ使用できます。
アドビでは、このディメンションにおいて注文、販売数量または売上高の指標を使用することをお勧めします。
カスタムイベントを含むその他のコンバージョンについては、イベント前の時間ディメンションを使用できます。このディメンションは、訪問者がイベントをトリガーするのにかかった時間(分単位)を示します。
アドビでは、このディメンションをカスタムイベントや購入イベントと併用することをお勧めします。
パスの長さレポートでは、コンバージョンイベントの前に訪問者が接触したチャネル数を確認できます。Analysis Workspace のアトリビューションパネルでは、このデータはビジュアライゼーションの 1 つに含まれています。