Adobe Analytics と Google Analytics はどちらも分析ツールですが、データの収集方法と処理方法が大きく異なります。このページでは、特定のディメンションと指標の収集方法に関する主な違いと、同様のレポートで異なる数値が表示される理由について説明します。
バウンス率は、多くの分析ツールでランディングページの効果と関連性を測定するために使用される一般的な KPI です。これは一般に、Web サイトを訪問したユーザーがランディングページで何も操作せずにそのままサイトから離脱した数を指します。
どちらのプラットフォームでも、1 回の訪問またはセッションで複数のヒットが送信された場合はバウンスとはみなされません。Adobe Analytics ではカスタムリンクを使用できます。カスタムリンクをクリックしたことによる訪問は、バウンスとはみなされません。Google Analytics は通常、1 つのページで複数のデータリクエストを送信しません。
レポートツール間のパリティを高めるには、バウンスではなく Adobe Analytics の単一ページ訪問指標を計算指標の一部として使用します。 単一ページ訪問指標には、単一ページビューのみを含む訪問数、または Web サイトにアクセスしたが別のページへのクリックを含まない訪問の総数が含まれます。
詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「バウンス率」を参照してください。
訪問回数(Google Analytics ではセッション数)は、同じユーザーが短時間におこなったページビューのグループです。 どちらのプラットフォームでも、訪問回数は通常、無操作状態が 30 分間続くと期限が切れます。どちらのプラットフォームでも、訪問回数の期限が切れる時間をカスタマイズできます。 プラットフォーム間で違いが発生する原因となるシナリオは、複数考えられます。
sessionControl
を使用してセッションを手動で開始または終了すると、新しいセッションが開始されます。Adobe Analytics では、訪問を手動で終了することはできません。詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「訪問回数指標」を参照してください。