このヘルプページでは、prop がディメンションとして機能するしくみについて説明します。prop の実装方法について詳しくは、『実装ユーザガイド』のpropを参照してください。
Prop は、好きなだけ使用できるカスタム変数です。Prop は、設定されたヒットの後は保持されません。
ほとんどの場合、eVar の使用をお勧めします。以前のバージョンの Adobe Analytics では、prop と eVar は互いに比べた利点と欠点がありました。ただし、アドビでは eVar を改善し、prop のほとんどすべての使用例を満たすようにしました。
ソリューションデザインドキュメントがある場合、これらのカスタムディメンションを組織に固有の値に割り当てることができます。使用可能な prop の数は、アドビとの契約によって異なります。アドビとの契約でサポートされている場合は、最大 75 個の prop を使用できます。
各 prop は、イメージリクエストの c1
- c75
クエリ文字列からデータを収集します。例えば、c1
クエリー文字列パラメーターで prop1 のデータを収集し、c68
クエリー文字列パラメーターで prop68 のデータを収集します。
JavaScript 変数をデータ収集用のイメージリクエストにコンパイルする AppMeasurement では、変数 prop1
— prop75
を使用します。実装のガイドラインについては、『実装ユーザガイド』の prop を参照してください。
Prop は実装にカスタム文字列を含むので、組織は各 prop のディメンション項目を決定します。各 prop の目的と一般的なディメンション項目を必ずソリューションデザインドキュメントに記録してください。
prop では、デフォルトでは大文字と小文字が区別されません。大文字と小文字で同じ値を送信する("DOG"
と "Dog"
など)と、Analysis Workspace はそれらを同じディメンション項目にグループ化します。レポートの月の最初に表示される最初の値の場合が使用されます。Data Warehouse には、リクエスト期間中に最初に発生した値が表示されます。
prop では大文字と小文字が区別されます。また、任意の prop を有効にした後、大文字と小文字の区別を無効にすることもできます。大文字と小文字の区別を切り替えるには、レポートスイート ID と目的の変数を Adobe カスタマーケアに連絡します。
大文字と小文字の区別を切り替えると、ディメンション項目の切り替え、セグメントでの予期しない結果の発生、フィルターの問題の原因となる場合があります。この設定は、月や年の初めなどの区切りの良い切りタイミングで替えることを強くお勧めします。
ほとんどの場合、eVar の使用をお勧めします。この文の例外は次のとおりです。
Prop と eVar の比較について詳しくは、eVar を参照してください。