計算指標および高度な計算(または派生)指標は、既存の指標から作成できるカスタム指標です。
計算指標ツールを使用すると、指標を極めて柔軟に作成および管理できます。マーケター、製品マネージャーおよびアナリストは、Analytics の実装を変更することなくデータを照会できます。各 Analytics パッケージで利用可能なカスタム指標を次に示します。
以下に、計算指標と高度な計算指標機能の比較を示します。
ビルダーのオプション | 計算指標 | 高度な計算(派生)指標 |
---|---|---|
形式のタイプ(小数、時間、割合、通貨) | ○ | ○ |
アトリビューションの変更(デフォルト、線形、パーティシペーションなど) | ○ | ○ |
指標のタイプ(標準、合計) | ○ | ○ |
基本的な演算子(可算、減算、乗算、除算) | ○ | ○ |
セグメントの適用 | × | ○ |
基本的な関数(カウント、絶対値、平均など) | × | ○ |
高度な関数(回帰、if/then、t スコアなど) | × | ○ |
次のことが可能です。
Analysis Workspace、Reports & Analytics、Report Builder、異常値検出および貢献度分析にまたがる指標を作成します。
実装を変更せずに、レポート実行時に導出されるセグメント化された指標を作成します。これらはセグメントに基づいているため、時系列で表示できます。
レポートスイート間で指標を共有する。つまり、新しく作成されたすべての指標は、同じログイン会社のすべてのレポートスイートに適用されます。
(高度な計算指標のみ)指標でセグメント化する。 例えば、初回セッションの訪問者数を含む、「初回訪問者数」の指標を作成できます。
(高度な計算指標のみ)統計関数を組み込み、データをより深く記述できるようにします。 例えば、レポート内の項目数をカウントしたり、各項目の標準偏差の数を追加したりできます。
一部の Analytics の機能では、イベントは使用できますが、計算指標は使用できません。
以下に、 計算指標 ツール:
ツール | 機能 |
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計算指標ビルダー |
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計算指標マネージャ |
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指標セレクターレール | Reports & Analytics の指標を表示ポップアップを置き換えます。 このレールを使用すると、指標を検索したり、指標をレポートに追加または適用したりできます。また、並べ替え順を変更することもできます(オプション:アルファベット順、推奨、頻繁に使用、最近使用)。さらに、レポートスイートをフィルタリングして、特定のレポートスイートで作成された指標だけを表示できます。 この指標セレクターにアクセスするには、レポートの左側の指標アイコン
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計算指標の API | Adobe Analytics 2.0 API セットの一部。 |