インテリジェントアラートの概要

インテリジェントアラートシステムでは、異常値検出とアラートを統合して、アラートをより詳細に制御します。

インテリジェントアラート(5:34)のビデオチュートリアルを紹介します。

概要

Analysis Workspace の新しいアラートビルダーおよびアラートマネージャーは、Reports & Analytics の既存のアラート機能を置き換えます。インテリジェントアラートを使用すると、次のことができます。

  • 異常値(90%、95%、99%、99.75%、99.9%のしきい値、変化率、超過/未満)に基づいてアラートを構築
  • アラートがトリガーされる頻度のプレビュー
  • 自動生成される Analysis Workspace プロジェクトへのリンクが記載された電子メールまたは SMS によるアラートの送信
  • 1 つのアラートで複数の指標を示す「積み重ね」アラートの作成

アラートビルダーにアクセスするには、次の 4 つの方法があります。

方法 詳細
アラートビルダーに直接移動 コンポーネントアラート
Workspace でキーボードショートカットを使用 Ctrl + Shift + A(Windows)または Cmd + Shift + A(Mac)
1 つ以上のフリーフォームテーブル行項目を選択 右クリックして「選択からアラートを作成」を選択します。これにより、アラートビルダーが開き、テーブルから適用した適切な指標およびフィルターが事前設定されます。必要に応じて、アラートを編集できます。選択からアラートを作成
Reports & Analytics レポート内から その他アラートの追加​に移動します。これにより、アラートビルダーが開き、レポートから適用した適切な指標およびフィルターが事前設定されます。必要に応じて、アラートを編集できます。アラートの追加

パーセントしきい値は標準偏差です。例えば、95% = 2 標準偏差と 99% = 3 標準偏差です。選択した時間の精度に応じて、異なるモデルが使用され、各データポイントが標準からどれくらい離れているか(標準偏差からの乖離)が計算されます。しきい値を低く(90%など)設定すると、しきい値を高く(99.75%など)設定した場合よりも多くの異常値が取得されます。

重要

タイムスタンプ付きデータを使用してアラートを作成すると、アラートが誤って起動される可能性があります。インテリジェントアラートには、タイムスタンプのないデータの使用をお勧めします。

アラートの異常値ルックバック

異常値検出を使用するアラートの場合、トレーニング期間は、アラートに選択した精度に応じて異なります。

  • 月単位の精度:15 ヶ月 + 前年の同じ時間範囲
  • 週単位の精度:15 週 + 前年の同じ時間範囲
  • 日単位の精度:35 日 + 前年の同じ時間範囲
  • 時間単位の精度:336 時間

詳しくは、異常値検出で使用される統計的手法を参照してください。

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