Workfront for Outlook の権限レベル
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Workfront for Outlook には、Outlook アドインで許可されている 4 つの中で最も高いレベルの権限が必要です。
Outlook アドインでの権限について詳しくは、Microsoft ドキュメントの Outlook アドインに関するプライバシー、アクセス許可、セキュリティを参照してください。
Workfront for Outlook アドインには、最も高い権限範囲であるメールボックスの読み取り / 書き込みアクセス権(ReadWriteMailbox
)が必要です。
Workfront for Outlook 統合では、ユーザーが添付ファイル付きのメールからリクエストを送信した際に、Outlook Exchange サーバーから添付ファイルをダウンロードして Workfront にアップロードする機能があるため、最も高いレベルの権限が必要です。そのために、Workfront for Outlook では Office アドイン JavaScript API の mailbox.getCallbackTokenAsync()
関数を使用してトークンを取得し、そのトークンを使用して Exchange サーバーからメールの添付ファイルをダウンロードします。その関数を使用できる権限は、ReadWriteMailbox
のみです。詳しくは、Microsoft ドキュメントの Outlook アドインに関するプライバシー、アクセス許可、セキュリティを参照してください。
Workfront for Outlook アドインには、ReadWriteItem
権限も必要です(ReadWriteMailbox
に含まれています)。これはメールの本文の読み取り、およびメールのメタデータの読み取り / 更新に使用されます。
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メール本文の読み取り:
Workfront for Outlook は、ユーザーがリクエストを送信したとき、または Adobe Workfront オブジェクトへの更新としてメール本文を送信したときに、メールの本文を読み取ります。
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メールのメタデータの読み取り / 更新:
Workfront for Outlook は、ユーザーがメールからリクエストを送信したときに、メールヘッダーを更新します。これは、送信された Adobe Workfront オブジェクトの情報を格納するために行われ、ユーザーがその後、同じメールのアドインを開くと、そのメールでの以前のアクションに関する情報が表示されます。
Workfront for Outlook は、ユーザーがアドオン内でアクションを実行した場合のみ、ユーザーのメールボックスにアクセスします。バックグラウンド機能はありません。Workfront for Outlook は、次のシナリオでのみ、ユーザーのメールボックスにアクセスします。
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ユーザーが Workfront for Outlook から、リクエストの送信、タスクの作成、または更新としてのメールの送信を行う(アドインを開き、アクションを選択する)
- Workfront for Outlook はメールの本文を読み取り、アドイン内のフォームに入力します。
- Workfront for Outlook はメールのメタデータを読み取り、同じメールのアドインでの以前の操作に関する情報を表示します。
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ユーザーが Workfront for Outlook から、リクエストの送信、タスクの作成、または更新としてのメールの送信を行う(アドインで「送信」ボタンをクリックする)
- Workfront for Outlook はメールの本文を読み取り、リクエストの説明またはコメントとして Workfront に送信します。
- Workfront for Outlook はメールのメタデータを更新して、送信されたリクエストや更新されたオブジェクトに関する情報を格納します。
- Workfront for Outlook は Exchange サーバーからメールの添付ファイルをダウンロードして、送信されたリクエスト、作成されたタスク、または更新されたオブジェクトにアップロードします。