カテゴリ親和性のビジネス事例

訪問者が最も頻繁に閲覧するカテゴリなどの、1 つのセッション内の訪問者のアクティビティは、その後の訪問でのターゲット設定に使用できます。訪問者がセッションの実行中に閲覧したそれぞれのカテゴリページがキャプチャされ、最新性と頻度のモデルに基づいて、その訪問者の「お気に入り」のカテゴリが算出されます。次に、訪問者がホームページに戻るたびに、そのユーザーのお気に入りのカテゴリに関連したコンテンツを表示するように、ヒーロー画像領域をターゲット設定できます。

カテゴリ親和性の使用例

楽器をオンラインで販売し、過去にギターへの関心を示した訪問者に対して、ベースギターの販売プロモーションをターゲット設定するとします。カテゴリ親和性を使用して、このカテゴリ親和性を持つ訪問者のみに表示するオファーを作成できます。

カテゴリ親和性のアルゴリズム

カテゴリ親和性のアルゴリズムは以下のように機能します。

  • 最初に閲覧されたカテゴリには 10 ポイント
  • 最初のカテゴリをクリックした後に閲覧された各カテゴリには 5 ポイント
  • 新しいカテゴリがクリックされると、前にクリックされたすべてのカテゴリから 1 が減算されます
  • カテゴリが既にクリックされていた場合(表示されている場合)、そのカテゴリをもう一度クリックしても、他のすべてのカテゴリから 1 を減算することはありません
  • 6番目の新しいカテゴリがクリックされると、最初の5つのカテゴリの最も低いスコアカテゴリが計算から除外されます
  • セッションの終了時に、すべての値を2で除算します
NOTE
1 回の mbox 呼び出し内で複数のカテゴリが渡される場合、categoryAffinities のカテゴリの順序は保証されません。最初に任意のカテゴリが記録され、10 のスコアが付けられます。

例:カテゴリ親和性のアルゴリズム

たとえば、セッションでmens-clothingカテゴリ、accessoriesjewelry、さらに accessoriesを表示すると次のようになります。

  • accessories: 9 (+5 – 1 + 5)

  • mens-clothing: 8 (+10 – 1 – 1)

  • jewelry: 5 (+5)

セッションが終了し、ユーザーが後でサイトに戻ると、スコアは半分になります。

  • accessories: 4.5 (9/2)

  • mens-clothing: 4 (8/2)

  • jewelry: 2.5 (5/2)

次に、ユーザーが、jewelryaccessoriesbeautyshoes、および womens-clothing を順に表示するとします。

  • accessories: 6.5 (4.5 + 5 – 1 – 1 - 1)

  • womens-clothing: 5 (+5)

  • jewelry: 4.5 (2.5 + 5 – 1 – 1 - 1)

  • shoes: 4 (+5 – 1)

  • beauty: 3 (+5 – 1 - 1)

  • womens-clothingの最後のクリックの後、mens-clothingがスコア 1 の最低スコアのカテゴリとしてドロップされます(4 – 1 – 1 - 1)

セッションが終了し、ユーザーが後でサイトに戻ると、スコアは半分になります。

  • accessories: 3.3 (6.5/2)

  • womens-clothing: 2.5 (5/2)

  • jewelry: 2.3 (4.5/2)

  • shoes: 2 (4/2)

  • beauty: 1.5 (3/2)

ターゲティングのためのカテゴリ親和性の使用

次の節では、アクティビティでターゲット設定をするためのカテゴリ親和性オーディエンスを使用する際に役立つ情報を紹介します。

カテゴリ親和性を使用するオーディエンスの作成

  1. Audiences リストで、「Create Audience」をクリックします。

    または

    既存のオーディエンスをコピーするには、オーディエンスのリストから目的のオーディエンスにマウスポインターを置き、コピーアイコンをクリックします。これにより、そのオーディエンスを編集して類似のオーディエンスを作成することができます。

  2. わかりやすいオーディエンスの名前を入力します。

  3. + Add RuleVisitor Profile ​をクリックします。

  4. Visitor Profile」ドロップダウン・リストから「Category Affinity」を選択します。

    訪問者プロファイル/カテゴリ親和性

  5. 目的のカテゴリを選択します。

    カテゴリ親和性/カテゴリ

    カテゴリには、以下が含まれます。

    • お気に入りのカテゴリ
    • 最初のカテゴリ
    • 2 番目のカテゴリ
    • 3 番目のカテゴリ
    • 4 番目のカテゴリ
    • 5 番目のカテゴリ

    「お気に入りのカテゴリ」と「最初のカテゴリ」のオプションは同等じです。

  6. 評価基準を選択します。

    • 次を含む(大文字と小文字を区別しない)
    • 次を含まない(大文字と小文字を区別しない)
    • 次と等しい
  7. 新しい値はそれぞれ別の行(例えば、「靴」)に指定します。

  8. Save をクリックします。

アクティビティにおけるカテゴリ親和性オーディエンスの使用

カテゴリの親和性オーディエンスはどのアクティビティでも使用できます。3 ステップのガイドによるワークフローの Target のステップで、目的のオーディエンスを選択します。

Target