サーバー側:Target の実装
Adobe Target サーバーサイド配信 API、SDK および Target Recommendations API に関する情報です。
以下の処理は、Target のサーバー側実装で発生します。
- クライアントデバイスがサーバーを通じてエクスペリエンスのリクエストをおこないます。
- サーバーは、そのリクエストを Target に送信します。
- Target は、サーバーに応答を送り返します。
- サーバーは、レンダリングするエクスペリエンスをクライアントデバイスに配信するかどうかの決定を行います。
エクスペリエンスは、ブラウザーに表示する必要はありません。 エクスペリエンスは、電子メールやキオスクに表示したり、音声アシスタントを使用したり、非視覚的なエクスペリエンスや非ブラウザーベースのデバイスを使用したりして、表示できます。 サーバーはクライアントと Target の間に位置するので、より優れたコントロールおよびセキュリティが必要であったり、サーバーで実行したい複雑なバックエンド処理がある場合、このタイプの実装も理想的です。
次の節では、様々なサーバーサイド API と SDK について詳しく説明します。
Server Side Delivery API
リンク: サーバーサイド配信 API
/rest/v1/delivery
Target 配信 API を使用すると、次のことができます。
- SPAやモバイルチャネルを含む web 全体および接続された TV、キオスク、店舗のデジタルスクリーンなどの非ブラウザーベースの IoT デバイスにわたってエクスペリエンスを提供します。
- HTTP/s 呼び出しを行えるサーバーサイドプラットフォームまたはアプリケーションからエクスペリエンスを配信します。
- 訪問者がビジネスへのエンゲージメントに使用したチャネルやデバイスに関係なく、訪問者に対して一貫性のあるパーソナライズされたエクスペリエンスを提供します。
- サーバー上のセッション内の訪問者のエクスペリエンスをキャッシュして、複数の API 呼び出しを回避し、パフォーマンスを向上させます。
- Adobe Analytics、Adobe Audience Manager(AAM)などのAdobe Experience Cloud製品、Experience CloudID サービスとサーバーサイドからシームレスに統合します。
サーバーサイド SDK
Adobe Target サーバーサイド SDK のドキュメントは、選択した言語でサーバーに Target を実装するのに役立ちます。
Adobe Target のサーバーサイド SDK を使用すると、次のことができます。
- 機能フラグ設定、ロールアウト および A/B 実験 を ほぼゼロの待ち時間 で実行および実行します。
- 2}SPA や モバイルチャネル などの web 全体でエクスペリエンスを提供できるだけでなく、ブラウザー以外のベースの IoT (Internet of Things)デバイス 接続テレビ、キオスク、店舗のデジタル画面など)でもエクスペリエンスを提供できます。
- ユーザーがビジネスに関与したチャネルやデバイスに関係なく、機械学習(ML)駆動のパーソナライズされたエクスペリエンス をユーザーに提供します。
- Adobe Experience Cloudとシームレスに統合 サーバー側から Adobe Analytics、Adobe Audience Manager、Experience CloudID サービス などの製品を利用できます。
オンデバイス判定を使用して、シンプルな機能フラグ設定のユースケースを実行する方法については、 はじめにページを参照してください。
楽しく遊ぶには、 サンプルアプリをチェックしてください。
Target Recommendations API
リンク:Target Recommendations API および Adobe Recommendations API の概要。
Recommendations API を使用すると、Target Recommendations サーバーとプログラムによってやり取りできます。 これらの API は様々なアプリケーションスタックと統合して、通常 Target ユーザーインターフェイスからおこなわれる関数を実行できます。