Adobe Pass認証でのExperience Cloud ID の使用

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このページのコンテンツは情報提供のみを目的としています。 この API を使用するには、Adobeの最新ライセンスが必要です。 無許可の使用は許可されていません。

Experience Cloud ID とは何ですか?また、その取得方法を教えてください。 what-exp-cloud-id-obtain

Experience Cloud ID (ECID)は、アプリケーションまたは web サイトの個々のユーザーに対してAdobe Experience Cloudで生成される一意の ID です。 ECID は、複数のアプリケーションや web サイトをまたいで特定のユーザーに関する情報をリンクするために使用されるすべてのExperience Cloud レポートで頻繁に使用されます。

訪問者 ID を提供するシステムが既に導入されている場合は、このドキュメントの範囲にも同じ ID を使用する必要があります。

ECID を取得する 1 つの方法は、Experience Cloud ID サービスを使用することです。 TDM、JS ライブラリ、サーバー側、直接統合、モバイルプラットフォーム用のネイティブライブラリのいずれかに基づいて、好みの実装タイプを使用できます。 利用可能なサービス、ライブラリ、SDKのガイドおよび実装ガイドの包括的なビューについては、以下を参照してください。https://experienceleague.adobe.com/docs/id-service/using/implementation/implementation-guides.html?lang=ja

Adobe Pass認証でExperience Cloud ID を使用する利点は何ですか? benefit-ex-cloud-id

SDK およびクライアントレス REST API を ECID を使用するように設定すると、後でAdobe Pass Authentication によって収集されたデータを既存のExperience Cloud ソリューションにリンクできるようになります。 これにより、Adobeが提供するすべてのソリューションを通じて、カスタマージャーニーとエクスペリエンスをより深く理解できます。

Adobe Pass認証でのExperience Cloud ID の使用方法は? how-to-ex-cloud-id-authn

(前述の) ECID を取得したら、この情報を SDK とクライアントレス REST API に渡す必要があります。 この情報は、後でSDKが行う各ネットワーク呼び出しでサーバーに渡されます。 設定プロセスは、次のようにSDKごとに異なります。

JS SDK js-sdk

JavaScriptの場合、setRequestor 呼び出しの 3 番目のパラメーターとしてマップで ECID を渡す必要があります。

使用例:

accessEnabler.setRequestor("REQUESTOR_ID", ["ENDPOINT_URL"],
    {
        "visitorID": "THE_ECID_VALUE"
    }
);

iOS/tvOS SDK ios-sdk

iOS/tvOS SDKの場合は、setOptions という専用のメソッドがあります。

使用例:

accessEnabler.setOptions(
    [
        "visitorID": "THE_ECID_VALUE"
    ]
);

Android/fireTV SDK android-sdk

Android/fireTV SDKの場合、この仕組みはiOSに似ています。 パラメーター名のみが異なります。 API については、こちらを参照してください。

使用例:

String visitor_id = "THE_ECID_VALUE";

HashMap<String, String> options = new HashMap();
options.put("ap_vi",visitor_id);

accessEnabler.setOptions(options);

クライアントレス API clientless-api

REST API v1 経由でAdobe Passを使用する場合は、ECID 値を 'ap_vi' という名前のパラメーターとして すべての API で 送信する必要があります。

使用例:

GET: https://api.auth.adobe.com/api/v1/authorize?...&ap_vi=THE_ECID_VALUE

REST API V2 rest-api-v2

REST API v2 経由でAdobe Passを使用する場合は、ECID 値を すべての API でAP-Visitor-Identifier' という名前のヘッダーとして送信する必要があります。

使用例:

POST: https://api.auth.adobe.com/api/v2/${serviceProvider}/sessions/
ヘッダー:
AP-Visitor-Identifier: THE_ECID_VALUE

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