Tizen プレーヤーの実装 tizen-player

Tizen プレーヤーのインストール installing-tizen-player

次の手順に従って、AEM Screens 用の Tizen プレーヤーを実装します。

  1. AEM Screens Player のダウンロードページに移動すると、Tizen プレーヤーをダウンロードできます。

  2. ローカルマシンから Tizen プレーヤー​ (.zip) ​ファイルをインストールします。

HTTP サーバーのセットアップ setting-local-server

NOTE
zip ファイルを展開し、http server を通じて Tizen プレーヤーを入手できるようにします(http server はローカルサーバーまたは Apache サーバーである必要はありません)。

次の手順に従います。

  1. 展開した 2 つのファイル(AEMScreensPlayer.wgtsssp_config.xml など)をローカル Apache Web サーバーのルートディレクトリにコピーします。

    note note
    NOTE
    AEMScreensPlayer.wgt は実際の Tizen プレーヤーアプリケーションです。sssp_config.xml には、Tizen プレーヤーを Tizen デバイスにインストールする際に役立つ、このマップに関する情報が記載されています。
  2. ローカル HTTP サーバーの IP または URL を取得します(手順 2 で、ルートフォルダーではなくサブフォルダーに展開した場合は、展開したファイルを含むフォルダーへのパスも取得します)。

  3. Tizen プレーヤーは、ローカルサーバーからインストーラーをダウンロードします。

Tizen プレーヤーの命名 name-tizen

ユーザーにわかりやすいデバイス名を Tizen プレーヤーに割り当てて、そのデバイス名を Adobe Experience Manager(AEM)に送信することができます。この機能により、Tizen プレーヤーに名前を付けるだけでなく、適切なコンテンツを簡単に割り当てることもできます。

NOTE
プレーヤー名は、登録前にのみ選択できます。プレーヤーの登録後は、プレーヤー名を変更できなくなります。

Tizen プレーヤーに名前を設定するには、次の手順に従います。

  1. リモコンのメニューボタンを押します。
  2. ネットワークデバイス名 ​に移動すると、プレーヤーに名前を割り当てることができます。

Samsung デバイスでの更新の構成 config-updates

Samsung デバイスの次の手順に従うと、デバイスに AEM Screens Player をインストールできます。

  1. Samsung デバイスに移動し、電源を入れます。

  2. デバイスのリモートコントローラーで「MENU」ボタンをクリックし、左のナビゲーションバーで「System」まで下にスクロールします。

  3. 下にスクロールし、「Play by way of」オプションをクリックし、それを「URL ランチャー」オプションに変更します。
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  4. URL ランチャーを設定したら、リモートから「ホーム」ボタンを押します。

  5. URL ランチャー設定」に移動し、localhost サーバーの IP アドレスを入力して、「完了」をクリックします。

    note note
    NOTE
    Tizen プレーヤーが HTTP サーバーに接続できるようになります。
  6. AEM Screens プレーヤーが Samsung デバイスに自動的にインストールされて起動します。

    note note
    NOTE
    Tizen デバイスと http サーバーが相互に接続できるようになり、サーバーは Tizen プレーヤーに到達できます。
IMPORTANT
この節の内容は、Adobe Experience Manager(AEM)6.5.5 から AEM 6.5.7 までのバージョンに適用されます。
ブラウザーエンジンの中には、AEM 6.5.5 から AEM 6.5.7 までのバージョンが発行するログイントークンで使用される SameSite=None 属性に対応していないものが一部あります。この問題は、通常、ブラウザーを入手可能な最新のバージョンにアップグレードすれば解決できます。ただし、スマートディスプレイやセットトップボックスのように、ブラウジングエンジンが組み込まれているデバイスの場合など、そのようなアップグレードが不可能な場合があります。

SameSite=None を使用する場合に、その属性に対応していないこれらのクライアントを適用対象外にするには、次の手順に従います。

  1. Adobe Experience Manager(AEM)Service Pack 6.5.7 にアップグレードします。

  2. AEM を再起動した後、/system/console/configMgr に移動し、Adobe Granite Token Authentication Handler を探します。SameSite の値を「None」に設定します。

  3. 新しいオプション User agents to be exempted from samesite attribute が表示されます。SameSite=None 属性に対応していないユーザーエージェントを表す正規表現を、このオプションに設定します。

    note note
    NOTE
    詳しくは、SameSite=None: Known Incompatible Clientsを参照してください。Tizen プレーヤーの場合は (.*)Tizen(.*) という正規表現を使用します。
  4. AEM 6.5.5 以降のインスタンスに Tizen プレーヤーを登録します。これによりプレーヤーが登録され、コンテンツが正常に表示されます。

Tizen プレーヤーのリモートプロビジョニング remote-provisioning

Tizen プレーヤーをリモートでプロビジョニングすると、数百台から数千台の Samsung Tizen ディスプレイを手間をかけずにデプロイできます。これにより、サーバー URL や一括登録コード、またはその他のパラメーターを各プレーヤーに手動で設定する必要がなくなります。また、AEM Screens as a Cloud Service がある場合は、クラウドモードとクラウドトークンの設定も同様です。

この機能を利用すると、Tizen プレーヤーをリモートで設定し、必要に応じてその設定を一元的に更新できます。必要なのは、Tizen アプリケーション (wgt and xml file) をホストするための HTTP サーバーと、適切なパラメーターを記述した config.json を保存するためのテキストエディターだけです。

Tizen デバイスに URL ランチャーアドレスが設定されていることを確認します。ホームボタン/URL ランチャーの設定をクリックします。
Tizen アプリケーションをホストする HTTP サーバー上で、config.json ファイルを wgt ファイルと同じ場所に置きます。ファイル名は config.json にする必要があります。
Tizen プレーヤーがインストールされ、プレーヤーの起動時(および再起動時)に config.json ファイル内の設定がチェックされ適用されます。

JSON ポリシーの例 example-json

{
  "server":  "http://your-aem-instance.com:4502",
  "registrationKey": "AdobeRocks!!",
  "enableAdminUI": true,
  "enableOSD": true,
  "enableActivityUI": true
}

ポリシーの属性と目的 policy-attributes

次の表に、ポリシーとその機能の概要を示します。

NOTE
プレーヤーの管理 UI ポリシー設定は厳密に適用され、手動で上書きされることはありません。特定のポリシーに対して手動のプレーヤー設定を許可する場合は、ポリシー設定でポリシーを指定しないでください。
例えば、再起動スケジュールの手動設定を許可する場合は、ポリシー設定で rebootSchedule キーを指定しないでください。ポリシー設定は、プレーヤーが再読み込みされるたびに読み取られます。
ポリシー名
目的
server
Adobe Experience Manager(AEM)サーバーの URL。
registrationKey
事前共有キーを使用したデバイスの一括登録に使用されます。
resolution
デバイスの解像度。
rebootSchedule
プレーヤーを再起動するスケジュール。
enableAdminUI
サイト上でデバイスを設定するための Admin UI を有効にします。設定が完了して実稼働になったら、false に設定します。
enableOSD
ユーザー用のチャネルスイッチャー UI を有効にし、デバイスのチャネルを切り替えます。設定が完了して実稼働になったら、false に設定することを検討します。
enableActivityUI
有効にすると、ダウンロードや同期などのアクティビティの進捗を表示できます。トラブルシューティング用に有効にしておき、設定が完了して実稼働になったら無効にします。
cloudMode
Tizen プレーヤーから Screens as a Cloud Service に接続する場合は、true に設定します。AMS またはオンプレミス AEM に接続する場合は、false に設定します。
cloudToken
Screens as a Cloud Service に登録するための登録トークン。

Samsung Remote Management Service(RMS)への Tizen デバイスの登録 enroll-tizen-device-rms

Tizen デバイスを Samsung Remote Management Service(RMS)に登録し URL ランチャーをリモートで設定するには、次の手順に従います。

NOTE
ネットワーク設定とモニターを確認します。
  1. MenuNetworkServer Network Settings に移動し、Enter キーを押します。

  2. サーバーのアドレスに移動し、MagicInfo URL アクセスを入力して、「完了」を押します。

  3. 必要に応じて、TLS をセットアップします。ポートに移動し、サーバーのポート番号をクリックして、「保存」をクリックします。

  4. デバイス」タブに移動し、設定したデバイスを確認します。デバイスが見つかったら、チェックボックスをクリックし、「承認」をクリックします。

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  5. 必要な情報を入力し、デバイスグループをクリックします。「OK」をクリックします。

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  6. デバイスが承認されると、デバイスリストに表示されます。次に示すように、デバイスのボックスで「情報」をクリックします。

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  7. デバイス情報ダイアログボックスが表示されます。「デバイス情報」タブをクリックし、「編集」をクリックします。

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  8. デバイスのオプションを編集し、「設定」タブをクリックします。「URL ランチャー」セクションに移動し、wgt と SSSP config file をホストする URL を入力すると、次の図に示すように SSSP アプリケーションをインストールできます。

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  9. 保存」をクリックします。

Screens リモート制御の使用 using-remote-control

AEM Screens には、リモート制御機能が用意されています。この機能について詳しくは、Screens リモート制御を参照してください

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