Windows プレーヤーの実装 implementing-windows-player

この節では、AEM Screens での Windows プレーヤーの設定について説明します。開発およびテストで使用する設定に関して、使用可能および推奨される設定ファイルおよびオプションの情報を提供します。

Windows プレーヤーのインストール installing-windows-player

AEM Screens 用の Windows プレーヤーを実装するには、AEM Screens 用の Windows プレーヤーをインストールします。

AEM 6.5 Player のダウンロード ページにアクセスします。

NOTE
Windows プレーヤーにはウィンドウモードはありません。常にフルスクリーンモードになります。

AEM Screens 6.5.5 サービスパック環境の設定 fp-environment-setup

NOTE
AEM Screens 6.5.5 サービスパックを使用している場合は、Windows プレーヤー用の環境を設定します。

AEM オーサーインスタンスおよびパブリッシュインスタンスの Adobe Experience Manager Web コンソール設定 ​で、login-token cookies の SameSite 属性 ​を Lax から None に設定します。

次の手順に従います。

  1. http://localhost:4502/system/console/configMgr を使用して、Adobe Experience Manager Web コンソールの設定 ​に移動します。

  2. Adobe Granite トークン認証ハンドラー ​を検索します。

  3. login-token cookie の SameSite 属性 ​を Lax から None に設定します。
    画像

  4. 保存」をクリックします。

アドホック方式 ad-hoc-method

アドホック方式を使用すると、最新の Windows プレーヤー(.exe)をインストールできます。AEM 6.5 Player のダウンロード ページにアクセスします。

アプリケーションをダウンロードしたら、プレーヤー上で以下の手順に従ってアドホックインストールを完了します。

  1. 左上隅を長押しして、管理パネルを開きます。
  2. 左のアクションメニューから「設定」に移動し、接続する AEM インスタンスの場所(アドレス)を入力して、「保存」をクリックします。
  3. 左側のアクションメニューから「デバイス****登録」リンクに移動すると、デバイス登録プロセスのステータスを確認できます。
NOTE
状態」が「登録済み」の場合は、「デバイス ID」フィールドに値が入力されます。
状態」が「未登録」の場合は、トークン ​を使用してデバイスを登録できます。

Windows プレーヤーの命名 name-windows

ユーザーにわかりやすいデバイス名を Windows プレーヤーに割り当てて、そのデバイス名を Adobe Experience Manager(AEM)に送信することができます。この機能により、Windows プレーヤーに名前を付けるだけでなく、適切なコンテンツを簡単に割り当てることもできます。

NOTE
プレーヤー名は、登録前にのみ選択できます。プレーヤーの登録後は、プレーヤー名を変更できなくなります。

Windows プレーヤーに名前を設定するには、次の手順に従います。

  1. スタート実行 ​をクリックします。
  2. system.cpl と入力します。
  3. 「コンピューター名」タブを使用して、コンピューターのホスト名を設定します。

Windows インストーラーのデフォルトのオプションの変更 changing-default-options

Windows インストーラーのデフォルトのオプションを変更する方法と、使用可能なカスタマイズのリストについては、この節に従ってください。

CLI(PowerShell)を使用したインストール install-powershell

  1. Screens プレーヤー​ 専用 に、カスタムの場所を作成します。例:
    C:\Users\User\screens-player
  2. 次をインストールします:
    aem-screens-player-electron-xxx-signed.exe /S /D=C:\Users\User\screens-player
  3. 次を開きます:
    Start-Process C:\Users\User\screens-player\AEMScreensPlayer.exe

C:\Users\User\Downloads> mkdir screens-player

C:\Users\User\Downloads> .\aem-screens-player-electron-xxx-signed.exe /S /D=C:\Users\User\Downloads\screens-player

C:\Users\User\Downloads> Start-Process C:\Users\User\Downloads\screens-player\AEMScreensPlayer.exe

Windows プレーヤーの一括登録 bulk-registration

Windows プレーヤーを実装する場合、すべてのプレーヤーを手動で設定する必要はありません。代わりに、設定 JSON ファイルがテストされ、デプロイの準備が整った後に更新できます。

この設定により、すべてのプレーヤーが、設定ファイルで指定された同じサーバーに ping を送信します。各プレーヤーを手動で登録します。

Windows 10 プレーヤーを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Windows プレーヤーをインストールします。
  2. 設定ファイルは %appdata%\com.adobe.aem.screens.player\config.json の下にあります。
  3. 後述の情報を使用して設定 JSON を更新し、同じフォルダーをプレーヤーが存在するすべてのシステムにコピーします。

ポリシー属性 policy-attributes

次の表に、参照用のポリシー JSON の例と共にポリシー属性を示します。

ポリシー名
目的
server
Adobe Experience Manager(AEM)サーバーの URL。
registrationKey
事前共有キーを使用したデバイスの一括登録に使用されます。
resolution
デバイスの解像度。
rebootSchedule
プレーヤーを再起動するスケジュール。
enableAdminUI
サイト上でデバイスを設定するための Admin UI を有効にします。設定が完了して実稼働になったら、false に設定します。
enableOSD
ユーザー用のチャネルスイッチャー UI を有効にし、デバイスのチャネルを切り替えます。設定が完了して実稼働になったら、false に設定することを検討します。
enableActivityUI
有効にすると、ダウンロードや同期などのアクティビティの進捗を表示できます。トラブルシューティング用に有効にしておき、設定が完了して実稼働になったら無効にします。
cloudMode
Windows プレーヤーから Screens as a Cloud Service に接続する場合は、true に設定します。AMS またはオンプレミス AEM に接続する場合は、false に設定します。
cloudToken
Screens as a Cloud Service に登録するための登録トークン。

ポリシー JSON ファイルの例 example-policy-json-file

{
    "server": "https://localhost:4502",
    "resolution": "auto",
    "rebootSchedule": "at 4:00 am",
    "enableAdminUI": false,
    "enableOSD": false,
    "enableActivityUI": false
}

キオスクモードの有効化 enabling-kiosk-mode

Windows プレーヤーをデプロイする際は、他のアプリケーションやタスクバーが Windows デスクトップに表示されないように、キオスクモードを有効にすることが重要です。

CAUTION
Windows のキオスクモードを有効にするには、デバイス管理ソリューションを使用することをお勧めします。キオスクモードを有効にするためのデバイス管理ソリューションがない場合は、以下の手順に従います。この方法では、Windows 10 Enterprise および Windows 10 Education で利用可能なシェルランチャー機能を使用します。非 UWP アプリ向けに Microsoft が推奨する他の方法もキオスクモードの有効化、特に、Windows の他のエディションでの有効化に適用できます。

キオスクモードを有効にするには、以下の手順に従います。

NOTE
以下の手順を実行する前に、Windows 10 Enterprise または Windows 10 Education を使用していることを確認してください。
  1. シェルランチャーを有効にします。

    詳しくは、Microsoft® Windows サポートの​ シェルランチャー ​ページの​ シェルランチャーの構成 ​を参照してください。

  2. キオスクモードに使用する管理者以外のユーザーを作成します(まだ存在しない場合)。ローカルユーザーでもドメインユーザーでも構いません。

  3. AEM Screens Player のダウンロードページから、そのキオスクユーザー用の Windows プレーヤーをインストールします。

  4. PowerShell スクリプトの変更について詳しくは、シェルランチャーを使って Windows 10 キオスクを作成するを参照してください。

    PowerShell スクリプトを変更して、ユーザー名を作成したユーザー名に置き換えられるようにします。アプリケーションの実行可能ファイルへのパスが正しいことを確認します。これにより、カスタムシェルがキオスクユーザーの Windows プレーヤーアプリケーションとして設定され、他のユーザーには explorer.exe がデフォルトとして設定されます。

  5. PowerShell スクリプトを管理者として実行します。

  6. 再起動してキオスクユーザーとしてログインすると、プレーヤーアプリケーションが起動します。

トラブルシューティング troubleshooting

キオスクユーザーとしてログインした後に黒い画面が表示された場合は、Windows プレーヤーの実行可能ファイルへのパスが正しく指定されていない可能性があります。管理者として再度ログインし、スクリプトを確認してから再実行します。

Windows プレーヤーのデフォルトのインストールパスは次のとおりです。

C:\Users<your user>\AppData\Local\Programs@aem-screensscreens-player-electron\AEM Screens Player.exe

リンク内のサンプルスクリプトでは、カスタムシェルを有効および無効にします。したがって、スクリプトを 2 つに分割し、該当する以下の行を有効または無効にします。

NOTE
一部の Windows 環境では、PowerShell スクリプト(特に未署名のスクリプト)がポリシーによって制限されている場合があります。スクリプトを実行するには、この制限を一時的に無効にしてから再度有効にして、スクリプトを実行します。PowerShell ウィンドウを開き、次のコマンドを使用します。
set-executionpolicy unrestricted - 制限を一時的に解除します。
set-executionpolicy restricted - スクリプトの実行後に制限を再度有効にします。
# Remove the new custom shells.

$ShellLauncherClass.RemoveCustomShell($Admins_SID)

$ShellLauncherClass.RemoveCustomShell($Cashier_SID)

Screens リモート制御の使用 using-remote-control

AEM Screens には、リモート制御機能が用意されています。この機能について詳しくは、Screens リモート制御を参照してください

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