Chrome OS プレーヤーの実装 implementing-chrome-os-player

ここでは、Chrome 管理コンソールを使用した Chrome OS プレーヤーの実装方法を説明します。

Chrome 管理コンソールの使用 using-chrome-management-console

Chrome 管理コンソールを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Chrome 管理コンソールを登録します。Chrome 管理コンソールのライセンスを取得する必要があります。Chrome のデバイス設定の管理について詳しくは、Google サポートにお問い合わせください。
  2. Chrome OS デバイスをドメインに登録し、デバイスが Chrome 管理コンソールと同期するまで 15 分間待ちます。Chrome デバイスの登録について詳しくは、ここをクリックしてください。
  3. Chrome プレーヤーは Chrome ウェブストアで入手できます。
NOTE
Chrome OS デバイスのデプロイメントおよび管理には、Chrome 管理コンソールなどのデバイス管理ソリューションをお勧めします。このドキュメントでは Chrome 管理コンソールの実装を扱いますが、他のベンダーにも同様の機能を提供するものがあります。デバイス管理ソフトウェアのベンダーにお問い合わせください。

Chrome OS プレーヤーの命名 name-chrome

ユーザーにわかりやすいデバイス名を Chrome プレーヤーに割り当てて、その割り当てたデバイス名を Adobe Experience Manager(AEM)に送信できます。この機能により、Chrome プレーヤーに名前を付けるだけでなく、適切なコンテンツを簡単に割り当てることもできます。

NOTE
プレーヤー名は、登録前にのみ選択できます。プレーヤーの登録後は、プレーヤー名を変更できなくなります。

Chrome プレーヤーに名前を設定するには、次の手順に従います。

  1. オプションで、エンタープライズ登録の一環としてオーディオ/ビデオインテグレーターまたは IT 管理者がアセット ID および場所を設定できるようにすることも可能です。

    画像

  2. デバイスを登録できる場合は、オプションが表示されます。

    画像

  3. アセット ID は、エンタープライズ登録の一環として設定できるほか、Chrome 管理コンソールでも設定できます。

    画像

    note note
    NOTE
    Chrome プレーヤーをエンタープライズ登録で登録し、Chrome 管理コンソールでデプロイする必要があります。そうでなければ、アセット ID が空白を返します(例:拡張機能としての Chrome など)。デバイス名は登録時にのみ記録されます。それ以降の変更は、Adobe Experience Manager(AEM)には反映されません。

キオスクモードの有効化 enabling-kiosk-mode

キオスクモードを有効にするには、次の手順に従います。

  1. Chrome Developer Console にログインします。

    screen_shot_2017-12-08at20303pm

  2. デバイス管理Chrome 管理デバイス設定 ​を参照します。

  3. Kiosk Settings」にスクロールダウンして、「Manage Kiosk Applications」をクリックします。

    kiosk

  4. Chrome ウェブストアから AEM Screens Player をクリックします。

    note note
    NOTE
    最近公開されたアプリがこのリストに表示されるまで、約 15 分かかります。
  5. Auto Launch Kiosk App ドロップダウンから「AEM Screens Player」をクリックします。

    ネットワークによっては、変更が反映されるまで数分かかることがあります。再起動することをお勧めします。

リモートデバイスのステータスの確認 checking-remote-device-status

  1. Chrome Developer Console にログインします。
  2. デバイス管理Chrome デバイス ​を参照し、制御したいデバイスをクリックします。
  3. System Activity and troubleshooting」をクリックします。
  4. デバイスの Reboot Device および Screen Capture プロパティを確認します。また、デバイスステータスおよびヘルス情報も確認できます。
NOTE
これらの設定が有効になるには、デバイスが登録されてから数分後かかる場合があります。各オプションは、時間が経過すると有効になります。

Chrome OS プレーヤーのリモート設定の設定 configuring-remote-configuration-of-chrome-os-players

AEM Screens Player は、キオスク対応アプリケーションです。Chrome OS プレーヤーのリモートポリシー設定にも対応しています。

プレーヤーの様々なオプションを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Chrome 管理コンソールにログインします。
  2. デバイス管理Chrome 管理アプリ管理 ​をクリックします。AEM Screens Player がリストに表示されます。
  3. AEM Screens Player アプリケーションをクリックします。
  4. キオスク設定」をクリックして、組織(テスト環境を使用している場合)をクリックします。
  5. 設定ファイルをアップロード」をクリックして、設定ポリシー(JSON ファイル)をアップロードします。
  6. 保存」をクリックします。ポリシーを同期するには、デバイスを再起動します。
NOTE
ポリシーの変更を同期するには、デバイスを再起動します。

ポリシー JSON ファイルの例 example-policy-json-file

{
  "server": {
    "Value": "https://aemscreensdemo.adobeitc.com"
  },
  "resolution": {
    "Value": "auto"
  },
  "rebootSchedule": {
    "Value": "at 4:00am"
  },
  "enableAdminUI": {
    "Value": true
  },
  "enableOSD": {
    "Value": true
  },
  "enableActivityUI": {
    "Value": true
  }
}

ポリシーの属性と目的 policy-attributes-and-purpose

次の表に、ポリシーとその機能の概要を示します。

ポリシー名
目的
server
Adobe Experience Manager(AEM)サーバーの URL。
registrationKey
事前共有キーを使用したデバイスの一括登録に使用されます。
resolution
デバイスの解像度。
rebootSchedule
プレーヤーを再起動するスケジュール。
enableAdminUI
サイト上でデバイスを設定するための Admin UI を有効にします。設定が完了して実稼働になったら、false に設定します。
enableOSD
ユーザー用のチャネルスイッチャー UI を有効にし、デバイスのチャネルを切り替えます。設定が完了して実稼働になったら、false に設定することを検討します。
enableActivityUI
有効にすると、ダウンロードや同期などのアクティビティの進捗を表示できます。トラブルシューティング用に有効にしておき、設定が完了して実稼働になったら無効にします。
cloudMode
Chrome プレーヤーから Screens as a Cloud Service に接続する場合は、true に設定します。AMS またはオンプレミス AEM に接続する場合は、false に設定します。
cloudToken
Screens as a Cloud Service に登録するための登録トークン。
NOTE
ポリシー設定は厳格に適用され、プレーヤーの管理 UI は手動で上書きされません。特定のポリシーに対して手動のプレーヤー設定を許可するには、ポリシー設定 ​でポリシーを指定しないでください。例えば、再起動スケジュールの手動設定を許可する場合は、ポリシー設定で rebootSchedule キーを指定しないでください。

Screens リモート制御の使用 using-remote-control

AEM Screens には、リモート制御機能が用意されています。この機能について詳しくは、Screens リモート制御を参照してください

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