ドキュメントAEMAEM Screens ガイド

Chrome OS プレーヤーの実装

2025年6月17日
  • トピック:
  • 管理スクリーン

作成対象:

  • 中級
  • 管理者

ここでは、Chrome 管理コンソールを使用した Chrome OS プレーヤーの実装方法を説明します。

Chrome 管理コンソールの使用

Chrome 管理コンソールを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Chrome 管理コンソールを登録します。Chrome 管理コンソールのライセンスを取得する必要があります。Chrome のデバイス設定の管理について詳しくは、Google サポートにお問い合わせください。
  2. Chrome OS デバイスをドメインに登録し、デバイスが Chrome 管理コンソールと同期するまで 15 分間待ちます。Chrome デバイスの登録について詳しくは、ここをクリックしてください。
  3. Chrome プレーヤーは Chrome ウェブストアで入手できます。
NOTE
Chrome OS デバイスのデプロイメントおよび管理には、Chrome 管理コンソールなどのデバイス管理ソリューションをお勧めします。このドキュメントでは Chrome 管理コンソールの実装を扱いますが、他のベンダーにも同様の機能を提供するものがあります。デバイス管理ソフトウェアのベンダーにお問い合わせください。

Chrome OS プレーヤーの命名

ユーザーにわかりやすいデバイス名を Chrome プレーヤーに割り当てて、その割り当てたデバイス名を Adobe Experience Manager(AEM)に送信できます。この機能により、Chrome プレーヤーに名前を付けるだけでなく、適切なコンテンツを簡単に割り当てることもできます。

NOTE
プレーヤー名は、登録前にのみ選択できます。プレーヤーの登録後は、プレーヤー名を変更できなくなります。

Chrome プレーヤーに名前を設定するには、次の手順に従います。

  1. オプションで、エンタープライズ登録の一環としてオーディオ/ビデオインテグレーターまたは IT 管理者がアセット ID および場所を設定できるようにすることも可能です。

    画像

  2. デバイスを登録できる場合は、オプションが表示されます。

    画像

  3. アセット ID は、エンタープライズ登録の一環として設定できるほか、Chrome 管理コンソールでも設定できます。

    画像

    NOTE
    Chrome プレーヤーをエンタープライズ登録で登録し、Chrome 管理コンソールでデプロイする必要があります。そうでなければ、アセット ID が空白を返します(例:拡張機能としての Chrome など)。デバイス名は登録時にのみ記録されます。それ以降の変更は、Adobe Experience Manager(AEM)には反映されません。

キオスクモードの有効化

キオスクモードを有効にするには、次の手順に従います。

  1. Chrome Developer Console にログインします。

    screen_shot_2017-12-08at20303pm

  2. デバイス管理/Chrome 管理/デバイス設定 ​を参照します。

  3. 「Kiosk Settings」にスクロールダウンして、「Manage Kiosk Applications」をクリックします。

    kiosk

  4. Chrome ウェブストアから AEM Screens Player をクリックします。

    NOTE
    最近公開されたアプリがこのリストに表示されるまで、約 15 分かかります。
  5. Auto Launch Kiosk App ドロップダウンから「AEM Screens Player」をクリックします。

    ネットワークによっては、変更が反映されるまで数分かかることがあります。再起動することをお勧めします。

リモートデバイスのステータスの確認

  1. Chrome Developer Console にログインします。
  2. デバイス管理/Chrome デバイス ​を参照し、制御したいデバイスをクリックします。
  3. 「System Activity and troubleshooting」をクリックします。
  4. デバイスの Reboot Device および Screen Capture プロパティを確認します。また、デバイスステータスおよびヘルス情報も確認できます。
NOTE
これらの設定が有効になるには、デバイスが登録されてから数分後かかる場合があります。各オプションは、時間が経過すると有効になります。

Chrome OS プレーヤーのリモート設定の設定

AEM Screens Player は、キオスク対応アプリケーションです。Chrome OS プレーヤーのリモートポリシー設定にも対応しています。

プレーヤーの様々なオプションを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Chrome 管理コンソールにログインします。
  2. デバイス管理/Chrome 管理/アプリ管理 ​をクリックします。AEM Screens Player がリストに表示されます。
  3. AEM Screens Player アプリケーションをクリックします。
  4. 「キオスク設定」をクリックして、組織(テスト環境を使用している場合)をクリックします。
  5. 「設定ファイルをアップロード」をクリックして、設定ポリシー(JSON ファイル)をアップロードします。
  6. 「保存」をクリックします。ポリシーを同期するには、デバイスを再起動します。
NOTE
ポリシーの変更を同期するには、デバイスを再起動します。

ポリシー JSON ファイルの例

{
  "server": {
    "Value": "https://aemscreensdemo.adobeitc.com"
  },
  "resolution": {
    "Value": "auto"
  },
  "rebootSchedule": {
    "Value": "at 4:00am"
  },
  "enableAdminUI": {
    "Value": true
  },
  "enableOSD": {
    "Value": true
  },
  "enableActivityUI": {
    "Value": true
  }
}

ポリシーの属性と目的

次の表に、ポリシーとその機能の概要を示します。

ポリシー名
目的
server
Adobe Experience Manager(AEM)サーバーの URL。
registrationKey
事前共有キーを使用したデバイスの一括登録に使用されます。
resolution
デバイスの解像度。
rebootSchedule
プレーヤーを再起動するスケジュール。
enableAdminUI
サイト上でデバイスを設定するための Admin UI を有効にします。設定が完了して実稼働になったら、false に設定します。
enableOSD
ユーザー用のチャネルスイッチャー UI を有効にし、デバイスのチャネルを切り替えます。設定が完了して実稼働になったら、false に設定することを検討します。
enableActivityUI
を有効にすると、ダウンロードや同期など、アクティビティの進行状況を表示できます。 トラブルシューティング用に有効にしておき、設定が完了して実稼働になったら無効にします。
cloudMode
Chrome プレーヤーから Screens as a Cloud Service に接続する場合は、true に設定します。AMS またはオンプレミス AEM に接続する場合は、false に設定します。
cloudToken
Screens as a Cloud Service に登録するための登録トークン。
NOTE
ポリシー設定は厳格に適用され、プレーヤーの管理 UI は手動で上書きされません。特定のポリシーに対して手動のプレーヤー設定を許可するには、ポリシー設定 ​でポリシーを指定しないでください。例えば、再起動スケジュールの手動設定を許可する場合は、ポリシー設定で rebootSchedule キーを指定しないでください。

Screens リモート制御の使用

AEM Screens には、リモート制御機能が用意されています。この機能について詳しくは、Screens リモート制御を参照してください

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