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CDN キャッシュを無効にする方法

最終更新日： 2025年4月16日
  • 適用対象：
  • Experience Manager as a Cloud Service
  • トピック：
  • CDN キャッシュ

作成対象：

  • 初心者
  • 管理者
  • 開発者

AEM as a Cloud Serviceの CDN で HTTP 応答のキャッシュを無効にする方法を学びます。応答のキャッシュは、Cache-Control、Surrogate-Control、または Expires HTTP 応答キャッシュヘッダーによって制御されます。

これらのキャッシュヘッダーは、通常、mod_headers を使用して、AEM Dispatcher のホスト設定で行われますが、AEM パブリッシュ自体で実行されるカスタム Java™ コードで設定することもできます。

新しいデフォルトのキャッシュ動作

AEM as a Cloud Service CDN での HTTP 応答のキャッシュは、接触チャネルからの HTTP 応答ヘッダー Cache-Control、Surrogate-Control または Expires によって制御されます。Cache-Control に private、no-cache または no-store が含まれる接触チャネル応答はキャッシュされません。

AEM プロジェクトアーキタイプベースの AEM プロジェクトがデプロイされたときの、AEM パブリッシュおよびオーサーでのデフォルトのキャッシュ動作を確認します。

キャッシュを無効にする

キャッシュをオフにすると、AEM as a Cloud Service インスタンスのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があるので、デフォルトのキャッシュ動作を無効にする場合は注意が必要です。

ただし、次のようなシナリオで、キャッシュを無効にする場合があります。

  • 新しい機能の開発中に、変更をすぐに確認したい場合。
  • コンテンツが安全（認証済みユーザーのみを対象）または動的（買い物かご、注文の詳細）で、キャッシュされない場合。

キャッシュを無効にするには、2 つの方法でキャッシュヘッダーを更新します。

  1. Dispatcher vhost の設定： AEM パブリッシュでのみ使用できます。
  2. カスタム Java™コード： AEM パブリッシュとオーサーの両方で使用できます。

これらの各オプションを確認してみましょう。

Dispatcher フィルター設定

キャッシュを無効にする場合は、このオプションを使用することをお勧めしますが、AEM パブリッシュでのみ使用できます。キャッシュヘッダーを更新するには、mod_headers モジュールと、Apache HTTP サーバーの vhost ファイル内の <LocationMatch> ディレクティブを使用します。一般的な構文は次のとおりです。

<LocationMatch "$URL$ || $URL_REGEX$">
    # Removes the response header of this name, if it exists. If there are multiple headers of the same name, all will be removed.
    Header unset Cache-Control
    Header unset Surrogate-Control
    Header unset Expires

    # Instructs the Browser and the CDN to not cache the response.
    Header always set Cache-Control "private"

    # Instructs only the CDN to not cache the response.
    Header always set Surrogate-Control "private"
</LocationMatch>

例

トラブルシューティングのために CSS コンテンツタイプ ​の CDN キャッシュを無効にするには、次の手順に従います。

既存の CSS キャッシュをバイパスするには、CSS ファイルに対して新しいキャッシュキーを生成するために、CSS ファイルでの変更が必要になることに注意してください。

  1. AEM プロジェクト内で、dispatcher/src/conf.d/available_vhosts ディレクトリから目的の vhost ファイルを見つけます。

  2. その vhost（例：wknd.vhost）ファイルを次のように更新します。

    <LocationMatch "^/etc.clientlibs/.*\.(css)$">
    # Removes the response header of this name, if it exists. If there are multiple headers of the same name, all will be removed.
    Header unset Cache-Control
    Header unset Expires

    # Instructs the Browser and the CDN to not cache the response.
    Header always set Cache-Control "private"
</LocationMatch>

    dispatcher/src/conf.d/enabled_vhosts ディレクトリ内の vhost ファイルは dispatcher/src/conf.d/available_vhosts ディレクトリ内のファイルへの​ シンボリックリンク ​なので、存在しない場合は、必ずシンボリックリンクを作成してください。

  3. Cloud Manager の web 層設定パイプラインまたは RDE コマンドを使用して、目的の AEM as a Cloud Service 環境に vhost の変更をデプロイします。

カスタム Java™ コード

このオプションは、AEM パブリッシュと AEM オーサーの両方で使用できます。キャッシュヘッダーを更新するには、カスタム Java™ コード（Sling サーブレット、Sling サーブレットフィルター）で SlingHttpServletResponse オブジェクトを使用します。一般的な構文は次のとおりです。

response.setHeader("Cache-Control", "private");
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