Adobe I/O Runtime へのデプロイ
Asset Compute プロジェクトとそれに含まれるワーカーは、AEM as a Cloud Serviceで使用するには Adobe I/O CLI を介して Adobe I/O Runtime にデプロイする必要があります。
AEM as a Cloud Service オーサーサービスで使用するために Adobe I/O Runtime にデプロイする場合は、次の 2 つの環境変数のみが必要です。
AIO_runtime_namespace
は、デプロイ先の App Builder ワークスペースを指しますAIO_runtime_auth
は、App Builder ワークスペースの認証資格情報です
.env
ファイルで定義された他の標準変数は、AEM as a Cloud Service が Asset compute ワーカーを起動する際に暗黙的に提供されます。
開発ワークスペース
このプロジェクトは Development
ワークスペースを使用して aio app init
で生成されたため、AIO_runtime_namespace
は自動的に 81368-wkndaemassetcompute-development
に設定され、ローカルの .env
ファイルで一致する AIO_runtime_auth
が設定されます。.env
ファイルが deploy コマンドの発行に使用されるディレクトリに存在する場合、OS レベルの変数書き出しによって置き換えられない限り、その値が使用されます。このようにしてステージングと実稼動ワークスペースがターゲットされます。
プロジェクトの .env
ファイルで定義されたワークスペースにデプロイする手順は次のとおりです。
- Asset Compute プロジェクトのルートでコマンドラインを開きます。
- コマンド
aio app deploy
を実行します。 - コマンド
aio app get-url
を実行して、AEM as a Cloud Service 処理プロファイルでこのカスタム Asset Compute ワーカーを参照するために使用するワーカー URL を取得します。プロジェクトに複数のワーカーが含まれる場合、各ワーカーの個別の URL がリストされます。
ローカル開発環境と AEM as a Cloud Service 開発環境で個別の Asset Compute デプロイメントを使用する場合、AEM as a Cloud Service 開発環境へのデプロイメントは、ステージングおよび実稼働デプロイメントと同じ方法で管理できます。
ステージングワークスペースと実稼動ワークスペース stage-and-production
ステージング環境および実稼動環境へのデプロイは、通常、任意の CI/CD システムで行います。Asset Compute プロジェクトは、個別に各ワークスペース(ステージングおよび実稼動)にデプロイする必要があります。
環境変数を true に設定すると、.env
内の同じ名前の変数の値が上書きされます。
ステージング環境および実稼動環境にデプロイする場合の一般的なアプローチは、通常、CI/CD システムで自動化されます。
- Adobe I/O CLI npm モジュールおよび Asset Compute プラグインがインストールされていることを確認します
- デプロイする Asset Compute プロジェクトを Git からチェックアウトします
- 環境変数に、ターゲットワークスペース(ステージングまたは実稼動)に対応する値を設定します
- 2 つの必須変数は
AIO_runtime_namespace
とAIO_runtime_auth
であり、ワークスペースの すべてダウンロード 機能を介して、Adobe I/O Developer Console のワークスペースごとに取得されます。
- 2 つの必須変数は
これらのキーの値は、コマンドラインから export コマンドを発行することで設定できます。
$ export AIO_runtime_namespace=81368-wkndaemassetcompute-stage
$ export AIO_runtime_auth=27100f9f-2676-4cce-b73d-b3fb6bac47d1:0tDu307W6MboQf5VWB1BAK0RHp8xWqSy1CQc3lKe7f63o3aNtAu0Y3nAmN56502W
Asset Compute ワーカーがクラウドストレージなどの他の変数を必要とする場合は、それらを環境変数として書き出す必要があります。
- ターゲットワークスペースのデプロイ先となるすべての環境変数を設定したら、次の deploy コマンドを実行します。
aio app deploy
- AEM as a Cloud Service 処理プロファイルで参照されるワーカー URL は、次からも取得できます。
aio app get-url
Asset Compute プロジェクトのバージョンを変更すると、ワーカーの URL も新しいバージョンを反映するように変更され、URL を処理プロファイルで更新する必要があります。
ワークスペース API のプロビジョニング workspace-api-provisioning
条件 Adobe I/Oでの App Builder プロジェクトの設定 ローカル開発をサポートするために、新しい開発ワークスペースが作成され、 asset compute、I/O イベント および I/O イベント管理 API が追加されました。
Asset Compute、I/O イベント、I/O イベント管理 の API は、ローカル開発に使用するワークスペースにのみ明示的に追加されます。 AEM as a Cloud Service 環境と(排他的に)統合するワークスペースでは、API が AEM as a Cloud Service で自然に利用できるようになるため、これらの API を明示的に追加する必要は ありません。