「Dispatcher」とは
AEM Dispatcher を必要とするものの基本的な説明から始めます。
Apache web サーバー
Linux サーバーへの基本的な Apache web サーバーインストールから始めます。
Apache サーバーの動作に関する基本的な説明:
- 簡単なルールに従って、サーバーの静的ドキュメントディレクトリ(
DocumentRoot
)から HTTP(S) プロトコルを介してファイルを提供します - デフォルトの場所(
/var/www/html
)に保存されたファイルがリクエストに対して照合され、リクエスト元のクライアントのブラウザーでレンダリングされます
AEM 固有のモジュールファイル(mod_dispatcher.so
)
次に、Dispatcher モジュールと呼ばれるプラグインを Apache web サーバーに追加します。
Adobe AEM Dispatcher モジュールの動作に関する基本的な説明:
- デフォルトのファイルハンドラーを強化する
- 不正なリクエストを除外/AEM のソフトベリーやエンドポイントを保護する
- 複数のレンダラーが存在する場合は、負荷分散を行う
- ライブキャッシュディレクトリを使用可能にする/停滞したファイルのフラッシュをサポートする
- すべての AMS インストールの前面に位置し、web サイトやアセットをクライアントのブラウザーに配信する
- リクエストをキャッシュして、AEM サーバーが単独で達成できるよりもはるかに高速にリクエストに応える
- その他多数…
Web トラフィックワークフロー
基本的な Dispatcher サーバーを構築するために一緒にインストールされるコンポーネントがわかると、Adobe Manager Services 設定の基本的な web トラフィックワークフローを理解できます。
これは、AEM コンテンツの訪問者にコンテンツを提供するシステムのチェーンで Dispatcher が果たす役割を理解するのに役立ちます。
既にキャッシュされているコンテンツの提供
End User's Browser request
→ Cloud Provider Load Balancer
→ "The Dispatcher"
→ Checks for cached request locally if found
→ return request
→ End User
AEM からの新しいコンテンツの提供
End User's Browser request
→ Cloud Provider Load Balancer
→ "The Dispatcher"
→ Checks for cached request locally if NOT found
→ requests content from publisher
→ publisher sends content
→ Dispatcher adds content to cache and replies
→ End User
コンテンツの公開/変更
AEM Author User activates content
→ Triggers content to be replicated to Publisher
→ Publisher gets content and triggers the flush request to Dispatcher
→ Dispatcher invalidates changed content
* Next request for that content will request fresh copy from publisher *
recommendation-more-help
fd0a4cf8-7fa9-4716-b40f-9320d981f47a