CSRF 攻撃を防止するための Adobe Experience Manager Dispatcher の設定 configuring-dispatcher-to-prevent-csrf-attacks
AEM(Adobe Experience Manager)には、クロスサイトリクエストフォージェリー攻撃を防ぐことを目的としたフレームワークが用意されています。このフレームワークを適切に利用するには、Dispatcher 設定を次のように変更します。
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author-farm.any
とpublish-farm.any
の/clientheaders
セクションで、リストの下部に次のエントリを追加します。CSRF-Token
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author-farm.any
とpublish-farm.any
またはpublish-filters.any
ファイルの /filters セクションに次の行を追加して、Dispatcher 経由での/libs/granite/csrf/token.json
に対するリクエストを許可します。/0999 { /type "allow" /glob " * /libs/granite/csrf/token.json*" }
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publish-farm.any
の/cache /rules
セクションに、Dispatcher がtoken.json
ファイルをキャッシュできないようにするルールを追加します。一般的に、オーサーインスタンスはキャッシュをバイパスするので、author-farm.any
ファイルにルールを追加する必要はありません。/0999 { /glob "/libs/granite/csrf/token.json" /type "deny" }
設定が機能していることを検証するには、デバッグモードで dispatcher.log を監視します。これは、token.json
ファイルを検証して、キャッシュされたりフィルターによってブロックされたりしていないことを確認するのに役立ちます。次のようなメッセージが表示されるはずです。... checking [/libs/granite/csrf/token.json]
... request URL not in cache rules: /libs/granite/csrf/token.json
... cache-action for [/libs/granite/csrf/token.json]: NONE
また、Apache の access_log
で、リクエストが引き継がれていることを検証することもできます。/libs/granite/csrf/token.json に対する要求には、HTTP 200 のステータスコードが返されます。