ドキュメントAEM as a Cloud Serviceユーザーガイド

Maven プロジェクトのバージョン処理

最終更新日: 2024年7月15日
  • 適用対象:
  • Experience Manager as a Cloud Service
  • トピック:
  • Cloud Manager
  • 開発

作成対象:

  • 管理者
  • 開発者

AEM as a Cloud Service のステージングデプロイメントと実稼動デプロイメントの場合は、Cloud Manager が一意の増分バージョンを生成します。

このバージョンは、パイプライン実行の詳細ページやアクティビティページに表示されます。ビルドを実行すると、Maven プロジェクトが更新されてこのバージョンを使用するようになります。また、タグが Git リポジトリーに作成され、そのバージョンを名前として使用します。

元のプロジェクトバージョンが特定の条件を満たす場合、更新された Maven プロジェクトバージョンは、元のプロジェクトバージョンと Cloud Manager で生成されたバージョンの両方を結合します。ただし、タグは常に生成されたバージョンを使用します。このマージが行われるためには、元のプロジェクトバージョンを 3 つのバージョンセグメントで構成する必要があり(例:1.0 や 1 ではなく 1.0.0 や 1.2.3)、元のバージョンの末尾に -SNAPSHOT を付けてはいけません。

重要
この元のプロジェクトバージョン値は、Git リポジトリブランチの最上位 pom.xml ファイルの <version> 要素で静的に設定する必要があります。

元のバージョンがこれらの条件を満たしている場合は、生成されたバージョンが新しいバージョンセグメントとして元のバージョンに追加されます。また、生成されたバージョンも、適切な並べ替えとバージョン処理を適用して若干変更されます。例えば、2019.926.121356.0000020490 の生成されたバージョンの場合は、次の結果になると仮定します。

バージョンpom.xml 内のバージョンコメント
1.0.01.0.0.2019_0926_121356_0000020490正しく作成されたオリジナルバージョン
1.0.0-SNAPSHOT2019.926.121356.0000020490スナップショットバージョン、上書き済み
12019.926.121356.0000020490不完全なバージョン、上書き済み
メモ
Cloud Manager で初期化されたバージョンに元のバージョンが組み込まれたかどうかにかかわらず、元のバージョンは cloudManagerOriginalVersion という名前の Maven プロパティとして使用できます。
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