カスタムフォントを使用
Cloud Service 通信のドキュメントはベータ版です
Forms as a Cloud Service 通信を使用すると、XDP テンプレート、XDP ベースの PDF ドキュメント、または Acrobat フォーム(AcroForms)を XML データと組み合わせて PDF ドキュメントを生成できます。通信機能を使用すると、PDF ドキュメントや XDP ドキュメントの結合、並べ替えおよび拡張のほか、PDF ドキュメントに関する情報の取得もできます。
前述の操作に加えて、Cloud Service に含まれているフォントやカスタムフォント(組織の承認済みフォント)を使用して、生成された PDF ドキュメントをレンダリングすることができます。Cloud Service 開発プロジェクトを使用して、カスタムフォントを Cloud Service 環境に追加できます。
PDF ドキュメントの動作
PDF ドキュメントに フォントを埋め込む ことができます。フォントを埋め込むと、PDF ドキュメントはすべてのプラットフォームで同じように表示されます(見えます)。一貫したルックアンドフィールを確保するために、埋め込みフォントが使用されます。フォントが埋め込まれていない場合、フォントのレンダリングは、Acrobat や Acrobat Reader などの PDF ビューアクライアントのレンダリング設定によって決まります。フォントがクライアントマシンで使用可能な場合、PDF は指定されたフォントを使用します。使用可能でない場合、PDF はデフォルトのフォールバックフォントでレンダリングされます。
Forms as a Cloud Service 環境へのカスタムフォントの追加 custom-fonts-cloud-service
カスタムフォントを Cloud Service 環境に追加するには:
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ローカル開発プロジェクトをセットアップして開きます。任意の IDE を使用できます。
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プロジェクトの最上位フォルダー構造で、カスタムフォントを保存するフォルダー(モジュール)を作成し、そのフォルダーにカスタムフォントを追加します。例:fonts/src/main/resources
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開発プロジェクトのフォントモジュールの pom.xml ファイルを開きます。
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pom.xml ファイルに jar プラグインを追加します。
code language-xml <plugin> <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId> <artifactId>maven-jar-plugin</artifactId> <version>3.1.2</version> <configuration> <archive> <manifest> <addDefaultEntries/> <addDefaultImplementationEntries/> </manifest> </archive> </configuration> </plugin>
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<Font-Archive-Version>
マニフェストエントリを .pom ファイルに追加し、バージョンの値を 1 に設定します。code language-xml <plugin> <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId> <artifactId>maven-jar-plugin</artifactId> <version>3.1.2</version> <configuration> <archive> <manifest> <addDefaultEntries/> <addDefaultImplementationEntries/> </manifest> <manifestEntries> <Font-Archive-Version>1</Font-Archive-Version> <Font-Archive-Contents>/</Font-Archive-Contents> </manifestEntries> </archive> </configuration> </plugin>
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フォントフォルダーを pom ファイルにリストされている
<modules>
に追加します。次に例を示します。code language-xml <modules> <module>all</module> <module>core</module> <module>ui.frontend</module> <module>ui.apps</module> <module>ui.apps.structure</module> <module>ui.config</module> <module>ui.content</module> <module>it.tests</module> <module>dispatcher</module> <module>dispatcher.ams</module> <module>dispatcher.cloud</module> <module>ui.tests</module> <module>fonts</module> </modules>
フォントフォルダーには、すべてのカスタムフォントが含まれています。
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更新されたコードをチェックインして パイプラインを実行 し、フォントを Cloud Service 環境にデプロイします。
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(オプション)コマンドプロンプトを開き、ローカルプロジェクトフォルダに移動して、次のコマンドを実行します。このコマンドは、フォントを関連情報と共に .jar ファイルにパッケージ化します。この .jar ファイルを使用して、 Forms Cloud Service のローカル開発環境にカスタムフォントを追加できます。
code language-shell mvn clean install
ローカル Forms Cloud Service 開発環境へのカスタムフォントの追加 custom-fonts-cloud-service-sdk
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ローカル開発環境を開始します。
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<aem install directory>/crx-quickstart/install
フォルダーに移動します。 -
<jar file contaning custom fonts and relevant deployment code>.jar
をインストールフォルダーに配置します。.jar ファイルがない場合は、Forms as a Cloud Service 環境へのカスタムフォントの追加の節で示されている手順を実行して、ファイルを生成します。 -
Docker ベースの SDK 環境を実行します。
note note NOTE 更新されたカスタムフォントの .jar ファイルをローカル開発環境にデプロイするたびに、Docker ベースの SDK 環境を再起動します。