画像プリセットの管理 managing-image-presets
画像プリセットを使用すると、Adobe Experience Manager Assets では異なるサイズ、異なる形式、または動的に生成された他の画像プロパティで、画像を動的に配信できます。各画像プリセットは、画像表示用のサイズやフォーマットに関するコマンドの事前定義済みコレクションを表します。画像プリセットの作成時には、画像配信用のサイズを選択します。また、フォーマットコマンドも選択すると、表示する画像が配信される際に画像の外観が最適化されます。
管理者は、アセットを書き出すためのプリセットを作成できます。ユーザーは画像を書き出すときにプリセットを選択できます。また、この操作によって、管理者が指定した仕様に合わせて画像が再フォーマットされます。
レスポンシブな画像プリセットを作成することもできます。アセットにレスポンシブな画像プリセットを適用すると、画像が表示されるデバイスや画面サイズに応じて変化します。画像プリセットは、RGB またはグレースケールに加えて CMYK をカラースペースで使用するよう設定できます。
この節では、画像プリセットを作成、変更および全般的に管理する方法について説明します。画像プリセットは、画像をプレビューする際にいつでも適用できます。詳しくは、画像プリセットの適用を参照してください。
画像プリセットについて understanding-image-presets
各画像プリセットはマクロと同様に、サイズおよびフォーマットのコマンドに関する事前定義済みのコレクションが、特定の名前で保存されたものです。画像プリセットの仕組みを理解するために、Web サイトで各商品画像を、デスクトップ配信用とモバイル配信用に異なるサイズ、異なる形式および圧縮率で表示する必要があるとします。
デスクトップ用に 500 x 500 ピクセル、モバイル用に 150 x 150 ピクセルの 2 つの画像プリセットを作成できます。2 つの画像プリセット(500 x 500 ピクセルで画像を表示する Enlarge プリセットおよび 150 x 150 ピクセルで画像を表示する Thumbnail プリセット)を作成します。Enlarge および Thumbnail サイズで画像を配信するには、Experience Manager では Enlarge Image Preset と Thumbnail Image Preset の定義を検索します。その後、Adobe Experience Manager は各画像プリセットのサイズと形式の仕様に従って画像を動的に生成します。
この場合、動的に配信されるときに画像のサイズを削減すると、シャープさと細部が失われる可能性があります。この理由で、各画像プリセットには、画像を特定のサイズで配信するときに最適化するための形式設定コントロールが含まれています。これらのコントロールによって、web サイトまたはアプリケーションに画像が配信されるときに、画像がシャープでクリアに表示されるようになります。
管理者が画像プリセットを作成できます。画像プリセットを作成する際に、最初から作成することも、既存のプリセットから始めて新しい名前で保存することもできます。
画像プリセットの管理 managing-image-presets-1
Experience Manager で画像プリセットを管理するには、Experience Manager ロゴを選択してグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツールアイコンを選択して、アセット/画像プリセットに移動します。
画像プリセットとレンディションとの関係 how-image-presets-relate-to-renditions
画像プリセットは、サイズ設定、書式設定、圧縮、その他の表示パラメーターなど、Dynamic Media が画像を配信する方法を定義します。 プリセットは、レンディション自体を生成しません。 代わりに、アセットの処理時に作成されるレンディションに依存します。
AEM as a Cloud Serviceでのレンディションの生成 rendition-generation-in-aemaacs
AEM as a Cloud Serviceでは、レンディションは アセットマイクロサービス を使用して生成されます。 DAM アセットの更新ワークフローは、Cloud Serviceではカスタマイズできません。
重要な考慮事項を次に示します。
- レンディションはアップロード時に生成されます。
- 処理プロファイルを変更すると、新しくアップロードされたアセットに影響します。 新しいレンディションが必要な場合、既存のアセットを再処理する必要があります。
- ワークフローモデルのカスタマイズは、レンディションの生成用のAEM as a Cloud Serviceではサポートされていません。
画像プリセットは、配信時に使用可能なレンディションを参照します。 画像プリセットを設定または使用する前に、必要なレンディションが存在することを確認します。
生成するレンディションを制御するには:
- 処理プロファイル を作成または編集します。
- 必要なレンディション定義を設定します。
- 適切なフォルダーに処理プロファイルを適用します。
処理プロファイルが適用されているフォルダーにアセットがアップロードされると、アセットマイクロサービスは、定義されたレンディションを自動的に生成します。
表示される画像プリセットの数の増減 increasing-or-decreasing-the-number-of-image-presets-that-display
作成した画像プリセットは、アセットをプレビューする際の動的レンディションとして使用できます。Adobe Experience Manager では、詳細表示/レンディションからアセットを表示すると、様々な動的レンディションが表示されます。表示されるレンディション数の制限を増減させることができます。
表示される画像プリセットの数を増減させるには:
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CRXDE Lite(https://localhost:4502/crx/de)に移動します。
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画像プリセットリストノード(
/libs/dam/gui/coral/content/commons/sidepanels/imagepresetsdetail/imgagepresetslist)に移動します。
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「limit」プロパティで、「値」(デフォルトで 15 に設定されています)を目的の数に変更します。
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画像プリセットデータソース(
/libs/dam/gui/coral/content/commons/sidepanels/imagepresetsdetail/imgagepresetslist/datasource)に移動します。
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「limit」プロパティの数を、目的の数に変更します。例:
{empty requestPathInfo.selectors[1] ? "20" : requestPathInfo.selectors[1]} -
「すべて保存」を選択します。
画像プリセットの作成 creating-image-presets
画像プリセットを作成すると、プレビュー時または公開時に画像全体に一貫して設定を適用できます。
AI ファイル、PDF ファイル、EPS ファイルの取り込みをサポートして、これらのファイル形式の動的レンディションを生成できるようにする場合は、画像プリセットを作成する前に次の情報を確認してください。
詳しくは、Adobe Illustrator(AI)、PostScript®(EPS)、PDF の各ファイル形式を参照してください。
このファイル形式の動的レンディションを生成できるよう INDD 形式の取り込みをサポートする場合は、画像プリセットを作成する前に次の情報を確認してください。
詳しくは、InDesign(INDD)ファイル形式を参照してください。
画像プリセットを作成するには:
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Adobe Experience Manager で、Adobe Experience Manager ロゴを選択してグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツール/アセット/画像プリセットに移動します。
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「作成」を選択します。
note note NOTE この画像プリセットをレスポンシブにするには、「幅」フィールドと「高さ」フィールドの値を消去して空のままにします。 -
画像プリセットを編集ウィンドウで、「基本」または「詳細」のどちらか該当するタブに、名前などの値を入力します。オプションの概要については、画像プリセットオプションで説明しています。プリセットは左側のウィンドウに表示され、他のアセットにすぐに使用できます。
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「保存」を選択します。
レスポンシブな画像プリセットの作成 creating-a-responsive-image-preset
レスポンシブな画像プリセットを作成するには、画像プリセットの作成の手順を実行します。画像プリセットを編集ウィンドウで高さと幅を入力する際に、これらの値を消去して空のままにします。
空のままにすることで、この画像プリセットがレスポンシブであることを Experience Manager に指示します。他の値は、必要に応じて変更できます。
画像プリセットオプション image-preset-options
画像プリセットを作成または編集する場合、この節で説明するオプションを使用できます。またアドビは、最初に使用すべきオプションとして、以下の「ベストプラクティス」オプションをお勧めします。
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形式(「基本」タブ)- 「JPEG」または要件を満たす他の形式を選択します。JPEG 画像形式はすべての Web ブラウザーでサポートされ、小さなファイルサイズと画質のバランスが良い形式です。ただし、JPEG 形式の画像では非可逆圧縮方式が使用されるので、圧縮設定が低すぎる場合は望ましくない画像アーティファクトが発生する可能性があります。このため、アドビは圧縮品質を 75 に設定することをお勧めします。この設定は、画質と小さなファイルサイズのバランスが取れた設定です。
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シンプルシャープを有効にする - 「シンプルシャープを有効にする」は選択しません(このシャープフィルターでは、アンシャープマスク設定よりも細かく制御できません)。
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シャープ:再サンプリングモード - 「シャープ 2」を選択します。
「基本」タブオプション basic-tab-options
「JPEG」を選択すると、他に次のオプションが表示されます。
• 画質 - JPEG 画質の尺度は 1~100 です。スライダーをドラッグすると、このスケールが表示されます。
• JPG クロミナンスダウンサンプリングを有効にする - 目は高周波の色情報より高周波の輝度に対して敏感であるので、JPEG 画像では、画像情報が輝度成分と色成分に分けられます。JPEG 画像が圧縮されると、輝度成分はフル解像度のまま、色成分がピクセルのグループでまとめて平均化されることで、ダウンサンプリングされます。ダウンサンプリングによって、知覚される画質への影響を最小限に抑えながら、データ量を半分または 3 分の 1 まで削減できます。ダウンサンプリングはグレースケール画像には適用できません。この技術は高コントラストの画像(オーバーレイされたテキストを含む画像など)で役立つ圧縮量を削減します。
「GIF」または「アルファ付き GIF」を選択すると、次の追加の「GIF カラー量子化」オプションを入力できます。
• タイプ - 「アダプティブ」(デフォルト)、「Web」、「Macintosh」のいずれかを選択します。「アルファ付き GIF」を選択した場合は、「Macintosh」オプションは使用できません。
• ディザ - 「拡散」または「オフ」を選択します。
• 色数 - 2~256 の値を入力します。
• カラーリスト - コンマ区切りのリストを入力します。例えば、白、グレー、黒の場合は、
000000,888888,ffffff と入力します。「PDF」、「TIFF」または「アルファ付き TIFF」を選択すると、次の追加オプションを入力できます。
• 圧縮 - 圧縮アルゴリズムを選択します。PDF 用のアルゴリズムオプションは、「なし」、「Zip」および「JPEG」です。TIFF の場合は、「なし」、「LZW」、「JPEG」および「Zip」です。また、アルファ付き TIFF の場合は、「なし」、「LZW」および「Zip」です。
「PNG」、「アルファ付き PNG」または「EPS」を選択した場合は、追加オプションはありません。
「詳細」タブオプション advanced-tab-options
画像の修飾子による画像プリセットオプションの定義 defining-image-preset-options-with-image-modifiers
「基本」タブと「詳細」タブで使用できるオプションに加えて、画像の修飾子を定義して、画像プリセットの定義でより多くのオプションを指定することができます。画像のレンダリングには Dynamic Media 画像レンダリング API が利用されており、詳しくは HTTP プロトコルリファレンスで定義されています。
画像の修飾子を使用して実行できることについて、以下に基本的な例を示します。
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op_invert - それぞれの色成分を、画像の効果が反対になるように逆転させます。
code language-xml &op_invert=1
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op_blur - 画像にぼかしフィルターを適用します。
code language-xml &op_blur=7
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コマンドの組み合わせ - op_blur と op-invert
code language-xml &op_invert=1&op_blur=7
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op_brightness - 明るさを増減させます。
code language-xml &op_brightness=58
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opac - 画像の不透明度を調節します。前景の不透明度を減らすことができます。
code language-xml opac=29
画像プリセットの編集 modifying-image-presets
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Adobe Experience Manager で、Adobe Experience Manager ロゴを選択してグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツール/アセット/画像プリセットに移動します。
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プリセットを選択してから、「編集」を選択します。画像プリセットを編集ウィンドウが開きます。
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変更を加え、「保存」を選択して変更を保存するか、「キャンセル」を選択して変更をキャンセルします。
画像プリセットの公開 publishing-image-presets
画像プリセットは自動的に公開されます。
画像プリセットの削除 deleting-image-presets
- Adobe Experience Manager で、Adobe Experience Manager ロゴを選択してグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツールアイコンを選択します。
- アセット/画像プリセットに移動します。
- プリセットを選択し、「削除」を選択します。プリセットを削除してよいか確認するメッセージが表示されます。「削除」を選択して削除を実行するか、「キャンセル」を選択して画像プリセットに戻ります。