CI/CD パイプライン ci-cd-pipeline
CI/CD パイプラインと、Cloud Manager でステージング環境および実稼動環境へのデプロイメントを処理する方法について説明します。
概要 overview
Cloud Manager には、継続的な統合(CI)および継続的な配信(CD)フレームワークが含まれており、実装チームは新しいコードや更新されたコードを迅速にテストして配信できます。実装チームは、自動 CI/CD パイプラインをセットアップ、設定および開始できます。このパイプラインでは、コーディングに関するアドビのベストプラクティスに従って、包括的なコードスキャンを実行し、最高のコード品質を確保します。
また、CI/CD パイプラインは、単体テストおよびパフォーマンステストプロセスを自動化して、デプロイメント効率を高め、デプロイメント後の修正にコストがかかる重大な問題を事前に特定することもできます。実装チームは、包括的なコードパフォーマンスレポートにアクセスして、コードが実稼動環境にデプロイされた場合の KPI への潜在的な影響や重要なセキュリティ検証を見通すことができます。
パイプラインプロセスについて pipeline-process
次の図は、パイプラインを使用して Cloud Manager でリリースがトリガーされるとどうなるかを示しています。
2018.531.245527.0000001222
など)を使用してリリースをマークする Git タグを作成します。CI/CD パイプラインの設定方法 how-to-setup-a-ci-cd-pipeline
パイプラインの設定について詳しくは、実稼動パイプラインの設定および実稼動以外のパイプラインの設定のドキュメントを参照してください。
品質ゲート quality-gates
CI/CD パイプラインは、品質ゲートつまり受け入れ条件を提供します。コードをステージング環境からデプロイメント環境に移動するには、この条件を満たす必要があります。パイプラインには次の 3 つのゲートがあります。
- コード品質
- パフォーマンステスト
- セキュリティテスト
これらのゲートごとに、次の 3 つのレベルの問題が特定されます。
- 重大 - ゲートで特定される問題のうち、パイプラインの即時失敗につながるものです。
- 重要 - ゲートで特定される問題のうち、パイプラインの一時停止につながるものです。デプロイメントマネージャー、プロジェクトマネージャーまたはビジネスオーナーは、問題を無視して、パイプラインを続行することができます。または、問題を受け入れることもできますが、それによってエラーが発生した際にパイプラインが停止する可能性があります。
- 情報 - ゲートで特定される問題のうち、情報提供だけを目的とするもので、パイプラインの実行には影響しません。
以下は、問題が特定されたコードスキャンの例です。
ゲートの設定方法 how-to-setup-gates
コード、品質およびパフォーマンスに関するゲートの設定について詳しくは、実稼動パイプラインの設定のドキュメントを参照してください。