Maven プロジェクトのバージョン処理
最終更新日: 2024年9月11日
- トピック:
- Cloud Manager
作成対象:
- 管理者
Cloud Manager でのプロジェクトのバージョン管理を Maven で処理する方法について説明します。
Maven によるプロジェクトバージョンの処理方法
ステージングデプロイメントと実稼動デプロイメントの場合は、Cloud Manager が一意の増分バージョンを生成します。
このバージョンは、パイプライン実行の詳細ページやアクティビティページに表示されます。ビルドを実行すると、Maven プロジェクトはこのバージョンを使用するように更新されます。Git リポジトリに、このバージョンの名前が付いたタグが作成されます。
元のプロジェクトバージョンが特定の条件を満たしている場合、更新された Maven プロジェクトバージョンでは、元のプロジェクトバージョンと Cloud Manager で生成されたバージョンの両方が結合されます。ただし、タグは常に生成されたバージョンを使用します。このマージが行われるためには、元のプロジェクトバージョンを 3 つのバージョンセグメントで構成する必要があり(例:1.0
や 1
ではなく 1.0.0
や 1.2.3
)、元のバージョンの末尾に -SNAPSHOT
を付けてはいけません。
この元のプロジェクトバージョン値は、Git リポジトリ分岐の最上位
pom.xml
ファイルの <version>
要素で静的に設定する必要があります。元のバージョンがこれらの条件を満たしている場合は、生成されたバージョンが新しいバージョンセグメントとして元のバージョンに追加されます。また、生成されたバージョンも、適切な並べ替えとバージョン処理を適用して若干変更されます。例えば、生成されたバージョンが 2019.926.121356.0000020490
の場合は、次のようになります。
バージョン | pom.xml 内のバージョン | コメント |
---|---|---|
1.0.0 | 1.0.0.2019_0926_121356_0000020490 | 正しく作成されたオリジナルバージョン |
1.0.0-SNAPSHOT | 2019.926.121356.0000020490 | スナップショットバージョン、上書き済み |
1 | 2019.926.121356.0000020490 | 不完全なバージョン、上書き済み |
Cloud Manager で初期化されたバージョンに元のバージョンが統合されたかどうかにかかわらず、
cloudManagerOriginalVersion
という名前の Maven プロパティとして引き続きアクセスできます。recommendation-more-help
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