標準のロガーおよびライター

標準の AEM インストールには、特定のロガーおよびライターが含まれています。

1 つ目は特殊なケースで、request.log ファイルと access.log ファイルの両方を制御します。

  • ロガー:

    • Apache Sling Customizable Request Data Logger

      (org.apache.sling.engine.impl.log.RequestLoggerService)

    • 要求コンテンツに関するメッセージを request.log に書き込みます。

  • リンク先:

    • Apache Sling Request Logger

      (org.apache.sling.engine.impl.log.RequestLogger)

    • メッセージを request.log または access.log に書き込みます。

これらは必要に応じてカスタマイズできますが、ほとんどのインストールには標準設定が適しています。

その他のペアは、標準設定に従います。

  • ロガー:

    • Apache Sling Logging Logger Configuration

      (org.apache.sling.commons.log.LogManager.factory.config)

    • logs/error.log にメッセージ Information を書き込みます。

  • リンク先のライター:

    • Apache Sling Logging Writer Configuration

      (org.apache.sling.commons.log.LogManager.factory.writer)

  • ロガー:

    • Apache Sling Logging Logger Configuration(org.apache.sling.commons.log.LogManager.factory.config.649d51b7-6425-45c9-81e6-2697a03d6be7)

    • サービス org.apache.pdfbox のメッセージ Warning../logs/error.log に書き込みます。

  • 特定のライターにリンクしないので、デフォルト設定で暗黙のライターを作成して使用します(毎日のログローテーション)。

独自のロガーおよびライターの作成

次の手順で、独自のロガーとライターのペアを定義できます。

  1. ファクトリ設定の Apache Sling Logging Logger Configuration のインスタンスを作成します。

    1. ログファイルを指定します。
    2. ロガーを指定します。
    3. 必要に応じてその他のパラメーターを設定します。
  2. ファクトリ設定の Apache Sling Logging Writer Configuration のインスタンスを作成します。

    1. ログファイルを指定します。ロガーに指定したものと同じファイルを指定する必要があります。
    2. 必要に応じてその他のパラメーターを設定します。
メモ
状況によっては、カスタムログファイルを作成する必要があります。
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