JEE 上のAEM Formsのトランザクションレポートの有効化と表示 transaction-reports-overview

トランザクションレポートの有効化 enable-transaction-reporting

デフォルトでは、トランザクションの記録は無効になっています。 トランザクションレポートを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. JEE 上のAEM Formsの /adminui (例:http://10.14.18.10:8080/adminui)に移動します。

  2. 管理者 としてログインします。

  3. 設定/コアシステム設定/設定 に移動します。

  4. チェックボックスをクリックして トランザクションレポートを有効保存 設定します。

    sample-transaction-report-jee

  5. サーバーを再起動します。

  6. サーバー上での変更の他に、クライアント側でも、プロジェクトで adobe-livecycle-client.jar ファイルを更新する必要があります(同じファイルを使用している場合)。

トランザクションレポートの表示 view-transaction-report

トランザクションレポートを有効にすると、 ダッシュボードを使用したトランザクションレポートおよび詳細な ログファイルを使用したトランザクションレポートから、トランザクション数に関する情報にアクセスできるようになります。 以下に、両方の説明を示します。

ダッシュボードを介したトランザクションレポート transaction-report-dashboard

ダッシュボードを使用したトランザクションレポートでは、トランザクションタイプごとにトランザクション数の合計数が表示されます。 例えば、画像に示すように、レンダリング、変換および送信されたフォームの合計数に関する情報を取得します。 トランザクションレポートを取得するには:

  1. JEE 上のAEM Formsの /adminui (例:http://10.13.15.08:8080/adminui)に移動します。
  2. 管理者 としてログインします。
  3. [ ヘルスモニタ ] をクリックします。
  4. Transaction Reporter」タブに移動し、「Calculate Total Transactions」をクリックします。これで、円グラフが送信、レンダリング、変換されたPDF formsの数を表していることがわかります。

sample-transaction-report-jee

ログファイルを介したトランザクションレポート transaction-report-logfile

ログファイルを介したトランザクションレポートには、各トランザクションに関する詳細情報が提供されます。 トランザクションログにアクセスするには、サーバー起動に対するコンテキストパスに従います。 トランザクションは、デフォルトでは別のログファイル transaction_log.log に取り込まれます。 ファイルパス は、サーバー開始コンテキストを基準とした相対パスです。 各種サーバーのデフォルトパスを以下に示します。

For Jboss Turnkey:
"<AEM_Forms_Installation>/jboss/bin/transaction_log.log"

For IBM Websphere:
"<IBM_WAS_Profile_path>/transaction_log.log"

For Oracle Weblogic:
"<Weblogic_Domain_path>/transaction_log.log"

For Jboss Cluster:
"<Jboss home>/transaction_log.log"

サンプルトランザクションレコードの例:
[2024-02-28 06:11:27] [INFO] TransactionRecord{service='GeneratePDFService', operation='HtmlFileToPDF', internalService='GeneratePDFService', internalOperation='HtmlFileToPDF', transactionOperationType='CONVERT', transactionCount=1, elapsedTime=1906, transactionDate=Wed Feb 28 06:11:25 UTC 2024}

トランザクションレコード transaction-record-structure-jee

トランザクションログ構造では、サービス、操作、トランザクションタイプなどの様々なパラメーターを使用して、各トランザクションの記録方法を定義します。 それぞれについて、以下で詳しく説明します。 トランザクションレコードの構造は次のとおりです。

TransactionRecord
{
    service='...',
    operation='...',
    internalService='...',
    internalOperation='...',
    transactionOperationType='...',
    transactionCount=...,
    elapsedTime=...,
    transactionDate=...
}
  • service: サービスの名前。
  • operation:操作名。
  • internalService:内部呼び出しがある場合は呼び出し先の名前、それ以外の場合はサービス名と同じ。
  • internalOperation:内部呼び出しがある呼び出し先の名前。それ以外の場合は、操作名と同じです。
  • transactionOperationType:トランザクションのタイプ(送信、レンダリング、変換)。
  • transactionCount:トランザクションの合計数。
  • elapsedTime:呼び出しの開始から応答の受信までの時間。
  • transactionDate: サービスがいつ呼び出されたかを示すタイムスタンプ。

サンプル トランザクション ログ:

[2024-02-14 14:23:25] [INFO] TransactionRecord
{
    service='BarcodedFormsService',
    operation='decode',
    internalService='BarcodedFormsService',
    internalOperation='decode',
    transactionOperationType='CONVERT',
    transactionCount=1,
    elapsedTime=47405,
    transactionDate=Wed Feb 14 14:22:37 UTC 2024
}

トランザクションの記録頻度 transaction-recording-frequency

トランザクションの記録頻度は、正常に送信、レンダリング、変換された各フォームに対するサーバー上の更新操作によって決まります。

  • ダッシュボード では、トランザクション数は定期的に更新されます。デフォルトは 1 分に設定されています。 頻度を更新するには、"com.adobe.idp.dsc.transaction.recordFrequency" でシステムプロパティを設定します。 例えば、JBoss® 上の JEE のAEM Formsでは、JAVA_OPTS-Dcom.adobe.idp.dsc.transaction.recordFrequency=5 を追加して、更新頻度を 5 分に設定します。

  • トランザクションログ では、フォームが正常に送信、レンダリング、変換されると、各トランザクションの更新が即座に行われます。

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