テキストの編集

次の手順を使用して、既存のテキストドキュメントフラグメントを編集できます。インタラクティブ通信エディターを使用して、テキストドキュメントフラグメントを編集することもできます。

  1. フォームドキュメントフラグメント ​を選択します。
  2. テキストドキュメントフラグメントに移動して選択します。
  3. 編集」を選択します。
  4. 必要な変更を行います。テキストのオプションについて詳しくは、テキストの作成を参照してください。
  5. 保存」を選択したあと、「閉じる」を選択します。

フォームデータモデルのプロパティを使用したテキストドキュメントフラグメントのパーソナライズ

フォームデータモデルのプロパティを挿入することで、テキストドキュメントフラグメントをパーソナライズできます。フォームデータモデルのプロパティをテキスト内に挿入すると、インタラクティブ通信のプレビューを表示する際に、関連するデータソースから受信者固有のデータを取得して設定できるようになります。フォームデータモデルについて詳しくは、AEM Forms のデータ統合を参照してください。

テキストの作成時にフォームデータモデルを指定すると、そのフォームデータモデルのプロパティが、テキストエディターの左側のウィンドウに表示されます。テキストドキュメントフラグメントと、そのテキストドキュメントフラグメントを含むインタラクティブ通信で、指定するフォームデータモデルが同じである必要があります。

insertfdmelementtext

  • フォームデータモデルのプロパティをテキスト内に挿入するには、そのプロパティを挿入する位置にカーソルを置いてから、左側のウィンドウで上図の「[A]」プロパティをタップして選択し、「[B] 選択項目を追加」を選択します。プロパティをダブルクリックするだけでも、「[C]」のカーソルの位置に挿入できます。フォームデータモデルのプロパティが、茶色の背景色でハイライト表示されます。

また、テキストエディターで @ 記号を使用して、フォームデータモデルプロパティを検索して追加することもできます。プロパティを挿入する位置にカーソルを置きます。@ の後に検索文字列を入力します。検索操作は、ドキュメントフラグメントで使用可能なすべてのフォームデータモデルのプロパティと変数に対して実行されます。検索文字列を含むプロパティまたは変数が取得され、ドロップダウンリストとして表示されます。検索結果間を移動し、カーソル位置で挿入するプロパティをクリックします。検索結果を非表示にするには、Esc キーを押します。

  • エージェント UI を使用してインタラクティブ通信の準備と送信を行う際に、エージェントでフォームデータモデルのプロパティの値を編集できるようにするには、そのプロパティの​ [D] ​ロックアイコンを選択してロックが解除された状態であることを確認します。デフォルト状態では、プロパティはロックされているので、エージェントはエージェント UI でプロパティを編集できません。

フォームデータモデルのプロパティを使用して、コンテンツの一部を表示または非表示にするためのルールを作成することもできます。詳しくは、テキスト内でルールを作成するを参照してください。

テキストドキュメントフラグメント内での変数の作成と使用

変数は、インタラクティブ通信の作成時に連結できるプレースホルダーです。変数は、フォームデータモデルのプロパティまたはテキストフラグメントに連結できます。変数は、エージェントが指定するように残しておくこともできます。

次の場合に、フォームデータモデルのプロパティの代わりに変数を使用できます。

  • 複数のインタラクティブ通信で同じテキストドキュメントフラグメントを使用する必要があり、インタラクティブ通信ごとに異なる連結方法を使用する必要がある場合。
  • テキストドキュメントフラグメントの作成時に、フォームデータモデルが存在しない場合。変数を挿入し、後でインタラクティブ通信の作成時にフォームデータモデルのプロパティにそれらの変数をバインドすることができます。
  • テキストドキュメントフラグメントからテキストを連結し、取得する必要がある場合。変数に連結できるのは、内部に変数を持たないテキストドキュメントフラグメントのみです。

テキストドキュメントフラグメントの作成または編集時に、変数を作成および挿入できます。作成した変数は、エージェント UI の「データ」タブに表示されます。エージェント UI を使用してインタラクティブ通信の準備と送信を行う際に、エージェントが変数の値を指定します。

変数の作成

  1. 左側のウィンドウで、「変数」を選択します。

    変数ウィンドウが表示されます。

    variablespane

  2. 作成」を選択します。

    変数を作成ウィンドウが表示されます。

  3. 次の情報を入力して、「作成」を選択します。

    • 名前:変数の名前。
    • 説明:(オプション)変数の説明を入力します。
    • タイプ:変数のタイプ(文字列、数値、ブール値、日付)を選択します。
    • 特定の値のみ許可:文字列変数または数値変数の場合、エージェント UI のプレースホルダーの特定の値セットからエージェントが選択するようにできます。この値セットを指定するには、このオプションを選択してから、「」フィールドで許可されているコンマ区切りの値を指定します。
  4. 作成」を選択します。

    変数が作成され、変数ウィンドウに表示されます。

  5. テキスト内に変数を挿入するには、適切な位置にポインタを合わせ、変数を選択して、「選択項目を追加」を選択します。

    variableinserted

    変数が明るい青の背景色でハイライト表示され、フォームデータモデルのプロパティが茶色の背景色でハイライト表示されます。

    または、テキストエディターの @ 記号を使用して変数を検索および追加できます。変数を挿入する位置にカーソルを置きます。@ の後に検索文字列を入力します。検索操作は、ドキュメントフラグメントで使用可能なすべてのフォームデータモデルのプロパティと変数に対して実行されます。検索文字列を含むプロパティと変数が取得され、ドロップダウンリストとして表示されます。検索結果間を移動し、カーソル位置で挿入する変数をクリックします。検索結果を非表示にするには、Esc キーを押します。

  6. 保存」を選択します。

テキスト内にルールを作成

テキスト内でルールエディターを使用して、事前に定義された条件 ​に基づいてコンテンツやテキストの文字列の表示と非表示を切り替えるためのルールを作成することができます。これらの条件は、次に基づいて構築できます。

  • 文字列
  • 数値
  • 数式
  • 日付
  • 関連するフォームデータモデルのプロパティ
  • テキスト内に作成した任意の変数

テキスト内にルールを作成

  1. テキストの作成時または編集時に、ルールを使用して条件を設定するテキスト内の文字列、段落、またはコンテンツを選択します。

    selectcontentapplyrule

  2. ルールを作成」を選択します。

    ルール作成ダイアログが表示されます。文字列、数値、数式、日付のほかに、以下のデータをルールエディターで使用して、ルールのステートメントを作成することができます。

    • 関連するフォームデータモデルのプロパティ
    • 作成済みの任意の変数

    評価するオプションを選択します。

    ruleeditor ruleeditorfdm

    NOTE
    テキストの条件設定と表示をおこなうためのルールを作成する場合、コレクションプロパティは使用できません。
  3. 「次の値と等しい」、「次の値を含む」、「次の値で始まる」など、ルールを評価するための適切な演算子を選択します。

    ruleeditorfdm-1

  4. 評価式、値、データモデルプロパティ、または変数を挿入します。

    フォームデータモデルのソースデータに基づき、受信者が米国に居住している場合に、選択されたテキストを表示するためのルール

    フォームデータモデルのソースデータに基づき、受信者が米国に居住している場合に、選択されたテキストを表示するためのルール

    • ルールの作成時または編集時にサイズ変更( icon_resize )を選択して、ルールを作成/ルールを編集ダイアログを拡張できます。ダイアログを拡張して全画面表示にすると、フォームデータモデルのプロパティと変数をドラッグ&ドロップして、ルールを作成できます。サイズ変更をもう一度選択すると、ルールを作成ダイアログに戻ります。
    • 1 つのルールで複数の条件を作成することもできます。
    • 既にルールが適用されているコンテンツの一部に対して、別のルールを作成して適用することもできます。
  5. 完了」を選択します。

    ルールが適用されます。 ルールが適用されたテキストまたはコンテンツは、緑色でハイライト表示されます。ハイライトの左側に表示されているハンドルにポインタを合わせると、適用されているルールが表示されます。

    appliedruletext

    適用したルールの左側に表示されるハンドルをクリックすると、そのルールの編集や削除をおこなうためのオプションが表示されます。

テキストの書式設定

テキストの作成や編集を行う場合、選択する編集のタイプ(「段落」、「整列」、「リスト」)に応じて、表示されるツールバーが異なります。

ツールバーのタイプの選択

以下のツールバーのタイプ(段落、整列またはリスト)を選択します。

フォント編集ツールバー

フォント編集ツールバー

整列ツールバー

整列ツールバー

リストツールバー

リストツールバー

テキストの一部のハイライト表示または強調表示

編集可能なドキュメントフラグメント内のテキストの一部をハイライト表示または強調するには、目的のテキストを選択して「ハイライト表示の色」を選択します。

textbackgroundcolorapplyed-1

基本カラーパレットの基本カラー **[A]** を直接選択するか、スライダー **[B]** を使用して「選択」を選択し、そのカラーの適切なシェードを選択できます。

オプションで、「詳細」タブに移動して、適切な色相、明度および彩度 **[C]** を選択して正確な色を作成し、次に「**[D]** を選択」を選択して、テキストをハイライト表示するカラーを適用できます。

textbackgroundcolor-2

書式設定されたテキストの貼り付け

別のアプリケーション(Microsoft® Word や HTML ページなど)で使用されているテキスト内の 1 つまたは複数の段落を再利用するには、目的のテキストをコピーしてテキストエディター内にペーストします。コピーしたテキストの書式は、テキストエディターでも保持されます。

編集可能なテキストドキュメントフラグメント内のテキストの 1 つまたは複数の段落をコピーしてペーストすることができます。例えば、次のような居住証明書の箇条書きリストが含まれている Microsoft® Word ドキュメントがあるとします。

pastextmsword-2

この場合、Microsoft® Word ドキュメント内のテキストをコピーして、編集可能なテキストドキュメントフラグメントに直接ペーストすることができます。箇条書きリスト、フォント、テキストの色などの書式は、テキストドキュメントフラグメント内に保存されます。

pastetexteditablemodule-1

NOTE
ただし、貼り付けたテキストの書式設定にはいくつかの制約があります。

テキストへの特殊文字の挿入

必要に応じて、ドキュメントフラグメントに特殊文字を挿入します。例えば、特殊文字パレットを使用して、以下の特殊文字を挿入することができます。

  • 通貨記号(€、¥、£ など)
  • 数学記号(∑、√、∂、^ など)
  • 句読記号(‟、” など)

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テキストエディターでは、210 個の特殊文字がサポートされます。管理者は、カスタマイズすることで特殊文字を増やしたり、カスタムの特殊文字を追加したりすることができます。

テキストの検索と置換

大量のテキストが含まれているテキストドキュメントフラグメントで作業を行う場合、特定のテキスト文字列を検索しなければならないことがあります。また、特定のテキスト文字列を別の文字列と置換する必要がある場合もあります。

「検索と置換」機能により、テキストドキュメントフラグメント内の任意のテキスト文字列を検索して置き換えることができます。この機能には、強力な正規表現検索も含まれています。

  1. テキストドキュメントフラグメントを編集用に開きます。

  2. 検索と置換」を選択します。

  3. 検索するテキストを「検索」テキストボックスに入力し、新しいテキスト(置き換えるテキスト)を「置換」テキストボックスに入力して「置換」を選択します。

  4. 検索テキストが見つかると、そのテキストが置換テキストに変更されます。

    • 複数の検索テキストが見つかった場合は、テキストドキュメントフラグメント内でそれらのテキストがハイライト表示されます。「置換」をもう一度選択すると、そのハイライトされたテキストが置換され、3つ目のテキストが見つかった場合はカーソルが次の検索テキストに移動します。
    • 検索テキストがそれ以上見つからない場合は、「モジュールの最後に達しました」というメッセージが検索と置換ダイアログに表示されます。

    また、「すべて置換」を選択して、見つかった検索テキストをすべてまとめて置き換えることができます。

    「検索と置換」機能には、強力な正規表現検索機能が組み込まれています。正規表現を使用して検索を実行するには、「正規表現」を選択して「検索」または「置換」を選択します。

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