アダプティブフォームでの SOM 式の使用 using-som-expressions-in-adaptive-forms
アダプティブフォームは AEM ページとしてモデル化され、AEM リポジトリで JCR コンテンツ構造で表示されます。コンテンツ構造のキー要素は guideContainer ノードです。guideContainer の下にある rootPanel にはネストされたパネルやフィールドが含まれる場合があります。
スクリプトオブジェクトモデル(SOM)を使用すると、特定のドキュメントオブジェクトモデル(DOM)内の値、プロパティ、メソッドを参照できます。DOM はメモリのオブジェクトとプロパティをツリー階層で編成します。SOM 式はフィールド/描画の要素とパネルを参照します。
次の画像は、コンポーネントをフォームに追加する際、アダプティブフォームが変換するノード構造を示しています。例えば、パネルをルートパネルに追加し、実行時に DOM に変換されるラジオボタンをパネルに追加できます。アダプティブフォームのラジオボタンフィールドには、guide[0].guide1[0].guideRootPanel[0].panel1[0].radiobutton[0]
のように SOM 式を指定します。
DOM ツリー
アダプティブフォーム内のすべての要素の SOM 式には、guide[0].guide1[0]
というプレフィックスが付けられます。ノード構造階層のコンポーネントの場所は SOM 式の派生に使用されます。
2 つのラジオボタンを持つ DOM ツリー
アダプティブフォームでラジオボタンの位置を変更すると、SOM 式が変更されます。オーサリングモードでは、「SOM 式を表示」オプションを使用して AEM Forms 内のフィールドや要素の SOM 式を表示できます。このオプションはフィールドや要素を右クリックするとパネル上に表示されます。
アダプティブフォームでの SOM 式の抽出
パネル内では、パネルツールバーからこの機能にアクセスできます。この機能により、アダプティブフォームの作成者によるスクリプト作成が容易になります。
パネルツールバーを使用した SOM 式の抽出
GuideBridge に一覧表示されている API の一部は、要素の SOM 式を使用します。例えば、アダプティブフォーム内の特定のフィールドにフォーカスを移動するには、対応する SOM 式を guideBridge
の getFocus
API に渡します。