アダプティブフォームからフォームデータモデルサービスを呼び出すための API api-to-invoke-form-data-model-service-from-adaptive-forms
アダプティブフォームの新規作成または AEM Sites ページへのアダプティブフォームの追加には、最新の拡張可能なデータキャプチャコアコンポーネントを使用することをお勧めします。これらのコンポーネントは、アダプティブフォームの作成における大幅な進歩を表し、ユーザーエクスペリエンスの向上を実現します。この記事では、基盤コンポーネントを使用してアダプティブフォームを作成する古い方法について説明します。
概要 overview
AEM Forms を使用すると、アダプティブフォームフィールド内からフォームデータモデルで構成されたサービスを呼び出すことで、フォーム作成者はフォームへの記入作業を簡略化および強化することができます。データモデルサービスを呼び出すには、ビジュアルエディターでルールを作成するか、ルールエディターのコードエディターの guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API を使用して JavaScript を指定します。
このドキュメントでは、guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API を使用して JavaScript を記述してサービスを呼び出す方法に焦点を当てています。
API の使用 using-the-api
guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API は、アダプティブフォームのフィールド内から サービスを呼び出します。API 構文は以下のとおりです。
guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation(operationInfo, inputs, outputs)
guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API の構造は、サービス操作の詳細を指定します。この構造の構文は以下のとおりです。
var operationInfo = {
formDataModelId,
operationTitle,
operationName
};
var inputs = {
inputField1,
inputFieldN
};
var outputs = {
outputField1,
outputFieldN
}
API 構造は、サービス操作の以下の詳細を指定します。
サービスを呼び出すスクリプトのサンプル sample-script-to-invoke-a-service
以下のサンプルスクリプトでは、guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API を使用して、employeeAccount
フォームデータモデルで構成された getAccountById
サービス操作を呼び出しています。
getAccountById
操作は、empId
引数の入力値として employeeID
フォームフィールドにある値を使用し、該当する従業員の名前、口座番号、口座残高を戻します。この出力値は指定されたフォームフィールドに入力されます。例えば、name
引数の値は fullName
フォーム要素に入力され、accountNumber
引数の値は account
フォーム要素に入力されます。
var operationInfo = {
"formDataModelId": "/content/dam/formsanddocuments-fdm/employeeAccount",
"operationName": "getAccountDetails"
};
var inputs = {
"empid" : employeeID
};
var outputs = {
"name" : fullName,
"accountNumber" : account,
"balance" : balance
};
guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation(operationInfo, inputs, outputs);
コールバック関数での API の使用 using-the-api-callback
コールバック関数で guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API を使用してフォームデータモデルサービスを呼び出すこともできます。API 構文は以下のとおりです。
guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation(operationInfo, inputs, outputs, callbackFunction)
コールバック関数は、success
および failure
コールバック関数を持つことができます。
success コールバック関数と failure コールバック関数を持つサンプルスクリプト callback-function-success-failure
以下のサンプルスクリプトでは、guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation
API を使用して、employeeOrder
フォームデータモデルで構成された GETOrder
サービス操作を呼び出しています。
GETOrder
操作は、Order ID
フォームフィールドの値を orderId
引数の入力として受け取り、success
コールバック関数に注文数量の値を返します。success
コールバック関数が注文数を返さない場合、failure
コールバック関数は Error occured
メッセージを表示します。
success
コールバック関数を使用する場合、指定したフォームフィールドに出力値が入力されません。var operationInfo = {
"formDataModelId": "/content/dam/formsanddocuments-fdm/employeeOrder",
"operationTitle": "GETOrder",
"operationName": "GETOrder"
};
var inputs = {
"orderId" : Order ID
};
var outputs = {};
var success = function (wsdlOutput, textStatus, jqXHR) {
order_quantity.value = JSON.parse(wsdlOutput).quantity;
};
var failure = function(){
alert('Error occured');
};
guidelib.dataIntegrationUtils.executeOperation(operationInfo, inputs, outputs, success, failure);