コンテンツの HTTP/2 配信 http-delivery-of-content
アドビは、パフォーマンスの向上という全体的な利点をもたらすコンテンツの HTTP/2 配信に対応しました。
HTTP/2 とは what-is-http
HTTP/2 によりブラウザーとサーバーの通信が改善され、必要な処理能力を抑えながら情報をより高速に転送できます。
HTTP/2 とその利点については、次の web サイトで簡潔に説明されています。
コンテンツ配信を HTTP/2 に移行する主なメリット what-are-the-key-benefits-of-moving-to-http-for-content-delivery
パフォーマンスの向上は、大きく変化する可能性があります。web サイトのコード、Dynamic Media の使用方法、消費者のデバイス、画面、場所など、様々な要因があります。
アドビ独自のテストでは、以下の結果が出ています。
- 画像の場合、デバイスおよびブラウザーに応じて、応答時間が 7%~28%向上しました。最もパフォーマンスが向上したのは iOS デバイスでした。
- ビューアの場合、読み込み時間のパフォーマンスが 15%向上しました。
以下のデモは、HTTP/1 と HTTP/2 の読み込み時間を比較して示しています。
HTTP/2 に切り替えるには am-i-eligible-to-switch-over-to-http
HTTP/2 を使用するには、以下の要件を満たしている必要があります。
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リッチメディアリクエストにセキュア HTTPS を使用している。
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アドビ製品にバンドルされたコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を Dynamic Media ライセンスの一部として使用している。
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専用ドメイン(company-h.assetsadobe#.com 以外)を使用している。
既に専用ドメインがある場合、アドビのカスタマーサポート経由でオプトインできます。
専用ドメインがない場合、アドビは 2018年に HTTP/2 への移行を予定しています。
Dynamic Media アカウントに対して HTTP/2 を有効にする方法 what-is-the-process-for-enabling-http-for-my-dynamic-media-account
HTTP/2 への切り替えは、お客様からのリクエストが必要となり、自動的には行われません。
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HTTP/2 に切り替えるには、アドビのカスタマーサポートにリクエストしてください。詳しくは、サポートチケットを開くを参照してください。
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サポートリクエストには、以下の情報を記入してください。
- 主要連絡先の氏名、メールアドレス、電話番号。
- HTTP/2 への切り替えが必要なすべてのドメイン。
- リッチメディアリクエストについて、セキュリティで保護された HTTPS を使用していることを確認します。
- アドビ経由で CDN を利用し、直接の関係で管理していないことを確認します。
- 専用ドメインを使用していることを確認します。Dynamic Media を使用している場合は、専用ドメインを使用します。
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カスタマーサポートでは、リクエストの送信順に基づいて HTTP/2 の顧客待機リストに追加します。
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アドビでリクエストを処理する準備が整うと、移行についての調整や完了予定日の設定のため、カスタマーサポートから連絡が入ります。
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完了すると通知されるので、正常に HTTP2 へ移行されたことを確認できます。
ブラウザーにはこのことが表示されないので、拡張機能をダウンロードする必要があります。
Firefox および Chrome では、「HTTP/2 および SPDY インディケーター」という拡張機能があります。ブラウザーは HTTP/2 をセキュア接続でのみサポートするので、確認するには https の付いた URL を呼び出す必要があります。HTTP/2 がサポートされている場合、拡張機能に青色の稲妻記号および「X-Firefox-Spdy: h2」というヘッダーで示されます。
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HTTP/2 への切り替え見込み時期 when-can-i-expect-to-be-transitioned-over-to-http
リクエストは、カスタマーサポートが受信した順番に基づいて処理されます。
HTTP/2 への切り替えに伴うリスク what-are-the-risks-with-moving-to-http
HTTP/2 への切り替えには、新しい CDN 設定への移行が伴うので、CDN でキャッシュがクリアされます。
キャッシュされていないコンテンツは、キャッシュが再作成されるまでアドビの元のサーバーに直接アクセスして取得されます。このため、元のサーバーからリクエストをプルするときに許容できるパフォーマンスが維持されるように、アドビでは一度に少数の顧客の移行を処理するよう計画します。
URL または Web サイトが HTTP/2 でアクティベートされていることを確認する方法 how-can-you-verify-whether-a-url-or-website-is-activated-with-http
ブラウザーにはこのことが表示されないので、拡張機能をダウンロードする必要があります。
Firefox および Chrome では、「HTTP/2 および SPDY インディケーター」という拡張機能があります。ブラウザーは HTTP/2 をセキュア接続でのみサポートするので、確認するには https の付いた URL を呼び出す必要があります。HTTP/2 がサポートされている場合、拡張機能で青色の稲妻記号および X-Firefox-Spdy
: h2
というヘッダーで示されます。