検索ファセット search-facets
Adobe Experience Manager Assets の企業全体のデプロイメントには、多くのアセットを格納する処理能力があります。Experience Manager の汎用検索の機能だけでは、正しいアセットを見つけることが困難で時間がかかる場合があります。
フィルターパネルの検索ファセットを使用すると、より精度の高い検索が可能になり、検索機能がより効率的で柔軟になります。検索ファセットで複数のディメンション(述語)が追加されるので、ユーザーはより複雑な検索を実行できます。フィルターパネルには、いくつかの標準ファセットが含まれます。カスタム検索ファセットを追加することもできます。
つまり、検索ファセットを使用すると、事前に決定された単一の分類上の順序ではなく、複数の方法でアセットを検索できます。検索の焦点をさらに絞り込むために、必要な詳細レベルまで簡単にドリルダウンできます。
例えば、画像を検索する場合、ビットマップ画像とベクトル画像のどちらを検索するかを選択できます。画像の MIME タイプを指定して、検索範囲をさらに絞り込むことができます。同様に、ドキュメントを検索する場合は、PDF や MS Word などの形式を指定できます。
述語の追加 adding-a-predicate
フィルターパネルに表示される検索ファセットは、述語を使用した基盤となる検索フォームで定義されます。より多くのファセットや別のファセットを表示するには、述語をデフォルトフォームに追加するか、選択したファセットを含むカスタムフォームを使用します。
フルテキスト検索を行うには、フルテキスト の述語をフォームに追加します。プロパティの述語を使用すると、ユーザーが指定した 1 つのプロパティに一致するアセットが検索されます。オプションの述語を使用すると、特定のプロパティの 1 つ以上の値と一致するアセットが検索されます。日付範囲の述語を追加すると、指定した日付範囲内に作成されたアセットが検索されます。
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Experience Manager ロゴをクリックし、ツール/一般/検索フォーム の順に移動します。
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検索フォームページで「アセット管理者の検索レール」を選択し、「編集」「 」をクリックします。
note note NOTE 事前設定済みの Assets 管理者の検索レール(以前のバージョン)のフォルダー検索機能を使用するには、これらの手順を実行します。 - CRXDE の
/conf/global/settings/dam/search/facets/assets/jcr:content/items
に移動します。 type
ノードを削除します。- パス
/libs/settings/dam/search/facets/assets/jcr:content/items
から、ノード(asset
、directory
、typeor
、excludepaths
、searchtype
)を手順 1 で説明したパスにコピーします。 - 変更内容を保存します。
- CRXDE の
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検索フォームを編集ページで、「述語を選択」タブからメインウィンドウに述語をドラッグします。例えば、「プロパティの述語」をドラッグします。
図:述語を選択して移動し、検索フィルターをカスタマイズする。
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「設定」タブで、その述語のフィールドラベル、プレースホルダーテキストおよび説明を入力します。述語に関連付けるメタデータプロパティの有効な名前を指定します。「設定」タブのヘッダーラベルは、選択した述語のタイプを示しています。
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「プロパティ名」フィールドで、述語に関連付けるメタデータプロパティの有効な名前を指定します。実行される検索に基づく名前です。例えば、
jcr:content/metadata/dc:description
や./jcr:content/metadata/dc:description
を入力します。選択ダイアログから既存のノードを選択することもできます。
「プロパティ名」フィールドでのメタデータプロパティと述語の関連付け
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「プレビュー」をクリックして、 述語追加後のフィルターパネルの表示に関するプレビューを生成します。
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プレビューモードで述語のレイアウトを確認します。
変更送信前の検索フォームのプレビュー
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プレビューを閉じるには、プレビューの右上隅にある「閉じる」 をクリックします。
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「完了」をクリックして、設定を保存します。
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Assets ユーザーインターフェイスの検索パネルに移動します。プロパティの述語がパネルに追加されます。
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テキストボックスに、検索するアセットの説明を入力します。例えば、
Adobe
と入力します。検索を実行すると、説明文がAdobe
に一致するアセットが検索結果に表示されます。
オプションの述語の追加 adding-an-options-predicate
オプションの述語を使用すると、フィルターパネルに複数の検索オプションを追加できます。フィルターパネルでこれらのオプションを 1 つ以上選択して、アセットを検索できます。例えば、ファイルタイプに基づいてアセットを検索するには、検索フォームで「画像」、「マルチメディア」、「ドキュメント」、「アーカイブ」などのオプションを設定します。これらのオプションを設定後、フィルターパネルで「画像」オプションを選択すると、GIF、JPEG、PNG などのタイプのアセットに対して検索が実行されます。
オプションをそれぞれのプロパティにマップするには、オプション用のノード構造を作成し、「オプションの述語」の「プロパティ名」プロパティに親ノードのパスを指定します。親ノードのタイプは sling
:OrderedFolder
とする必要があります。オプションのタイプは nt:unstructured
とする必要があります。オプションノードには、jcr:title
プロパティと value
プロパティを設定する必要があります。
jcr:title
プロパティは、フィルターパネルに表示される、オプションのわかりやすい名前です。value
フィールドは、指定されたプロパティと照合するためにクエリで使用されます。
オプションを選択すると、検索がオプションノードの value
プロパティとその子ノード(存在する場合)に基づいて実行されます。オプションノード以下のツリー全体がトラバースされ、各子ノードの value
プロパティが OR 演算子によって結合されて、検索クエリが作成されます。
例えば、ファイルタイプとして「画像」を選択した場合、アセットの検索クエリは OR 演算子によって value
プロパティを結合することで作成されます。例として、画像の検索クエリは、プロパティ jcr:content/metadata/dc:format
に対して image/jpeg、image/gif、image/png、image/pjpeg、image/tiff として一致する結果を OR 演算で結合することにより作成されます。
CRXDE に見られるように、ファイルタイプの値プロパティは、検索クエリを動作させるために使用されます。
CRXDE リポジトリのオプションでノード構造を手動で作成する代わりに、対応するキーと値のペアを指定して JSON ファイルでオプションを定義することができます。JSON ファイルのパスを「プロパティ名」フィールドに指定します。例えば、キーと値のペア image/bmp
、image/gif
、image/jpeg
、image/png
を定義し、次の JSON ファイルのサンプルに示すように、それらの値を指定します。「プロパティ名」フィールドで、このファイルの CRXDE パスを指定できます。
{
"options" :
[
{"value" : "image/bmp","text" : "BMP"},
{"value" : "image/gif","text" : "GIF"},
{"value" : "image/jpeg","text" : "JPEG"},
{"value" : "image/png","text" : "PNG"}
]
}
既存のノードを使用する場合は、選択ダイアログを使用して指定します。
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Experience Manager ロゴをクリックし、ツール/一般/検索フォーム に移動します。
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検索フォーム ページで、「Assets 管理者の検索レール」を選択し、「編集」 をクリックします。
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検索フォームを編集 ページで、「述語を選択」タブからメインウィンドウに オプションの述語 をドラッグします。
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「設定」タブで、プロパティのラベルと名前を入力します。例えば、アセットの形式に基づいてアセットを検索するには、ラベルに対してわかりやすい名前(例:ファイルタイプ)を指定します。検索実行の基準となるプロパティを「プロパティ」フィールドに指定します(例:
jcr:content/metadata/dc:format.
)。 -
次のいずれかの操作を行います。
- 「プロパティ名」フィールドで、オプションのノードを定義する JSON ファイルのパスを指定し、対応するキーと値のペアを指定します。
- 「オプション」フィールドの横にある
+
記号をクリックして、「フィルター」パネルに入力するオプションの表示テキストと値を指定します。別のオプションを追加するには、+
記号をクリックして手順を繰り返します。
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ユーザーが一度に複数のファイルタイプのオプション(例:「画像」、「ドキュメント」、「マルチメディア」、「アーカイブ」)を選択可能にするには、「単一の選択」チェックボックスをオフにします。「単一の選択」をオンにすると、ユーザーは一度に 1 つのファイルタイプのオプション選択できます。
オプションの述語で使用可能なフィールド
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「説明」フィールドに説明を任意で入力し、「完了」をクリックします。
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検索パネルに移動します。オプションの述語が 検索 パネルに追加されています。ファイルタイプ のオプションがチェックボックスとして表示されます。
複数値プロパティの述語の追加 adding-a-multi-value-property-predicate
複数値プロパティの述語を使用すると、複数の値でアセットを検索できます。Assets に複数の製品の画像があり、各画像のメタデータには製品の SKU 番号が含まれているとします。この述語を利用すれば、複数の SKU 番号で製品の画像を検索できます。
- Experience Manager ロゴをクリックし、ツール/一般/検索フォーム に移動します。
- 検索フォームページで「Assets 管理者の検索レール」を選択し、「編集」 をクリックします。
- 検索フォームを編集ページで、「述語を選択」タブからメインウィンドウに 複数値プロパティの述語 をドラッグします。
- 「設定」タブで、述語のラベルとプレースホルダーテキストを入力します。「プロパティ」フィールドに検索するプロパティ名を指定します(例:
jcr:content/metadata/dc:value
)。選択ダイアログを使用してノードを選択することもできます。 - 「区切り文字サポート」が選択されていることを確認します。「入力区切り文字」フィールドで、それぞれの値を区切る文字を指定します。デフォルトでは、コンマが区切り文字に指定されています。別の区切り文字を指定できます。
- 「説明」フィールドに説明を任意で入力し、「完了」をクリックします。
- Assets ユーザーインターフェイスのフィルターパネルに移動します。複数値プロパティ の述語がパネルに追加されています。
- 複数値フィールドで複数の値を区切り文字で区切って指定し、検索を実行します。述語は、指定した値と完全に一致するテキストをフェッチします。
タグ用述語の追加 adding-a-tags-predicate
タグの述語を使用すると、タグに基づいてアセットを検索できます。デフォルトでは、Assets は指定されたタグに基づいて、1 つまたは複数のタグと一致するアセットを検索します。つまり、検索クエリは指定されたタグを使用して OR 演算を実行します。ただし、「すべてのタグに一致」オプションを使用すると、指定したすべてのタグを含むアセットを検索できます。
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Experience Manager ロゴをクリックし、ツール/一般/検索フォーム に移動します。
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検索フォームページで、「Assets 管理者の検索レール」を選択し、「編集」 を選択します。
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検索フォームを編集ページで、「述語を選択」タブからメインウィンドウにタグの述語をドラッグします。
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「設定」タブで、述語のプレースホルダーテキストを入力します。「プロパティ」フィールドに検索するプロパティ名を指定します(例:jcr:content/metadata/cq:tags)。または、選択ダイアログから CRXDE のノードを選択することもできます。
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この述語のルートタグのパスプロパティを設定して、タグリストに様々なタグを表示させます。
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すべての指定したタグを含むアセットを検索するには、「すべてのタグに一致オプションを表示」を選択します。
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「説明」フィールドに説明を任意で入力し、「完了」をクリックします。
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検索パネルに移動します。タグ の述語が検索パネルに追加されています。
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アセットの検索に使用するタグを指定するか、候補のリストから選択します。
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指定したすべてのタグに一致するアセットを検索するには、「すべてに一致」を選択します。
別の述語の追加 adding-other-predicates
プロパティの述語やオプションの述語の追加と同様の手順で、検索パネルにその他の次の述語を追加できます。
- ラベル
- プレースホルダー
- プロパティ名
- 説明
- Placeholder
- ルートパス
- 説明
- ラベル
- パス
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- 相対的な日付
- ラベル
- プロパティ名
- 説明
- ラベル
- プレースホルダー
- プロパティ名
- 範囲テキスト(開始)
- 範囲テキスト(終了)
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- パス
- 説明
- プロパティ名
- プロパティ値
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- オプションパス
- 説明
- ラベル
- プロパティ名
- 説明
- プロパティ名
- プロパティ値
- 説明
デフォルトの検索ファセットを復元 restoring-default-search-facets
デフォルトでは、鍵アイコン( )は 検索フォーム ページの「アセット管理者の検索レール」の前に表示されます。検索フォームページのオプションに対する鍵アイコンは、デフォルト設定がそのままになっており、カスタマイズされていないことを示します。フォームに検索ファセットを追加した場合、アイコン( )が表示されなくなります。これはデフォルトのフォームが変更されたことを示します。
デフォルトの検索ファセットを復元するには、次の手順を実行します。
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検索フォーム ページで「アセット管理者の検索レール」を選択します。
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ツールバーの「削除」 をクリックします。
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確認ダイアログで、「削除」をクリックして、カスタムの変更を削除します。
検索ファセットへのカスタムの変更を削除すると、検索フォーム ページの「アセット管理者の検索レール」の前に鍵アイコン( )が再び表示されるようになります。
ユーザーの権限 user-permissions
管理者のロールが割り当てられていない場合に、検索ファセットに関連する編集、削除およびプレビューアクションを実行するために必要な権限を次に示します。
/apps
ノードに対する読み取りおよび書き込み権限/apps
ノードに対する読み取り、書き込みおよび削除権限/var/dam/content
ノードに対する読み取り、書き込みおよび削除権限。また、/apps
ノードの読み取りおよび書き込み権限。