XML スキーマを使ったアダプティブフォームの作成 creating-adaptive-forms-using-xml-schema
前提条件 prerequisites
XML スキーマをフォームモデルとして使用してアダプティブフォームを作成する場合は、XML スキーマに関する基本的な知識が必要です。 また、この記事を読む前に以下のコンテンツを読んでおくことをお勧めします。
フォームモデルとして XML スキーマを使用 using-an-xml-schema-as-form-model
AEM Formsでは、既存の XML スキーマをフォームモデルとして使用したアダプティブフォームの作成がサポートされています。 この XML スキーマは、組織のバックエンドシステムによってデータが生成または使用される構造を表します。
XML スキーマの使用の主な特長は、以下のとおりです。
- XSD の構造は、アダプティブフォームのオーサリングモードの「コンテンツファインダー」タブでツリーとして表示されます。 XSD 階層からアダプティブフォームに要素をドラッグして追加することができます。
- 関連するスキーマに準拠した XML を使用して、フォームに事前入力できます。
- ユーザーが入力したデータは、送信時に、関連するスキーマに合致する XML として送信されます。
XML スキーマは、単純な要素と複雑な要素のタイプで構成されます。 要素には、その要素にルールを追加する属性が含まれています。これらの要素と属性がアダプティブフォームにドラッグされると、対応するアダプティブフォームコンポーネントに自動的にマッピングされます。
この XML 要素とアダプティブフォームコンポーネントのマッピングは、次のようになります。
XML スキーマのサンプル sample-xml-schema
XML スキーマの例を次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<xs:schema targetNamespace="https://adobe.com/sample.xsd"
xmlns="https://adobe.com/sample.xsd"
xmlns:xs="https://www.w3.org/2001/XMLSchema"
>
<xs:element name="sample" type="SampleType"/>
<xs:complexType name="SampleType">
<xs:sequence>
<xs:element name="leaderName" type="xs:string" default="Enter Name"/>
<xs:element name="assignmentStartBirth" type="xs:date"/>
<xs:element name="gender" type="GenderEnum"/>
<xs:element name="noOfProjectsAssigned" type="IntType"/>
<xs:element name="assignmentDetails" type="AssignmentDetails"
minOccurs="0" maxOccurs="10"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="AssignmentDetails">
<xs:attribute name="name" type="xs:string" use="required"/>
<xs:attribute name="durationOfAssignment" type="xs:unsignedInt" use="required"/>
<xs:attribute name="numberOfMentees" type="xs:unsignedInt" use="required"/>
<xs:attribute name="descriptionOfAssignment" type="xs:string" use="required"/>
<xs:attribute name="financeRelatedProject" type="xs:boolean"/>
</xs:complexType>
<xs:simpleType name="IntType">
<xs:restriction base="xs:int">
</xs:restriction>
</xs:simpleType>
<xs:simpleType name="GenderEnum">
<xs:restriction base="xs:string">
<xs:enumeration value="Female"/>
<xs:enumeration value="Male"/>
</xs:restriction>
</xs:simpleType>
</xs:schema>
XML スキーマを使用したフィールドへの特別なプロパティの追加 adding-special-properties-to-fields-using-xml-schema
次の属性を XML スキーマ要素に追加して、関連するアダプティブフォームのフィールドに特別なプロパティを追加できます。
- 要素名の最初の文字を大文字にする
- キャメルケースの境界に空白を挿入します。
userFirstName
スキーマ要素を追加した場合、アダプティブフォームで生成されるキャプションは User First Name
となります。アダプティブフォームコンポーネントで許容される値の制限 limit-acceptable-values-for-an-adaptive-form-component
XML スキーマの要素に以下の制限を追加して、アダプティブフォームコンポーネントで許容される値を制限できます。
よくある質問 frequently-asked-questions
ツリーのどの要素がどの XML 要素に関連付けられているかを知るには、どうすればよいですか?
コンテンツファインダーで要素をダブルクリックすると、ポップアップにフィールド名と、 bindRef
. このプロパティはツリー要素をスキーマ内の要素または属性にマッピングします。
bindRef フィールドは、ツリー要素とスキーマ内の要素または属性の間の関連付けを示します。
bindRef
値に @
記号が含まれているので、要素と区別できます。例えば、/config/projectDetails/@duration
。繰り返し可能なサブフォーム(minOccurs 値または maxOccurs 値が 1 より大きい)では、サブフォーム(任意の複合型から生成された構造)の個々の要素をドラッグできないのはなぜですか?
繰り返し可能なサブフォームでは、完全なサブフォームを使用する必要があります。選択した一部のフィールドのみを使用する場合は、構造全体を使用し、不要部分を削除します。
コンテンツファインダーに長く複雑な構造があります。特定の要素を見つけるにはどうすればよいですか?
以下の 2 つのオプションがあります。
- ツリー構造をスクロールする
- 検索ボックスを使用して、要素を検索する
bindRef とは
bindRef
は、アダプティブフォームコンポーネントとスキーマ要素または属性との接続です。これは、このコンポーネントまたはフィールドから取得された値が出力 XML で使用できる、XPath
を指定しています。bindRef
は、事前入力された XML からフィールドの値を事前に入力する際にも使用されます。