AEM Dynamic Media のスピンセットが処理中ステータスでスタックする
Adobe Experience Manager(AEM)as a Cloud Serviceでは、Dynamic Media スピンセットが 処理中 状態のままになり、後処理ワークフローが自動的にトリガーされない場合があります。 つまり、手動で公開する必要があるので、大規模なアセットボリュームには対応できません。 これを修正するには、 即時公開 モードに切り替えるか、スピンセットを具体的にターゲットにするワークフローランチャーを設定します。
説明 description
環境
Adobe Experience Manager as a Cloud Service(AEMaaCS) - Assets
問題/症状
アセット取り込みでバッチセット機能または node.js バイナリアップロードライブラリを使用すると、次の問題が発生します。
- スピンセットは、無期限に 処理中 状態のままになります。
- 後処理ワークフローは、自動的にはトリガーされません。
- 手動で公開するとステータスはクリアされますが、拡張性はありません。
- ワークフローランチャーの設定が誤っている場合、競合やループが発生する。
解決策 resolution
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Dynamic Media 設定に移動し、公開モードを アクティベーション時 から 即時公開 に変更します。 これにより、後処理のワークフローを必要とせずに、処理後すぐにアセットが公開されます。
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スピンセットアセットをターゲットとするワークフローランチャーを作成します。 次の設定でワークフローランチャーを設定します。
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イベントタイプ:作成されたリソースまたは変更されたリソース(あるいはその両方)
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ノードタイプ:
dam:Asset -
条件 :
code language-none jcr:content/dam:s7damType == SpinSet jcr:content/dam:lastS7SyncStatus == success jcr:content/metadata/dam:scene7ID != ""- 除外リスト :
code language-none (.*)dam:scene7((?!ID).*), (.*)jcr:content/related(/((?!/sling:members/sling:resources).)*), (.*)cq:lastReplicat(.*), (.*)cq:isDelivered, (.*)jcr:created(.*), (.*)jcr:lastModified(.*)このランチャーを、公開用のツリーのアクティベーションステップを含むワークフローモデルにリンクします。
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自動化がまだ行われていない場合は、作成後にスピンセットを手動で公開して、処理中 ステータスをクリアします。
注意 : AEMでは、スピンセットなどのアセットセットに対して、デザイン上、後処理ワークフローを自動的に実行しません。 手動で公開しない限り、ブラウザーは 処理中 状態のままになります。 これを自動化するには、スピンセットが作成または変更されたときに、スピンセットを具体的にターゲットにするワークフローランチャーを設定する必要があります。 必要に応じてイベントのみを設定し、同じトリガーに対して複数回実行されないように、慎重に設定してください。