Cloud Infrastructure 上のAdobe Commerceでの Fastly バックエンドチェック
Fastly テスターツールを使用したバックエンドチェックでは、キャッシュ可能性とサロゲートキーに関するエラーが表示される場合があります。 この記事では、クラウドインフラストラクチャー上のAdobe Commerceでこのようなエラーを解決する手順の概要を説明します。
説明
環境
クラウドインフラストラクチャー上のAdobe Commerce v2.4.7
問題
Fastly テスターツール を使用すると、キャッシュ可能性とサロゲートキーに関連するバックエンドチェックでエラーが発生します。 次の情報が表示されます。
- キャッシュ可能 オプションと サロゲートキー オプションは、Fastly テスターでは赤で表示されます。
fastly.net
でホストされているツールのテスト結果と直接の cURL コマンド出力のテスト結果には不一致があります。
解決策
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キャッシュ設定を検証して、バックエンドが
cache-control: max-age=0
、must-revalidate
、no-cache
、no-store
などのヘッダーで応答しないようにします。 これらの設定により、応答をプライベートまたはキャッシュ不可としてマークすることでキャッシュが防がれるからです。 -
最新の Varnish Configuration Language (VCL)スニペットがモジュール設定に正しくアップロードされていることを確認します。
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ステージングや実稼働などのあらゆる環境で最新バージョンの Fastly Magento 2 モジュールを使用していることを確認します。
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Fastly テスターツールのみを利用するのではなく、直接 cURL コマンドを使用してキャッシュの動作を確認します。 このコマンドは、サーバー応答ヘッダーからサロゲートキーとキャッシュのステータスに関する正確な情報を提供します。
curl -D - -o /dev/null <your-url> -H 'Fastly-Debug:1' -s
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問題が解決しない場合は、 テクニカルサポートに問い合わせて、特定の設定やテスト中の予期しない動作に関するさらなる支援や説明を求めてください。