Dynamics Media を使用したブラウザーキャッシュにおける即時の画像有効期限の理解と解決

Web サイト上の画像が使用可能であるにもかかわらず、表示されなくなったり読み込まれなかったりする場合について説明します。この記事では、その理由と、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)と TTL (有効期間)の設定がどのように役割を果たすかを説明します。

説明 description

環境

Adobe Experience Manager

問題/症状

Dynamics Media を使用している場合に、ブラウザー内の画像が直ちに期限切れになる。

Dynamics Media を通じて提供される画像はブラウザーで直ちに期限切れになり、公開元サーバーへの過剰な If-Modified-Since (IMS)リクエストと、有効なキャッシュがないことによるパフォーマンスの問題が発生します。

解決策 resolution

画像が事前に期限切れになるのを防ぐには、CDN キャッシュと TTL 設定を最適化することが重要です。

  1. を実装する < キャッシュ:header-update.allow> 日付:< /cache:header-update.allow> 304 応答を受信したときに、キャッシュされた応答のキャッシュディレクティブヘッダーを更新するように CDN に促すメタタグ。

  2. の使用 < キャッシュ:header-update.max-frequency> cdn キャッシュ内のヘッダー更新の頻度を規制するメタデータタグにより、キャッシュの過度の上書きを防ぎます。

  3. 「Expires」ヘッダーは、即時の有効期限を防ぎ、ブラウザーキャッシュの使用を最適化するために、将来の日付で設定されるようにしてください。

  4. CDN とブラウザーのキャッシュ動作を監視して、画像が正確なヘッダーで配信されることを確認し、オリジンサーバーへの不要なトラフィックを効果的に最小限に抑えます。

これらの設定を調整し、有効期限ヘッダーと TTL 設定を確実に一致させることで、オリジンサーバーへの不要な IMS リクエストを最小限に抑え、ブラウザーキャッシュ内の画像の可用性を延長することができます。

原因

Dynamics Media では、特定の画像の有効期限を設定できます。 画像の TTL が過ぎると、IMS リクエストがオリジンに対してトリガーされます。 オリジンサーバーがこれに対して 304 レスポンス(未変更)を送信すると、画像は「Expires」ヘッダーと共に更新されます(変更されている場合)。

以前は、CDN の静的 TTL は 10 時間で、「Expires」ヘッダーは CDN のキャッシュには影響しませんでした。 ただし、この動作は変更されており、CDN TTL または「Expires」ヘッダーで画像の有効期限が切れると、ヘッダーと共に画像が再び更新されます。 つまり、「Expires」ヘッダー時間が設定済みの TTL より短い場合、CDN の TTL を上書きするようになりました。

この CDN 設定の変更の影響は、有効期限が短いコンテンツについて、オリジンサーバーに対して行われる IMS リクエストが頻繁に行われるようになったことです。

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